Amazon Web Services ブログ

AWS Weekly Roundup – Application Load Balancer IPv6、Amazon S3 の料金の更新、Amazon EC2 Flex インスタンスなど (2024 年 5 月 20 日)

AWS Summit シーズンは世界中で盛り上がりを見せています。先週はベンガルールベルリンソウルでイベントが開催され、ブログを執筆している私の同僚の Channy が基調講演の 1 つを行いました。

AWS Summit Seoul 基調講演

5月13日週のリリース
私が注目したいくつかのリリースをご紹介します。

Amazon S3 で複数の HTTP エラーコードについての料金が請求されなくなります – 自分が開始していない Amazon S3 API リクエストについて料金が請求され、その結果 AccessDenied エラーが発生した旨の報告をお客様から受けましたAmazon Simple Storage Service (Amazon S3) サービスチームは、そのような API リクエストについて課金しないようにサービスを更新しました。当然ながら、料金については正確にご理解いただく必要があります。そのため、「最新情報」の記事で詳細をお読みください

Amazon EC2 C7i-flex インスタンスのご紹介 – これらのインスタンスは、C6i インスタンスと比較して、最大 19% 優れた料金パフォーマンスを実現します。C7i-flex インスタンスを使用することで、コンピューティングを多用するワークロードの大部分について、極めて簡単に料金パフォーマンスの恩恵を受けることができます。新しいインスタンスは、AWS でのみ入手可能な第 4 世代のインテル Xeon スケーラブルカスタムプロセッサ (Sapphire Rapids) を搭載しており、C7i と比較して 5% 低い料金を提供します。

Application Load Balancer がインターネットクライアント向けに IPv6 のみのサポートを開始 – お客様は Application Load Balancer を使用することで、IPv6 のみを使用して接続できるクライアントのために、IPv4 なしでロードバランサーをプロビジョニングできるようになりました。接続するために、クライアントは Application Load Balancer に割り当てられている AAAA DNS レコードを解決できます。Application Load Balancer は、ロードバランサーとターゲット間の通信のために依然としてデュアルスタックです。この新しい機能を使用すると、IPv4 を必要としないクライアントについての IPv4 の料金を回避しながら、アプリケーションのターゲットのために IPv4 と IPv6 の両方を柔軟に使用できるようになります。

Amazon VPC Lattice が TLS パススルーのサポートを開始Amazon VPC Lattice の TLS パススルーの一般提供の開始を発表しました。これにより、お客様は既存の TLS または mTLS の実装を使用して、エンドツーエンドの認証と暗号化を有効にすることができます。このリリース以前は、VPC Lattice は HTTP および HTTPS リスナープロトコルのみをサポートしていました。これにより、TLS が終了し、HTTP ヘッダーの情報に基づいてリクエストレベルのルーティングと負荷分散が実行されます。

Amazon DocumentDB と Amazon OpenSearch Service のゼロ ETL 統合 – この新しい統合により、OpenSearch API を使用して Amazon DocumentDB (MongoDB 互換) ドキュメントで、あいまい検索、コレクション間検索、多言語検索などの高度な検索機能が提供されます。AWS マネジメントコンソールで数回クリックするだけで、Amazon DocumentDB から Amazon OpenSearch Service にデータを同期できるようになりました。これにより、データを抽出、変換、ロードするためのカスタムコードを記述する必要がなくなります。

Amazon EventBridge でイベントバス用のカスタマーマネージドキー (CMK) のサポートを開始 – この機能により、AWS 所有のキー (デフォルトで使用されます) の代わりに独自のキーを使用してイベントを暗号化できます。CMK のサポートにより、イベントのセキュリティをよりきめ細かく制御できるようになりました。これにより、会社のセキュリティ要件とガバナンスポリシーを満たすことができます。

AWS のお知らせの詳細なリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。

AWS のその他のニュース
興味深いと思われる追加のニュース項目、オープンソースプロジェクト、Twitch の番組をいくつかご紹介します。

E メールレピュテーション管理の 4 つの柱 – Dustin Taylor は、Amazon Simple Email Service (SES) の Manager of Anti-Abuse and Email Deliverability です。Dustin は、ドメインと IP レピュテーションの管理についての Amazon SES アプローチを深掘りする注目すべき記事を書きました。高いレピュテーションを維持することで、受信者の受信箱が最適に保たれます。記事では、Amazon SES がネットワークレピュテーションを保護し、高品質の E メールを一貫して配信できるようにする方法について概説されています。大規模に E メールを送信していない場合でも、一読の価値があります。私は多くのことを学びました。

AWS Build On Generative AIBuild On Generative AI – 生成人工知能 (AI) のあらゆるトピックを取り上げる人気の毎週の Twitch 番組のシーズン 3 が盛り上がりを見せています。 私の同僚の TiffanyDarko が生成 AI のさまざまな側面について話し合い、ゲストスピーカーをお招きして、そのデモをご紹介します。毎週月曜日、午前 9 時 (US PT) にストリーミング配信されます。

AWS のオープンソースに関するニュースと最新情報 – 私の同僚である Ricardo がこちらの Open Source Newsletter を毎週執筆して、AWS コミュニティからの新しいオープンソースプロジェクト、ツール、およびデモを紹介しています。

今後の AWS イベント

AWS Summits – クラウドコンピューティングコミュニティがつながり、コラボレートし、AWS について学ぶために一堂に会する無料のオンラインおよび対面イベントに参加しましょう。次のいずれかの最寄りの都市でご登録ください: 香港 (5 月 22 日)、ミラノ (5 月 23 日)、ストックホルム (6 月 4 日)、およびマドリッド (6 月 5 日)。

AWS re:Inforce – 米国ペンシルバニア州で 6 月 10~12 日に開催される AWS re:Inforce で、2 日半にわたる生成 AI 時代の没入型クラウドセキュリティ学習に参加しましょう。

AWS Community Days – 世界中の AWS のエキスパートユーザーや業界リーダーが主導する技術的なディスカッション、ワークショップ、実践ラボを特徴とする、コミュニティ主体で開催されるカンファレンスにぜひご参加ください: 中西部 | コロンバス (6 月 13 日)、スリランカ (6 月 27 日)、カメルーン (7 月 13 日)、ナイジェリア (8 月 24 日)、ニューヨーク (8 月 28 日)。

今後開催されるすべての AWS 主導の対面イベントおよび仮想イベントと、デベロッパー向けのイベントをご覧ください。

5月20日週はここまでです。5月27日週に再びアクセスして、新たな Weekly Roundup をぜひお読みください!

— seb

この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!

原文はこちらです。