AWS Startup ブログ

AWS Summit Japan 2026 — スタートアップ向け見どころ完全ガイド

AWS Startup Zone

みなさん、こんにちは。AWS Japan Startup チームです。2026年6月25日(木)・26日(金)の2日間、幕張メッセにてAWS Summit Japan 2026 が開催されます。

基調講演、260超のセッション、300以上の展示が並ぶ日本最大の”AWSを学ぶイベント”。本ブログでは、スタートアップのみなさんに特に楽しんでいただける見どころを厳選してご紹介します。

まだ登録がお済みでない方は、ぜひ下記のリンクから。

※本記事の情報は2026年6月11日時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。

登録はこちら → AWS Summit Japan 2026

 

Startup Zone とは

AWS Expo(Hall 7)内、AWS Villageのすぐ隣。中央エントランスから入り、AWS Villageを目指すとその手前にあります。

会場フロアマップ。Hall 7 の AWS Village 隣に Startup Zone(赤枠)
AWS Expo フロアマップ。赤枠が Startup Zone(Hall 7、AWS Village の隣)

Startup Zoneには、大きく3つの楽しみ方があります。

  1. リアルなAWS活用に出会う — 最先端のプロダクトを生み出すスタートアップ各社の事例ブース展示
  2. 体験し、つながる — AIエージェントを使ったゲーム対戦やAWSスタートアップチームに相談できる参加型ブース
  3. ミニシアターで深掘り — 現役スタートアップの技術者が登壇する、20分の濃密セッション群(Startup Spotlight Theater)

さらに隣にはPhysical AIの特設エリアも(後半で紹介します)。

 

見どころ1:リアルなAWS活用に出会う(事例ブース)

今注目のスタートアップ各社が、自社プロダクトを支えるAWSアーキテクチャや、最先端の生成AI活用を展示。開発者ご自身が解説し、その場でQ&Aもできる貴重な機会です。

 

Direava株式会社 — EC2 P5 インスタンスによる外科特化型 AI(A166)

Amazon EC2 P5 インスタンス(NVIDIA H100 GPU搭載)を活用し、国内初の外科特化型生成AI「Surgical VLM」を開発。手術状況をリアルタイムで理解・対話できる「頭脳」を備え、2026年2月に実証完了。外科医療の安全性向上と技術格差の解消に挑みます。

 

株式会社VOISING — 統合 ID・分析基盤を支える AWS アーキテクチャ(A168)

Amazon ECS on AWS Fargate + Amazon Auroraで、急激なトラフィックスパイクにも対応するスケーラブルなID基盤を構築。ID・EC・ファンクラブ・配信・SNSのデータをAmazon Redshiftに集約し、横断的な分析基盤を実現しています。

VOISING ID のアーキテクチャ図
VOISING ID のアーキテクチャ(統合ID基盤と各連携サービス、BI/データ連携の全体像)

 

株式会社DubGuild — 自社開発音声言語モデルの AWS での本番展開(A169)

自社開発の音声基盤モデルをAWS上でサービングされた音声合成サービスとしてAPI提供する構成を紹介。安定した推論処理やデプロイ・運用のポイントに触れます。ブースでは音声合成のライブデモも体験できます。

DubGuild の音声合成サンプル

 

インフィニマインド株式会社 — GPU 基盤による大規模映像処理環境(A170)

企業が保持する長尺映像は、いまだ活用されない「ダークデータ」になりがち。同社のDeepFrameは、AWSのHPC環境を活用し、映像特化AIモデルの開発と高速・安価な処理基盤を提供。映像を「点」ではなく「線」のストーリーとして理解する知性を構築します。

 

見どころ2:体験し、つながる(参加型ブース)

AWSが運営する参加型のブースもあります。手を動かしてAIを体験したり、スタートアップとつながったり、AWSのスタートアップチームに直接相談できる場所です。

 

Agentic Football Cup — AI エージェントを作って対戦しよう(A167)

