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NEW – Amazon EFS Elastic Throughput の発表

2022/11/27、Amazon EFS Elastic Throughput が利用可能になったことをお知らせします。これは Amazon EFS の新しいスループットモードで、アプリケーションに必要なだけのスループットを従量制料金で提供するように設計されています。この新しいスループットモードでは、プロビジョニングやキャパシティ管理を必要としない共有ファイルストレージを提供することで、AWS でのワークロードとアプリケーションの実行をさらに簡素化できます。

Elastic Throughput は、予測が困難なパフォーマンス要件を伴い、かつ、急激に増減する予測不可能なワークロードに最適です。Amazon EFS ファイルシステムで Elastic Throughput を有効にすると、アプリケーションのためのパフォーマンスを確保するために、ファイルシステムのパフォーマンスを積極的に管理したり、アイドル状態のリソースに多額の支払いをしたりすることについて考える必要がなくなります。Elastic Throughput を有効にすると、スループットキャパシティを指定またはプロビジョニングしなくても、Amazon EFS はアプリケーションが必要とするスループットパフォーマンスを自動的に提供し、ビルダーであるお客様は読み書きされたデータ量の料金のみを支払います。

Amazon EFS は、サーバーレスで完全に伸縮自在なファイルストレージを提供するように構築されているため、ストレージキャパシティやパフォーマンスのプロビジョニングや管理について考える必要なく、クラウドベースのアプリケーションのファイルデータを共有できます。Elastic Throughput により、Amazon EFS はそのシンプルさと伸縮性をパフォーマンスにまで拡張し、Amazon EFS でさらに幅広いファイルワークロードを実行できるようになりました。Amazon EFS は、分析とデータサイエンス、機械学習、CI/CD ツール、コンテンツ管理とウェブ配信、SaaS アプリケーションなど、幅広いユースケースをサポートするのに適しています。

クイックレビュー
ご存知かもしれませんが、Amazon EFS は既に Bursting Throughput モードを備えています。これはデフォルトで使用可能で、1 日に最大 12 時間、より高いレベルへのバーストをサポートします。アプリケーションのスループットが Bursting モードで制限されている場合 (例えば、許容スループットの 80% 超を使用している、またはバーストクレジットを使い果たしている)、Provisioned モード (2018 年に発表) または新しい Elastic Throughput モードの使用をご検討ください。

この Elastic Throughput モードの発表により、Amazon EFS は、既存の Provisioned Throughput モードに加えて、より高いレベルのスループットパフォーマンスを必要とするワークロード向けに 2 つのオプションを提供するようになりました。ワークロードのパフォーマンス要件が判明しており、かつ、アプリケーションのピークスループットキャパシティのうち、ワークロードが消費する割合 (平均 5% 超) が大きいことが想定される場合は、Provisioned Throughput をご使用ください。アプリケーションのスループットが不明な場合や、アプリケーションのスループットが急激に増減する場合は、Elastic Throughput をご使用ください。

Elastic Throughput モード (または任意の Throughput モード) にアクセスするには、[Customize] (カスタマイズ) を選択します (代わりに [Create] (作成) を選択すると、デフォルトの Bursting モードでファイルシステムが作成されます)

 

ファイルシステムを作成する

ファイルシステムを作成する

 

新着 - Elastic Throughput

新着 – Elastic Throughput

Amazon EFS コンソールを使用して、または Amazon EFS CLI、Amazon EFS API、もしくは AWS CloudFormation を使用してプログラムで、新規および既存の汎用ファイルシステムのために Elastic Throughput を有効にすることもできます。

機能している Elastic Throughput
Elastic Throughput モードを有効にすると、Amazon CloudWatch を使用してコストとスループットの使用状況をモニタリングしたり、AWS Budgets を使用して予定外のスループット料金についてのアラートを設定したりできるようになります。

私は以前に Amazon EFS コンソールを使用してテストファイルシステムである elasticblog を作成しましたが、今は Elastic Throughput が実際に機能しているのを目にするのが待ちきれません。

 

ファイルシステム (elasticblog)

ファイルシステム (elasticblog)

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon C2) インスタンスをプロビジョニングし、ファイルシステムにマウントしました。この EC2 インスタンスには、ファイルシステムに追加するデータがあります。

また、スループットの使用状況をモニタリングし、アラームのしきい値 (ReadIOBytes、WriteIOBytes、TotalIOBytes、MetadataIOBytes) を設定する CloudWatch アラームも作成しました。

 

スループットの使用状況についての CloudWatch

スループットの使用状況についての CloudWatch

私のテストファイルシステムである elasticblog の CloudWatch ダッシュボードは次のようになっています。

 

CloudWatch ダッシュボード - ファイルシステムの TotalIOBytes

CloudWatch ダッシュボード – ファイルシステムの TotalIOBytes

Elastic Throughput を使用すると、すべてのリージョンでファイルシステムあたりのスループットを、読み取りオペレーションで最大 3 GiB/秒、書き込みオペレーションで最大 1 GiB/秒まで上げることができます。

今すぐご利用いただけます
Amazon EFS Elastic Throughput は、AWS 中国リージョンを除く EFS をサポートするすべてのリージョンでご利用いただけます。

詳細については、「Amazon EFS ユーザーガイド」を参照してください。AWS re:Post for Amazon Elastic File System 宛てに、または通常の AWS サポートの連絡先を通じて、フィードバックをぜひお寄せください。

Veliswa x

原文はこちらです。