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AWS Weekly Roundup: Amazon Bedrock での NVIDIA Nemotron 3 Super、Nova Forge SDK、Amazon Corretto 26 など (2026 年 3 月 23 日)

こんにちは! 今回初めて AWS Weekly Roundup を担当する Daniel Abib です。私は、生成 AI と Amazon Bedrock を専門とする AWS シニアスペシャリストソリューションアーキテクトです。ソリューションアーキテクチャ、ソフトウェア開発、クラウドアーキテクチャでの経験は 28 年を超え、Amazon Bedrock を使って生成 AI の力を活かせるようにスタートアップとエンタープライズ企業を支援しています。AWS 勤務歴は 6 年半以上で、中南米全域のお客様と密接に連携しています。また、サーバーレステクノロジーにも情熱を持っています。

仕事とエンデュランススポーツ以外では、Cecília (7 才) とRafael (4 才) の父親として全力を注いでいます。子どもたちは、どんな分散システムよりも毎日を忙しく、そして幸せにしてくれます。私の拠点はサンパウロです。LinkedInX (@DCABib) では、生成 AI、Amazon Bedrock、AWSサーバーレスサービスに関する洞察を投稿していますが、アイアンマンの懐かしい思い出を投稿することもたまにあります。

それでは、2026 年 3 月 23 日週の AWS ニュースを見ていきましょう。

2026 年 3 月 16 日週のリリース
2026 年 3 月 16 日週のリリースのうち、私が注目したリリースをいくつかご紹介します。

  • Amazon Redshift がダッシュボードと ETL ワークロードでの新規クエリのパフォーマンスを最大 7 倍に向上 – ダッシュボードと ETL ワークロードでの新規クエリに対し、Amazon Redshift が最大 7 倍速いパフォーマンスを達成できるようになりました。初めて実行するクエリ (キャッシュされた結果がないもの) の実行速度が大幅に向上するため、インタラクティブなダッシュボードの待機時間短縮と、ETL パイプラインの迅速化が可能になります。これは、キャッシュヒットの頻度が低く、クエリの変動性が高いワークロードに特に大きなインパクトをもたらします。
  • Amazon Bedrock での NVIDIA Nemotron 3 Super 提供開始 – Amazon Bedrock で NVIDIA Nemotron 3 Super を利用できるようになり、統合 Bedrock API を通じてアクセスできる基盤モデルのラインナップが拡大されました。Nemotron 3 Super は、テキスト生成、複雑な推論、要約、コード生成などのタスク向けに最適化された高性能言語モデルです。これからは、インフラストラクチャを管理しなくても、既存の Bedrock ワークフローで他の基盤モデルとともに Nemotron 3 Super を呼び出すことができるようになります。
  • エンタープライズ AI 向けに Nova モデルをカスタマイズするためのシームレスな手段、Nova Forge SDK の導入 – Nova Forge SDK は、エンタープライズユースケース向けに Amazon Nova モデルをファインチューニングしてカスタマイズするための効率的な手段を提供します。Nova モデルをドメイン固有のデータに適合させ、Amazon Bedrock 内にそれらを直接デプロイできるため、目的に合わせて AI ソリューションを構築する複雑性が軽減されます。モデルのカスタマイズという面倒な作業は SDK が処理するので、ユーザーは基盤となるインフラストラクチャではなく、ビジネスロジックに集中できます。
  • Amazon Corretto 26 の一般提供開始 – Amazon Corretto 26 の一般提供が開始されました。これは、OpenJDK の無償/本番環境対応ディストリビューションの最新 LTS (長期サポート) リリースです。Corretto 26 には、最新の Java 言語機能、パフォーマンス改善、セキュリティパッチが含まれており、これらすべてが AWS の長期サポートによって支えられています。Corretto 26 は、Amazon Linux、Windows、macOS、および Docker イメージ上の開発環境と本番環境全体でご利用いただけます。
  • AWS Lambda がアベイラビリティーゾーンメタデータのサポートを開始 – AWS Lambda が、関数の呼び出しにアベイラビリティーゾーンメタデータを提供するようになりました。Lambda 関数が実行されているアベイラビリティーゾーンを特定できるようになるため、より優れたオブザーバビリティと、より多くの情報に基づいたアーキテクチャ上の判断が可能になるとともに、レイテンシーの影響を受けやすいワークロードとマルチ AZ ワークロードのトラブルシューティングが容易になります。これは特に、Lambda 実行とアーキテクチャ内にある他の AZ アウェアなサービスとの関連付けに便利です。
  • Amazon CloudWatch Logs が HTTP ベースのプロトコルを使用したログ取り込みのサポートを開始 – Amazon CloudWatch Logs が、HTTP ベースのプロトコルを使用したログの取り込みをサポートするようになり、標準の HTTP エンドポイントを使用するアプリケーションとサービスからのログの送信がよりシンプルになりました。カスタムエージェントや追加の SDK 統合を必要とすることなく CloudWatch Logs にログをルーティングできるようになったため、ワークロード全体でログを一元管理するハードルが低くなります。
  • Amazon EKS が Provisioned Control Plane クラスターに対する 99.99% のサービスレベルアグリーメントと新しい 8XL スケーリングティアを発表 – Amazon EKS が Provisioned Control Plane で実行されるクラスターに対して 99.99% のサービスレベルアグリーメント (SLA) の提供を開始しました。これは、標準コントロールプレーンで提供される 99.95% の SLA を超えるものです。EKS には、利用可能な Provisioned Control Plane ティアの中でも最も大きい 8XL スケーリングティアも導入されます。このティアの Kubernetes API サーバーリクエスト処理能力は、すぐ下のティアである 4XL ティアの 2 倍であるため、AI/機械学習トレーニング、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、大規模なデータ処理といった大規模ワークロードに最適です。