Agentic Football Cup のゲーム画面
Agentic Football Cup のゲーム画面。AI エージェントたちがフィールド上でリアルタイムに判断しながらプレイします

5対5のフットボールをプレイするAIエージェントを自作!戦略を選んでライブ対戦させながら、エンタープライズと同じエージェントAIのパターンを体感できます。Amazon Bedrock AgentCore、Strands Agents SDK使用。

 

Unicorn Stop — 課題を入力して、最適なスタートアップと即マッチング(A172)

Unicorn Stop ブースの様子
Unicorn Stop ブースのイメージ(写真は AWS Summit Bengaluru でのもの)

QRコードから課題を入力するだけで、AIが最適なスタートアップを即座にマッチング。その場で後日のミーティング予約も可能。数ヶ月かかるソリューション探しを数分に変える体験をぜひお試しください。

 

Ask a Startup Expert — スタートアップチームに何でも相談(A173)

Ask an Expert コーナーの様子
Ask an Expert コーナー(写真は旧 AWS オフィスのもので、当日の展示とは異なります)

技術選定やアーキテクチャ、スタートアップ支援プログラムAWS Activateの活用法、資金調達、事業成長のヒントまで、AWSのスタートアップチームのメンバーに直接相談できるコーナー。予約不要、お気軽にお立ち寄りください。

 

見どころ3:ミニシアターで深掘りする(Startup Spotlight Theater)

事前登録不要、ふらっと立ち寄ってOK。現役スタートアップの技術者やAWSメンバーが20分の濃密セッションを繰り広げます。”尖った”技術選択や本番運用のリアルな試行錯誤を、生の言葉で聴ける貴重な機会です。

 

6月25日 (木) のセッション

ID 時間 タイトル 登壇者
STP101 11:30–11:50 五本指ロボット AI が変える Physical AI —RLWRLD の VLA と、日本企業との社会実装 リアルワールド株式会社
香田章吾 氏
STP202 12:00–12:20 「自然の中のセカンドホーム」を支えるソフトウェア 株式会社SANU
竹野創平 氏
STP203 12:30–12:50 「声」で通じ合うAI。音声基盤モデル開発の最前線 株式会社DubGuild
相田優希 氏
STP204 13:00–13:20 AIキャラアプリkaiwaの低遅延音声通話基盤をどう作ったか 株式会社Livetoon
土川敦也 氏
STP205 13:30–14:10 AWS × Genspark:マルチAIエージェント実践入門 Genspark株式会社
中村圭佑 氏
STP207 14:30–14:50 脱SaaS・FDEを支えるプロビジョニングと分離設計 キャディ株式会社
鈴木健一 氏
STP208 15:00–15:20 自社Agentを手軽に本番適用へ:医療事務AIによる自動化の実践 ファストドクター株式会社
加藤倫弘 氏
STP209 15:30–15:50 5万人の入場を守れ!FDE + AIで越えるオートスケールの限界 playground株式会社
塚原慎也 氏
STP210 16:00–16:20 AIで「選ぶ」を形に。Amazon Bedrockが創るギフトの新しい未来 株式会社ギフトパッド
田原啓介 氏
STP211 16:30–16:50 Amazon Bedrock Agent Coreで作る 株式会社LayerX
鈴木研吾 氏
STP212 17:00–17:20 電話を武器に変える Amazon Connect 活用の全貌 株式会社ニーリー
宮後啓介 氏
STP313 17:30–17:50 Apache Icebergを”正しく”選ぶ – スタートアップのためのデータ基盤設計の思考法 岸田晃季(AWS)

 

