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Category: Kiro

ABAP Accelerator による AI-Assisted 開発のご紹介

私たちは、お客様がソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)全体を支援するために、ABAP Acceleratorを提供開始します。ABAP AcceleratorはMCPサーバーで、お客様がより速く、より高いコード精度でコードを作成、テスト、ドキュメント化、変換することを支援します。ABAP Acceleratorは、SAP ABAP Test Cockpitに接続してコードを検証し、含まれるカスタムコードを取得することで、開発者がハルシネーションを削減するのに役立ちます。Kiro CLI内で、お客様はABAP Acceleratorをインストールした後、大量のコード分析と変換を実行できます。

Kiro CLI 1.24.0:スキル、カスタム Diff ツール、改善されたコードインテリジェンス、会話の圧縮

Kiro CLI 1.24.0 では、大規模なドキュメントセットの段階的な読み込みを可能にする Skills、カスタム Diff ツール、18 言語に対応した組み込みコードインテリジェンス、リモート認証、web_fetch ツールの詳細な権限管理、長時間のセッションをスムーズに維持する会話圧縮の詳細なコントールが導入されました。これらのアップデートが私の Kiro ライフを更に快適にしてくれたので、今回はこれらの追加された機能を深堀ってご紹介します。

Kiro CLI 新機能まとめ : v1.21.0 から v1.23.0

Kiro CLI は、2025 年 11 月から 12 月にかけて、v1.21.0・v1.22.0・v1.23.0 と立て続けにアップデートがリリースされました。Web 検索機能、コードインテリジェンス、サブエージェント、Plan エージェントなど、開発体験を大きく向上させる機能が追加されています。

IDE 診断機能による Kiro の進化

初期のコーディングエージェントは、IDE が検出したエラーを認識できず、コード生成後に時間のかかるビルド/テストコマンドで検証する必要がありました。Kiro は Language Server Protocol(LSP)を活用して IDE 診断情報への直接アクセスを実現し、エージェントがリアルタイムで型エラーや構文エラーを検出・修正できるようになりました。この診断駆動型アプローチにより、コマンド実行が 29% 削減され、わずか 35 ミリ秒で検証が完了するようになり、TypeScript から Terraform まで多様な技術スタックでコード品質が大幅に向上しました。

すべてのタスクを一括実行:リリースを見送り続けていた機能をついに公開

Kiro のローンチ当初、ユーザーから最も要望の多かった「すべてのタスクを一括実行」機能を、私たちは意図的に実装しませんでした。エージェントが自律的に複数タスクを実行すると、失敗時の問題特定に多くの時間がかかるためです。過去数か月間、プロパティベーステスト(PBT)、LSP 診断、サブエージェントなど、バッチ実行を本当に安全にする基盤を構築してきました。本日リリースする「すべてのタスクを一括実行」機能は、各タスクの出力を厳格な検証プロセスで確認しながら、自動実行のスピードと信頼性を両立します。

[資料公開 & 開催報告] Amazon Q Developer & Kiro Meetup #5 を開催しました

このイベントは、AWS re:Invent 2025 でアップデートのあった Kiro の機能紹介と、お客様による Amazon Q Developer / Kiroの実践活用事例をテーマに実施しました。まずソリューションアーキテクトの稲田から Kiro の概要と AWS re:Invent 2025 前後で発表されたアップデートをご紹介しました。続いて、株式会社ゼンリンデータコム様、株式会社NTTドコモ様から Amazon Q Developer / Kiro の社内展開や活用方法の事例を共有していただきました。最後に株式会社リクルート様に AI-DLC の導入状況について発表していただきました。

弥生株式会社様の AI-DLC Unicorn Gym 開催レポート: 開発プロセスの再設計による生産性の限界突破への挑戦

本稿は弥生株式会社様と AWS Japan の共同執筆により、AI 駆動開発ライフサイクル(AI-DLC)Unicorn Gym の実践を通じて得られた学びと今後の取り組みをお伝えするものです。
2025年、生成 AI の台頭により開発現場は大きな変革期を迎えました。弥生株式会社でも AI ツールの導入を推進してきましたが、従来の開発手法と AI のポテンシャルをどう融合させるべきか、プロダクトごとに異なる環境の中で最適な手法を模索している段階にありました。こうした中、AWS が提唱する「AI 駆動開発ライフサイクル(AI-DLC)」が、開発プロセスを再定義する鍵になると考え、2025年12月10日から12日の3日間にわたって「AI-DLC Unicorn Gym」を AWS と共同で実施しました。本記事では、その実践から得られた学びを共有します。

プロパティベーステストが見つけた、私が決して発見できなかったセキュリティバグ

本記事では、Kiro の仕様駆動開発ワークフローを使用したチャットアプリケーション開発において、プロパティベーステスト(PBT)が従来のテスト手法では発見困難なセキュリティバグをどのように発見したかをお伝えします。75 回目のテスト反復で __proto__ というプロバイダー名が JavaScript プロトタイプの誤った処理を露呈し、ランダム生成による体系的な入力空間の探索が、手動コードレビューや単体テストでは見逃されるエッジケースを効果的に発見できることを実例とともに紹介します。