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週刊生成AI with AWS – 2026/9/28週

みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの木村です。
10 月に入り、朝晩はすっかり涼しくなってきました。1 週間で Kiro の使い方を学ぶオンラインチャレンジ Kiro University Challenge は、最終課題の締切が日本時間 10 月 6 日 15:59 に迫っています。最大 5,250 の Kiro クレジットを獲得できるチャンスなので、まだ提出していない方は最後のひと頑張りをどうぞ。

お昼休みの 30 分で最新情報を知れる「もぐもぐAWS」では、AI をテーマにした会が 10 月に予定されていますので是非ご参加ください。

「AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラム」も引き続き募集中ですのでよろしくお願いします。

それでは、9 月 28 日週の生成 AI with AWS界隈のニュースを見ていきましょう。

さまざまなニュース

サービスアップデート

    • Claude Sonnet 5.5 が AWS で利用可能に
      Anthropic 社の Claude Sonnet 5.5 が、Amazon Bedrock と Claude Platform on AWS で利用可能になりました。Sonnet 5 からコーディングとナレッジワークの性能が大きく向上し、多くの作業でタスクあたりのコストを抑えつつ高速に応答します。1 枚資料や図、スライドの作成、スプレッドシートの整理など、そのまま共有できるアウトプットも得意です。同日に AWS GovCloud (US) でも提供が始まっています。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • OpenAI GPT-6.1 Sol が Amazon Bedrock で一般提供開始
      OpenAI 社の GPT-6.1 Sol が Amazon Bedrock で一般提供開始されました。GPT-6 Sol のアップグレード版で、エージェント型コーディングやコンピュータ操作、プロフェッショナルな業務で高い性能を発揮します。OpenAI 社によると、GPT-6 Astra に迫る性能をおよそ 5 分の 1 のコストで実現しており、明示的なプロンプトキャッシュにも対応しているため、コンテキストを繰り返し使うエージェントを低コストで動かせます。
    • Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI がプレビュー開始
      AWS と OpenAI 社が共同開発した Amazon Bedrock Managed Agents (BMA) がプレビューで利用可能になりました。OpenAI の Agents API をベースに AWS ネイティブに作られており、状態の保持やツールの選択・実行、コード実行、複数ステップの調整をマネージドで任せられます。各エージェントは独自の IAM ロールで動作し、重要なアクションの前の人による承認や AWS CloudTrail への記録にも対応しています。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • OpenAI GPT-6 Astra が Amazon Bedrock で UltraFast モードをサポート
      Amazon Bedrock の GPT-6 Astra で、速度を重視するワークロード向けのプレミアムな速度ティア UltraFast モードが利用可能になりました。OpenAI 社によると、API での推論が最大 6 倍高速になり、最大で毎秒 300 トークンを出力します。リアルタイムのコーディングアシスタントや対話型エージェント、顧客向けのチャット体験など、応答の速さと品質の両方が求められる用途に向いています。
    • Grok 4.7 が Amazon Bedrock で利用可能に
      SpaceXAI の Grok 4.7 が Amazon Bedrock で利用可能になりました。コーディングやエージェントタスク、ナレッジワーク向けのフロンティアモデルで、Grok 4.6 から複数形式が混在するドキュメントの扱いや、計画とエラー回復を伴うリポジトリ規模のコーディングが改善されています。フォーム入力やポータル操作をこなすブラウザ操作エージェントも強化されており、US Geo とグローバルのクロスリージョン推論で利用できます。
    • Amazon Bedrock の Claude モデルがインド、韓国、シンガポールで利用可能に
      Amazon Bedrock で、インドでは Claude Opus 5、Claude Sonnet 5、Claude Haiku 4.5、韓国では Claude Opus 5 と Claude Sonnet 5、シンガポールでは Claude Sonnet 5 が利用可能になりました。インドではムンバイとハイデラバードにまたがる地理的クロスリージョン推論、韓国とシンガポールではリージョン内推論で提供されます。
    • Amazon Bedrock が英国 (ロンドン) リージョンで Claude モデルのリージョン内推論をサポート