6月26日 (金) のセッション

ID 時間 タイトル 登壇者
STP214 12:00–12:20 Amazon Bedrockと探検するAgentic Codingとオープンウェイトモデルの世界 Torgayev Tamirlan(AWS)
STP215 12:30–12:50 【リアルタイム実装実況!】AWS Summitを案内するAIエージェントを15分で実装からデプロイまでRTA(解説つき) 白石一乃(AWS)
STP216 13:00–13:20 建設データ × Agentic RAG − Amazon Bedrock Knowledge Bases実践 株式会社アンドパッド
山下大輔 氏
STPX17 14:00–14:20 日本発 Privacy-First AI − CODAS 一般社団法人AIデータ主権共創機構
長谷川潤 氏
STPX18 14:30–14:50 AWSで実現する自動運転データ基盤とMLOps 株式会社ティアフォー
太田力 氏
STP219 15:00–15:20 顧客通話データの保護とAI活用を両立する設計判断 株式会社IVRy
成田一生 氏
STP220 15:30–15:50 「Re:lation」を支えるSREチームの試行錯誤 株式会社インゲージ
永田兆 氏
STPX21 16:00–16:20 AGIを見据えて 物理世界を構造化する映像インテリジェンス インフィニマインド株式会社
柳田啓 氏
STP122 16:30–16:50 スタートアップのための速習AI-DLC 鈴木智貴(AWS)

 

見どころ4:Startup Zone の外にも — Physical AI エリア

Startup Zoneの隣には、AWS Village内のPhysical AI特設エリア。生成AIの次の波「実世界で動くAI」を、ロボットの実機やライブデモで体感できます。Startup Zoneからそのまま回れるので、ぜひ足を伸ばしてみてください。

会場フロアマップ。AWS Village の一角(赤枠)が Physical AI エリア
Physical AI エリア(赤枠)は AWS Village 内、Startup Zone の隣に位置します

スタートアップから大手企業まで、Physical AIの実装に挑むプレイヤーが集結。同じステージで挑戦する企業の取り組みも、業界をリードする大手の事例も、まとめて見比べられる貴重な場。Startup Zoneと合わせて見ると、日本のPhysical AIの最前線が立体的に見えてきます。

 

フィジカル AI に挑む企業たち

株式会社フツパー(A158) — 製造業向け外観検査AI「メキキバイト」。熟練検査員のノウハウをAIが学習し全数検査を自動化。Amazon SageMaker + Amazon BedrockでPhysical AIによる装置制御まで踏み込みます。

FastLabel株式会社(A163) — ロボットデータ収集用OSS「OpenLUTRA」(Amazon S3連携)とセミヒューマノイドロボットの実機デモ。実機からクラウドまでをつなぐデータ収集基盤を体感できます。

株式会社Highlanders(A165) — 四足歩行ロボット「HLQ Pro」とヒューマノイド「HL NINJA」を展示。不整地環境での移動や物品搬送など高い現場対応力を実現。

このほか、コニカミノルタ株式会社(A159)Amazon Bedrockによる自律実験、株式会社リコー(A164)AWS ParallelClusterで学習した多能工ヒューマノイドなど、大手企業の先進事例も。

 

AWS展示:「Physical AI – 見て、考えて、動かす」(A157)

Physical AIを支えるAWSの基盤を体験する。ミニチュアの街を舞台に、自律走行車両とロボットアーム2台が協調。予期しない障害にAIエージェントが対応する様子を、思考ログと音声でリアルタイムに追えます。来場者自身が障害を起こして試せる参加型展示です。

Physical AI 展示(A157)の開発中の様子
A157「Physical AI – 見て、考えて、動かす」の展示イメージ。ミニチュアの街でロボットアームと自律走行ロボットが連携します(写真は準備中のもので、当日の展示とは異なる場合があります)

 

おわりに — 幕張メッセでお会いしましょう

Startup Zoneには、最前線で意思決定をしているスタートアップたちのリアルが詰まっています。同じ課題に挑む仲間の話を聴き、最先端のプロダクトに触れ、AWSのスタートアップチームに相談する——その全てが、ここでできます。

6月25日・26日、会場でみなさまをお待ちしております!

登録はこちら → AWS Summit Japan 2026