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SAP on AWS最新情報 – お客様ケーススタディ、スケールアップ、スケールアウトほか

SAP SAPPHIRE NOW 2019が今週フロリダで開催されます!私のAWSの同僚もたくさん現地にいるでしょう。そして、彼らは皆さんと喜んで会話したいと思っています。今日は、SAPが推進するOLTPとOLAPのエンタープライズワークロードを稼働するのにAWSが最適な環境であることを確かめるために、私たちが実施してきた取り組みについて、いくつかのお客様のサクセスストーリーを共有し、簡潔な最新情報をお知らせします。

お客様の最新情報

いくつかの最近のお客様のサクセスストーリーを簡単にまとめてみましょう。これは、AWS上でSAPを本稼働環境で使用している多くのお客様のうちのほんの一部にすぎません。

フィアット・クライスラー・オートモービルズ – 複数の選択肢とベンダーを検討した結果、Capgeminiをパートナーとして、FIATはAWS上にSAPを導入することを決定しました。

エンジー – AWS上でSAP S/4HANAを稼働させることで、この国際的なエネルギープロバイダーがどのように財務プロセスを変革、そして合理化し、新規ユーザーの立ち上げ時間を3日から1日に劇的に短縮したかを学ぶために、ケーススタディを読んでください。


AIG – AIGがどのように13ヶ月で13のSAPランドスケープをオンプレミス環境からAWS上のSAP HANAに移行し、同時にインフラストラクチャコストを800万ドル削減したかを学ぶために、ビデオをご覧ください。

住友化学 – 住友化学がどのようにAWS上でSAP ERPの大規模バッチジョブを実行し、ジョブの処理時間を40%削減したかを学ぶために、ケーススタディを読んでください。

あなたの読書の楽しみとして、さらに追加のSAP on AWSのケーススタディがあります!

AWSのお客様は、昨年提供開始した6, 9, 12TBメモリ搭載のEC2 High Memoryインスタンスを大いに活用しています。 お客様は、多くの異なるAWS上のSAPソリューションを構築したり、SAP Rapid Migration Test Programを活用したり、SAPコンピテンシーパートナーネットワークのメンバーたちと協力したりしています。

新着情報

私たちのお客様は、スケールアップ (大きいインスタンス)、またはスケールアウト (沢山のインスタンス)モデルの両方を使用して、ますます大規模なSAPインストールを実装しています。SAPと協力して、さらに2つのスケールアウトオプションの認定を取得しました。

48TBのスケールアウト (SAP S/4HANA) – 昨年12TBメモリを搭載したEC2 High Memoryインスタンスをローンチしたとき、それらはスケールアップ構成でOLTPとOLAPのSAP HANAワークロードを稼働することがSAPによって認定されていました。現在、これらのインスタンスは、OLTPワークロードに対する追加構成の選択肢をサポートするようになっています。お客様は、すべてのSAP要件を満たしながら、スケールアウト構成でOLTPのSAP S/4HANAソリューションを稼働するために、この12TBのHigh Memoryインスタンスを最大4つ利用できます。

これは、クラウドインスタンスにおける世界初のSAP認定済みSAP S/4HANAスケールアウト構成です。SAP S/4HANAをスケールアウトで稼働するには、最低8つのCPUと6TBのメモリを搭載したベアメタルプラットフォームを使用することをSAPは推奨しています (SAP OSS Note 2408419)。12TBメモリを搭載したEC2 High Memoryインスタンスは、クラウドの利点とベアメタルプラットフォームのパフォーマンス特性を兼ね備えたEC2ベアメタルインスタンスなので、クラウド上でSAP認定済みSAP S/4HANAスケールアウト構成をサポートできます。詳細については、AWS上での非常に大規模なSAP S/4HANA展開のサポートを発表を読んで、認定を確認してください。

100TBのスケールアウト (SAP BW/4HANA、SAP BW on HANA、データマート) – お客様は、すべてのSAP要件を満たしながら、最大25台のx1e.32xlargeのEC2インスタンス (TDI Phase 5の適用)を使用して、100TBに拡張できるOLAPソリューションを構成できるようになりました。わずか244GBのメモリから始めて、100TBまでスケールアウトできます。詳細については、認定を確認してください。

この48TBのOLTPソリューションと100TBのOLAPソリューションは、あらゆるクラウドプロバイダから利用可能なうち、世界最大のSAP認定ソリューションです。

私たちは、お客様が数分で開始するのを助けるために真新しいSAP S/4HANA用のクイックスタートも用意しています。これは、2つのアベイラビリティーゾーンにまたがるVirtual Private Cloud (VPC)を設定し、それぞれパブリックサブネットとプライベートサブネット、および一対のEC2インスタンスが含まれます。一つ目のインスタンスがSAP S/4HANAのプライマリコピーを務め、もう一つのインスタンスがセカンダリを務めます。詳細については、クイックスタートをお読みください。

今後の予定

ここまでよろしいでしょうか。大丈夫だと信じています。そして、私は最後に最大のニュースを残しています!

私たちは、2019年秋ごろに18TBと24TBメモリを利用できるよう、EC2 High Memoryインスタンスのラインナップの拡充に取り組んでいます。このインスタンスは、第2世代のIntel® Xeon® スケーラブルプロセッサを搭載し、ベアメタルの形態で利用できる予定です。既存のEC2 High Memoryインスタンスと同様に、クラウドベースのビジネスアプリケーションを配置する同じVPC内で実行することができ、Elastic Block Storeや拡張ネットワーキングのような重要なEC2の機能も利用できます。AWS Command Line Interface (CLI)AWS SDKを使って、これらのEC2インスタンスを起動、管理、リサイズすることができます。

現在開発中の18TBおよび24TBインスタンスで実行されているSAP HANA Studioのスクリーンショットは次のとおりです。

そして、次がこのインスタンスでtopを実行した出力です。

AWS上でのスケールアップとスケールアウトのすべてのSAP HANAの選択肢に関する便利なリファレンスは次のとおりです。

もっと詳細を知りたい場合、この新しいインスタンスを早期に利用したい場合、ためらわないでぜひお問い合わせください。

— Jeff;

翻訳はPartner SA 河原が担当しました。原文はこちらです。