      Amazon Bedrock のロンドンリージョンで、Claude Opus 5.5 と Claude Sonnet 5 のリージョン内推論が利用可能になりました。推論リクエストとデータは呼び出したリージョン内で処理され、リージョン外に出ることはありません。英国内でのデータ処理が求められる金融サービスや医療、公共部門のお客様が、最新の Claude モデルを大規模に活用しやすくなります。
    • Amazon Bedrock AgentCore Gateway が VPC エンドポイント向けにプライベート TLS 証明書をサポート
      Amazon Bedrock AgentCore Gateway で、プライベート認証局が署名した TLS 証明書を使うターゲットに接続できるようになりました。MCP サーバー、OpenAPI、HTTP プロキシの各ターゲットで利用でき、Amazon VPC Lattice を使った VPC 内のプライベートエンドポイントに、中間の Application Load Balancer なしで直接接続できます。社内の私設 CA で運用しているシステムをエージェントにつなぎたい場合に便利です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • Amazon SageMaker Unified Studio が Iceberg REST Catalog 接続と Amazon DocumentDB の IAM 認証をサポート
      Amazon SageMaker Unified Studio で、Snowflake Open Catalog や Databricks Unity Catalog など Iceberg REST 仕様に準拠した外部カタログへの接続と、Amazon DocumentDB への IAM 認証による接続がサポートされました。外部カタログのテーブルを Visual ETL やノートブックから読み書きでき、DocumentDB にはパスワードを保存せずに接続できます。ML や生成 AI の開発で使うデータへのアクセスがシンプルになります。
    • AWS MCP Server が東京を含む 6 つのリージョンで新たに利用可能に
      AI コーディングエージェントに AWS API への単一のインターフェースを提供するマネージド MCP サーバー、AWS MCP Server が東京、シンガポール、シドニー、アイルランド、ロンドン、オレゴンの 6 リージョンで新たに利用可能になりました。開発者に近いリージョンで低レイテンシに使えるほか、リクエストデータをリージョン内にとどめられるため、データレジデンシーの要件にも対応しやすくなります。国内のお客様には待望の東京リージョン対応です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • AWS CLI が Agent Toolkit for AWS のスキルの一括更新とバージョン確認をサポート
      AWS CLI の Agent Toolkit for AWS 向けコマンドに、インストール済みのスキルを最新版と比較する check-skill-updates と、古くなったスキルをまとめて更新する update-skill --all が追加されました。これまでスキルを 1 つずつ確認・更新する必要がありましたが、Kiro や Claude Code などのコーディングエージェントが常に最新のガイダンスで動くよう、1 コマンドで揃えられます。AWS CLI 2.37.0 以降で利用できます。
    • AWS Well-Architected Agent がプレビュー開始
      AWS Trusted Advisor と AWS Well-Architected Tool の次世代版となる AI 搭載サービス、AWS Well-Architected Agent がプレビューで利用可能になりました。コスト、セキュリティ、パフォーマンス、信頼性の観点で AWS インフラを分析し、ビジネス目標に応じて優先度付けした推奨事項を SSM ランブックや CLI スクリプトとともに提示します。IaC テンプレートもレビューし、修正案まで返してくれます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • Amazon S3 Vectors がメタデータの pre-filtering に対応し、フィルター付き検索の再現率が最大 5 倍に
      Amazon S3 Vectors で、類似性検索の前にメタデータフィルターを評価する pre-filtering がサポートされ、絞り込みの強いフィルターで一致するベクトルを最大 5 倍多く返せるようになりました。パスや URL の前方一致に使える $startsWith 演算子も追加されています。新しいベクトルバケットのインデックスではデフォルトで有効になり、既存のインデックスも API で切り替えられます。追加料金はかからず、RAG やエージェントの検索結果がより網羅的になります。
    • Amazon Quick のアプリでデータセットのライブデータを利用可能に
      Amazon Quick で、Quick のデータセットのライブデータを直接使うアプリケーションを構築できるようになりました。アプリビルダーのチャットエージェントにデータセット名と作りたいものを自然言語で伝えるだけで、常に最新の KPI やグラフを表示し、申請や承認といった業務アクションまでこなせるアプリを作れます。アプリの利用者には各自の権限が適用され、設定済みの行・列レベルのセキュリティもそのまま有効です。
    • Amazon Aurora Serverless がエージェント型 AI などのバースト性の高いワークロード向けにより高速にスケール
