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AWS Weekly Roundup: Amazon Bedrock での Claude Opus 4.7、AWS Interconnect の GA など (2026 年 4 月 20 日)

私は 4 月 13 日週、University of Namur (uNamur) の 2025 年度の卒業式で祝辞を述べるという光栄な機会をいただきました。

uNamur の卒業式

私は卒業したばかりのコンピュータサイエンス専攻の学生たちの前に立ち、AI 時代のソフトウェア開発の未来について語りました。私のメッセージは次のようにシンプルなものでした: AI によって皆さんのスキルが時代遅れになるということはありません。ツールはパンチカードから、IDE、そして AI 支援コーディングへと、数十年をかけて進化してきましたが、作業はツールではなく、人々のものであり続けています。成功するデベロッパーは、好奇心を持ち続け、システム思考をし、正確なコミュニケーションを取り、自分が構築したものに責任を持つ人たちです。世界はコーディングスキルを持つ人材を、減らすのではなく、さらに増やす必要があります。AI は私たちが達成できることについての水準を引き上げてくれます。そして、それはすばらしいことです。

それでは、4 月 20 日週の AWS ニュースを見ていきましょう。

ヘッドライン
Anthropic の Claude Opus 4.7 が Amazon Bedrock で利用可能に – Anthropic の最もインテリジェントな Opus モデルが Amazon Bedrock で利用可能になりました。コーディング、長時間実行エージェント、専門的な知識作業におけるパフォーマンスが改善しています。Claude Opus 4.7 は、SWE-bench Pro で 64.3%、SWE-bench Verified で 87.6% のスコアを獲得し、より強力な長期自律性と複雑なコード推論によって、エージェンティックコーディングにおける優位性をさらに強化しました。また、文書作成、財務分析、複数ステップの調査などの知識作業タスクにおいても、より優れたパフォーマンスを発揮します。

このモデルは、動的なキャパシティ割り当て、適応型思考 (リクエストの複雑さに基づいて Claude が思考トークン予算を割り当てられるようにする機能)、および 100 万トークンのフルコンテキストウィンドウを備えた Bedrock の次世代推論エンジン上で動作します。さらに、チャート、高密度ドキュメント、画面 UI における精度を向上させるために、高解像度画像のサポートも追加されました。Claude Opus 4.7 は、米国東部 (バージニア北部)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ストックホルム) でリリースと同時に利用可能となり、各リージョンでアカウントあたり最大 10,000 件のリクエスト/分まで対応できます。

AWS Interconnect の一般提供が開始され、ラストマイル接続を簡素化する新しいオプションが追加 – AWS Interconnect では、2 つのマネージドプライベート接続機能の一般提供が開始されました。1 つ目は AWS Interconnect – Multicloud です。これは、AWS VPC と他のクラウドプロバイダー (Google Cloud は現在利用可能であり、Azure と OCI は 2026 年以降に利用可能となる予定です) 間のレイヤー 3 プライベート接続を提供します。トラフィックは、AWS グローバルバックボーンとパートナークラウドのプライベートネットワークを経由して流れ、パブリックインターネットを経由することはなく、MACsec 暗号化、マルチファシリティの回復力、CloudWatch モニタリングが組み込まれています。AWS は、基盤となる仕様を Apache 2.0 で GitHub に公開しているため、どのクラウドプロバイダーでも Interconnect パートナーになることができます。

2 つ目の機能である AWS Interconnect – Last Mile は、既存のネットワークプロバイダーを通じて、支店、データセンター、リモート拠点から AWS への高速プライベート接続を簡素化します。2 つの物理拠点に 4 つの冗長接続を自動的にプロビジョニングし、BGP ルーティングを設定して、MACsec 暗号化と Jumbo Frames をデフォルトでアクティブ化します。また、再プロビジョニングなしでコンソールから調整可能な 1~100 Gbps の帯域幅を提供します。Last Mile は、米国東部 (バージニア北部) で Lumen を最初のパートナーとしてリリースされます。

 4 月 13 日週のリリース
 4 月 13 日週のリリースのうち、私が注目したリリースをいくつかご紹介します:

