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AWS Elemental MediaConnectが映像伝送プロトコルSRTをサポートしました
AWS Elemental MediaConnectは、Zixi、Reliable Internet Stream Transport (RIST)、Real-time Transport Protocol (RTP) などのプロトコルと前方誤り訂正 (FEC) を使用して、信頼性が高くセキュアなライブ映像伝送サービスをを提供してきました。 今回このサポートするプロトコルとしてにSRTを追加しました。
Secure Reliable Transportの略であるSRTは、信頼性が高く、遅延の少ない映像伝送プロトコルです。 SRTのオープンソース実装はHaivisionのテクノロジーに基づいており、パケット損失のあるネットワーク環境で、ビデオやその他メディアストリームを確実に配信するために、2つのエンドポイントを接続するように設計されています。 SRTアライアンスが推進するSRTオープンソースプロジェクトは、オープンソースSRTを継続的に改善することにより、高品質のインターネット映像伝送の実現に努めている業界リーダーと開発者の共同コミュニティです。 AWS Elementalは、MediaConnectでネイティブにSRTをサポートし、SRT オープンソース映像伝送プロトコルの採用を推進するSRT Allianceに参加することになりました。
AWSでは実装する機能の多くはお客様の要望より生まれており、MediaConnectでのSRTのサポートもまさにお客様から求められているものでした。MediaConnectでのSRTプロトコルの入出力のサポートにより、AWSクラウドでスケーラブルで信頼性が高くセキュアなライブビデオワークフローを構築するためのオプションをお客様に提供できるようになりました。
MediaConnectは伝送プロトコルを変換します。これにより、お客様はさまざまなテクノロジーとプラットフォームを結ぶ、またAWSクラウドの内外にまたがる、信頼性の高いライブ映像伝送アプリケーションを提供する柔軟なエコシステムを構築できます。例えば、SRTプロトコルを入力として使用し、MediaConnectにライブ映像信号を送信し、次にRISTおよびZixiプロトコルを使用して映像信号を出力するというワークフローが実現できます。
さらに、オンプレミス型のアプライアンスおよびソフトウェアのライブビデオエンコーダーであるAWS Elemental Liveでも、最新のソフトウェアリリースでSRTプロトコルを利用できるようになりました。Elemental Liveはパケットロスに対する保護機能を備えた、セキュアで信頼性の高い低遅延のビデオソースを入力としてSRTを使用したストリームを受信できるようになりました。
SRTはセキュリティを必要とするアプリケーションにも活用できます。ビデオは128ビットまたは256ビットのAES暗号を使用してエンドトゥーエンドで保護されており、コンテンツの投稿から配信までを確実に保護することができます。
Haivision社のCMO兼EVP of Strategic PartnershipsであるPeter Maag氏は「Haivision社は、クラウドメディアエコシステムを提供するAWSがSRTのサポーターとして参加することを大変うれしく思います。450社以上のSRTアライアンスに加盟しているソリューションプロバイダーや、SRTを利用しているたくさんの放送局やストリーミング企業は、SRTをネイティブにサポートするAWSのクラウドソリューションを利用できるようになりました。」と述べています。
MediaConnectは信頼性、安全性、柔軟性に優れたライブ映像伝送サービスで、放送局やコンテンツオーナーがライブビデオのワークフローを構築し、パートナーや顧客とライブコンテンツをセキュアに共有することを可能にします。MediaConnectは24時間365日のテレビチャンネルの運営やライブイベントのストリーミングを行うお客様が、衛星やファイバー接続サービスに比べてわずかな時間とコストで、高ビットレートのライブビデオストリームをAWSクラウドへ、またはAWSクラウドを介して、そしてAWSクラウドから転送できるようにします。MediaConnectはスタンドアロンのサービスとしても、AWS Media Servicesを含む他のAWSサービスを含む大規模なビデオワークフローの中でもご利用いただけます。
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AWSのメディアチームの問い合わせ先: awsmedia@amazon.co.jp
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翻訳は BD山口が担当しました。原文はこちらをご覧ください。