プレビュー開始 – より優れたスループットを提供する、さらに大規模で高速な io2 Block Express EBS ボリューム

Amazon Elastic Block Store (EBS) ボリュームは、2008 年の発売以来、EC2 の必要不可欠なコンポーネントです。現在、特定のユースケースに対応し、指定されたパフォーマンスが得られるように設計された 6 種類の HDD ボリュームおよび SSD ボリュームから選択できます。

今年初めに、以前の io1 ボリュームよりも 100 倍高い耐久性と 10 倍の IOPS/GiB を備えた io2 ボリュームを発売しました。io2 ボリュームは、ハイパフォーマンスでビジネスクリティカルなワークロードなど、I/O 負荷が高くレイテンシーの影響を受けやすいアプリケーションに最適です。

さらに進化
本日から、さらに優れたパフォーマンスを提供する io2 Block Express ボリュームのプレビューを開始します!

このボリュームは、AWS Nitro System の一部として実装された高度な通信プロトコルを活用した新しい EBS Block Express アーキテクチャに基づいて構築され、最大 256 K IOPS と 4000 MBps のスループット、最大 64 TiB のボリュームサイズを実現します。すべてミリ秒未満で、低分散 I/O レイテンシーです。スループットは、プロビジョンド IOPS ごとに 0.256 MB/秒、ボリュームあたり最大 4,000 MBps まで比例的にスケールされます。ストレージの GiB あたり 1,000 IOPS をプロビジョニングできます。これは以前と比べて 2 倍の量です。ボリュームサイズを増やし、スループットを向上させると、複数の EBS ボリュームにまたがってストライプする必要がなくなるため、複雑さと管理オーバーヘッドを軽減できます。

Block Express は、パフォーマンスとスケールを向上するように設計されたモジュール式ストレージシステムです。スケーラブルで信頼性の高いデータグラム (A Cloud-Optimized Transport Protocol for Elastic and Scalable HPC を参照) は、カスタム構築の専用ハードウェアを使用して実装されているため、Block Express ボリュームと Nitro-Power ベースの EC2 インスタンス間の通信を迅速かつ効率的に行うことができます。これは実際のところ、AWS でハイエンド HPC および機械学習ワークロードをサポートするために Elastic Fabric Adapter (EFA) で使用されているものと同じテクノロジーです。

要約すると、これらのボリュームを使用することで、SAP HANA、Microsoft SQL Server、Oracle、Apache Cassandra のワークロードや、かつて高価で柔軟性に欠けるストレージエリアネットワーク (SAN、Storage Area Network) の使用が義務づけられていた航空会社の予約システムや銀行取引などのミッションクリティカルなトランザクション処理を行うアプリケーションで驚異的なパフォーマンスを実現できるのです。

プレビューをお試しください
プレビューは現在、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (東京)、および欧州 (フランクフルト) リージョンでご利用いただけます。プレビューでは、R5b インスタンスの使用だけでなく、他の Nitro ベースのインスタンスもサポートされています。

アカウント単位、リージョン単位でプレビューをオプトインし、新しい io2 Block Express ボリュームを作成し、それらを R5b インスタンスにアタッチすることができます。そのアカウント/リージョンで新しく作成されたすべての io2 ボリュームで Block Express を使用すると、上記のように動作します。

これはまだ開発途中です。現在、いくつかの機能 (マルチアタッチ、Elastic Volumes、スナップショットの高速復元) のサポートを追加し、新しい I/O フェンシング機能を構築しているところです。これらが構築されれば、同じボリュームを複数のインスタンスにアタッチできるため、安定したアクセスを実現し、共有データを保護できます。

このボリュームは暗号化をサポートしますが、暗号化されていない AMI やスナップショット、暗号化された AMI、または別の AWS アカウントから共有されたスナップショットから、暗号化されたボリュームを作成することはできません。これらの点はすべてプレビュー中に対応したいと考えています。詳細については、io2 のページにアクセスし、io2 のドキュメントをお読みください。

開始するには、io2 Block Express プレビューを今すぐオプトインしてください!

— Jeff;