  • Amazon ECR のプルスルーキャッシュがリファラーの検出と同期のサポートを開始 – ECR のプルスルーキャッシュは、アップストリームレジストリから OCI リファラー (イメージ署名、SBOM、アテステーション) を自動的に検出し、プライベートリポジトリに同期するようになりました。これは、エンドツーエンドのイメージ署名検証と SBOM 検出ワークフローが、クライアント側の回避策なしで機能することを意味します。
  • AWS Transform が Kiro と VS Code で利用可能に – 移行とモダナイズのエージェンティックファクトリである AWS Transform が、Kiro (Power として) および VS Code (拡張機能として) を介してアクセスできるようになりました。Java/Python/Node.js のバージョンアップグレードや AWS SDK の移行などの一般的なパターンに対応したカスタム変換を IDE から直接実行でき、ジョブの状態はウェブコンソール、CLI、IDE 間で共有されます。
  • Aurora DSQL が PHP 用コネクタをリリース – 新しい Aurora DSQL Connector for PHP (PDO_PGSQL) は、IAM トークンの自動生成、SSL 設定の処理、接続プーリングの管理、エクスポネンシャルバックオフによるオプトイン方式の楽観的並行性制御リトライの提供により、Aurora DSQL 上での PHP アプリケーションの構築を簡素化します。
  • Amazon Q が Google Drive のドキュメントレベルのアクセスコントロールをサポート – Amazon Q は、Google Drive のナレッジベース用にドキュメントレベルのアクセスコントロールを強制適用するようになりました。高速な事前取得フィルタリングのためのインデックス付き ACL レプリケーションと、クエリ時の Google Drive に対するリアルタイムのアクセス許可チェックを組み合わせています。
  • AWS Secrets Manager がハイブリッドポスト量子 TLS をサポート – Secrets Manager は、現在および将来の量子コンピューティングの脅威からシークレットを保護するために、ML-KEM を使用したハイブリッドポスト量子鍵交換をサポートするようになりました。これは、Secrets Manager Agent 2.0.0 以降、Lambda 拡張機能 v19 以降、および CSI Driver 2.0.0 以降で自動的に有効になります。
  • Amazon EC2 C8in および C8ib インスタンスの一般提供を開始 – カスタムの第 6 世代インテル Xeon Scalable プロセッサと第 6 世代 AWS Nitro Card を搭載したこれらのインスタンスは、C6in と比較して、最大 43% 高いパフォーマンスを提供します。C8in は 600 Gbps のネットワーク帯域幅 (拡張ネットワーキング EC2 インスタンスの中で最高) を提供し、C8ib は最大 300 Gbps の EBS 帯域幅 (非アクセラレーション対応コンピューティングインスタンスの中で最高) を提供します。最大 384 vCPU までスケールします。

AWS のお知らせに関する詳しいリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。

その他の AWS のニュース
興味深いと思われる追加の記事やリソースをいくつかご紹介します:

  • Amazon EKS Auto Mode でエンタープライズネットワーキングの課題を解決 – この記事では、EKS Auto Mode が VPC CNI 設定、ロードバランサーのプロビジョニング、DNS 管理など、Kubernetes ネットワーキングインフラストラクチャを自動化し、エンタープライズセキュリティコントロールを維持しながら、運用上のオーバーヘッドを削減する方法について説明します。
  • Amazon Bedrock のきめ細かいコスト帰属の導入 – 私の同僚である Micah が先週この機能について既に説明しましたが、ブログ記事は先週のまとめ記事の後に公開されました。Amazon Bedrock は、各 API コールを実行した特定の IAM プリンシパルに推論コストを自動的に帰属させるようになり、その結果は AWS コストと使用状況レポート (CUR 2.0) に反映されます。IAM プリンシパルタグとセッションタグを使用して、チーム、プロジェクト、またはコストセンターごとにコストを集計できます。
  • Amazon EBS Volume Clones を使用して開発ワークフローを加速 – EBS Volume Clones を使用することで、データ転送のために待機することなく、EBS ボリュームの即時のポイントインタイムコピーを作成できます。この記事では、開発/テスト環境の更新、ディザスタリカバリテスト、CI/CD パイプラインの加速など、さまざまなユースケースをご紹介します。
  • AWS Transform カスタムを利用して VB6 アプリケーションを大規模にモダナイズ – AWS Transform Custom のエージェンティック AI 機能を使用して、レガシー Visual Basic 6.0 アプリケーションを最新の C# ASP.NET Core ウェブアプリケーションに変換する方法を解説します。COM の依存関係、ADO から Entity Framework への移行、VB6 フォームから Blazor UI への変換などの課題にも対処します。
  • CloudFront を利用したダウンタイムなしでの API 移行と分解 – Strangler Fig パターンに基づいた、ユーザー認識型のインテリジェントトラフィックルーティングを実現する CloudFront KeyValueStore と CloudFront Functions を利用した、ダウンタイムなしの API 移行戦略。これは AWS Migration Hub Refactor Spaces が提供する機能と似ていますが、CloudFront とエッジ関数でのみ実装されています。

今後の AWS イベント
カレンダーを確認して、近日開催予定の AWS イベントにサインアップしましょう:

  • AWS Events – 今後お近くで開催される AWS 主催の実地およびオンラインイベント、スタートアップイベント、デベロッパー向けイベントをご覧ください。
  • AWS Power Hour – さまざまな AWS トピックをカバーする、Twitch での毎週のライブトレーニングセッション。
  • Community.aws – お近くで開催されるコミュニティ主催イベント、ミートアップ、ユーザーグループを検索できます。

4 月 20 日週のニュースは以上です。 4 月 27 日週に再びアクセスして、新たな Weekly Roundup をぜひお読みください!

– seb

原文はこちらです。