AWS のその他のニュース
こちらは、皆さんが関心を持つと思われる追加の記事とリソースです。

  • Kiro for students – 学生向けの Kiro の提供が開始され、次世代のビルダーが AI 駆動の開発ツールに無料でアクセスできるようになりました。Swami Sivasubramanian が LinkedIn で共有したように、「学生は、テクノロジーを形作る未来の意思決定者です」。Kiro は、開発初日から AI を使って構築する実践的な体験を学生に提供します。皆さん自身が学生、または学生である方をご存知なら、Kiro for students は AI 支援の開発で構築を始める絶好の機会です。
  • Strands Steering Hook が 100% のエージェント精度を達成 – Strands Agents チームは、Steering Hook が 100% のエージェント精度を達成できることを示す結果を発表しました。これは、エージェントの行動を制御するためのプロンプトエンジニアリングとリジッドなワークフローアプローチの両方をしのぐ結果です。Swami が LinkedIn で言及しているとおり、信頼性のある AI エージェントの構築は、しばしばモデル行動をガイドする方法の見直しを意味します。そんな中、Steering Hook はエージェントの信頼性につながる新しい魅力的な手段を提供します。
  • AWS Builder Center でのバッジ導入 – AWS Builder Center に、ビルダーコミュニティ内での貢献と成果を評価するためのバッジが登場しました。バッジは、ソリューションの共有、チャレンジへの参加、仲間のビルダーとの交流によって獲得できます。専門知識をアピールし、成長を追跡するためのすばらしい方法です。
  • 共に構築し続ける: コミュニティの力 – AWS エコシステムにおけるコミュニティ主導の学習とコラボレーションの力に関する思慮に富んだ読み物です。AWS を使い始めたばかりであるか、何年も構築してきたかにかかわらず、ビルダーコミュニティは、互いにつながり、知識を共有し、共に成長できる場所です。ビルダーコミュニティをチェックしてみてください。自信を持ってお勧めします。

今後の AWS イベント
カレンダーを確認して、近日開催予定の AWS イベントにサインアップしましょう。

  • AWS Summit – 2026 年の AWS Summit にご参加ください。AWS Summit は、クラウドおよび AI 関連の新興テクノロジーを探求し、ベストプラクティスについて学び、業界の同業者や専門家とつながることができる無料の対面イベントです。近日開催される AWS Summit には、パリ (4 月 1 日)、ロンドン (4 月 22 日)、バンガロール (4 月 23〜24 日)、シンガポール (5 月 6 日)、テルアビブ (5 月 6 日)、ストックホルム (5 月 7 日) などがあります。
  • AWS Community Day – コミュニティリーダーたちがコンテンツを計画、調達、提供し、テクニカルディスカッション、ワークショップ、ハンズオンラボが行われるコミュニティ主導のカンファレンスです。近日開催されるイベントには、サンフランシスコ (4 月 10 日) およびルーマニア (4 月 23~24 日) があります。
  • AWSome Women Summit LATAM – 3 月 28 日にメキシコシティで開催されるこのイベントは、中南米全域でクラウドテクノロジーに携わる女性の功績を称え、エンパワーメントを図ることを目的としています。中南米テクノロジーコミュニティのすばらしいイニシアチブです。

AWS Builder Center に参加して、ビルダーとつながり、ソリューションを共有し、開発をサポートするコンテンツにアクセスしましょう。今後開催される AWS 主導の対面および仮想イベント、スタートアップイベント、デベロッパー向けのイベントについては、AWS イベントとウェビナーをご覧ください。

2026 年 3 月 23 日週のニュースは以上です。2026 年 3 月 30 日週の Weekly Roundup もお楽しみに!

この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめて毎週ご紹介します!

原文はこちらです。