      Amazon Aurora Serverless が、1 秒以内に最大 16 ACU を追加し、ワークロードの増加に合わせて最大 256 ACU までスケールできるようになりました。処理が終われば自動的にゼロまでスケールダウンするため、アクティビティの急増と長いアイドル時間を繰り返すエージェント型 AI アプリケーションのデータベースに特に向いています。プラットフォームバージョン 3 または 4 のクラスターではデフォルトで有効で、設定変更は不要です。
    • AWS Marketplace が従量課金メータリング統合向けの AI エージェントスキルを提供開始
      AWS Marketplace の出品者向けに、従量課金型 SaaS のメータリング統合を AI コーディングアシスタントの中で構築・デプロイ・検証できるエージェントスキルが一般提供されました。料金モデルのヒアリングから適切な API の推奨、統合コードと CloudFormation スタックの生成、本番前のエンドツーエンドテストまでをガイドしてくれます。後から請求漏れとして発覚しがちなミスを事前に防げ、AWS MCP Server 経由で Kiro などから利用できます。
    • AWS Continuum for Penetration Testing が 6 つのリージョンで新たに利用可能に
      Web アプリケーションや API に対するペネトレーションテストを実施できるマネージドサービス、AWS Continuum for Penetration Testing (AWS Security Agent) が、ソウル、カナダ (モントリオール)、ロンドン、米国東部 (オハイオ)、パリ、ストックホルムの 6 リージョンで新たに利用可能になりました。本番環境に近いリージョンでテストを実行でき、データレジデンシーの要件を満たしながらセキュリティテストを継続できます。
    • Kiro CLI 2.25 がチャットからの Powers 管理と V3 の出力スタイル選択に対応
      Kiro CLI 2.25 がリリースされました。V3 セッションで /powers install や /powers uninstall を使い、チャットの中から Powers を追加・削除できるようになり、追加した Powers はそのまま現在のセッションで使えます。また、/settings から V3 の応答の出力スタイルを選べるようになったほか、セッション終了時に実行される SessionEnd フックが追加され、後片付けの自動化もしやすくなりました。
    • Kiro IDE 1.2 がバックグラウンドで動く Workflows と信頼されていないワークスペースの保護強化に対応
      Kiro IDE 1.2 がリリースされました。複数ステップの計画をバックグラウンドで実行する Workflows が追加され、チャット上部の Workflows エリアから進捗の確認や一時停止、再開ができます。また、エージェントがエージェント設定やフック、Powers、Workflow レシピを変更する前に必ず確認するようになり、信頼されていないワークスペースではコマンドの実行ごとに確認を求めるなど、安全性も強化されています。
    • Kiro CLI 2.26 / 2.27 で Workflows とステアリングのライブコンテキスト参照に対応
      2.26 では V3 セッションで Workflows を有効化し、/workflow run でレシピを実行できるようになったほか、信頼されていないワークスペースでの MCP ツールやシェルの承認チェックが強化されました。2.27 では、ステアリングから行範囲の指定や #[[folder:…]] でファイルやフォルダの内容を読み込めるようになり、保存したプロンプトをスラッシュコマンドとして呼び出せます。Classic モードには非推奨の通知が出るようになったので、利用中の方は移行をご検討ください。
    • Kiro Web のクラウドセッションで Workflows が利用可能に
      Kiro Web のクラウドセッションで、複数ステップのエージェント計画をバックグラウンドで実行する Workflows がオプトインで利用可能になりました。会話で目的を伝えると Kiro が Workflow を提案して起動し、サイドパネルから各ステップの状態確認や方向修正、途中の質問への回答ができます。investigate、feature-pipeline、publish-pr の 3 つのレシピが同梱されており、自作のレシピもアップロードできます。
    • Claude Sonnet 5.5 が Kiro で利用可能に
      Anthropic 社の Claude Sonnet 5.5 が、Kiro IDE、CLI、Crew、Web で実験的サポートとして利用可能になりました。Sonnet 5 より出力が 30% 以上高速になり、実際のナレッジワークでは Opus 5.5 に迫る性能を発揮します。100 万トークンのコンテキストウィンドウに対応し、クレジット乗数は 1.3 倍です。Pro 以上のプランで、us-east-1 と eu-central-1 から利用できます。

今週は以上です。それでは、また来週お会いしましょう!

著者について

Naoto Kimura

木村 直登(Naoto Kimura)

AWS Japan のソリューションアーキテクトとして、製造業のお客様に対しクラウド活用の技術支援を行なっています。最近は AI Agent と毎日戯れており、AI Agent 無しでは生きていけなくなっています。好きなうどんは’かけ’です。