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AWS Weekly Roundup: Amazon Q Business、AWS CloudFormation、Amazon WorkSpaces の更新など (2024 年 8 月 5 日)

世界には夏がピークを迎えている地域もあり、多くの人々が休暇を楽しむためにお気に入りの旅先に向かっています。私自身も休暇から戻ってきたばかりですが、旅行のようなシンプルな事柄のプロセスを拡張するために、現代社会で人工知能 (AI) が果たす重要な役割について考えずにはいられませんでした。パスポートと身元の確認は迅速で、手荷物検査も新しい空港セキュリティシステムの世界的な展開のおかげですばやく通過できました。私は、私のバックパックがコンピューター、タブレット、携帯型ゲーム機のすべてを入れたまま、何の問題もなくセキュリティチェックのベルトコンベアに乗って流れていくのをほほ笑みながら見守りました。

AI がなければ、人口の増加や、私たちが日常的に生成する膨大な量のデータに後れを取らずにプロセスを拡張することはできなかったでしょう。生成 AI の到来は、これらすべてのデータをありとあらゆる創造的な方法で駆使する能力を解き放つことでこれをさらに発展させ、近代的な製品やサービスを向上させ続けるエキサイティングなイノベーションの新たな波を推し進めています。

この新しい環境は、スタートアップなど、生成 AI が成長や成功にどのように役立つかを学んでいる企業にとっては難易度の高いものになる可能性があります。私が今後数か月の間に世界中で開催される AWS GenAI Loft に期待を膨らませているのはこのためです。

AWS GenAI Loft は、世界中のさまざまな都市で数週間にわたって提供されるコラボレーションスペースです。スタートアップ、開発者、投資家、および業界エキスパートがこの場に集まって、AWS の AI エキスパートと交流したり、業界リーダーを迎えた講演、ワークショップ、炉辺談話、質疑応答に参加したりすることができます。Loft はすべて無料で、その内容は、AI を用いた取り組みの加速化に役立つ事柄を参加者全員に提供すべく、細心の注意を払って厳選されています。Loft は、バンガロール (7 月 29 日~8 月 9 日)、サンフランシスコ (8 月 14 日~9 月 27 日)、サンパウロ (9 月 2 日~11 月 20 日)、ロンドン (9 月 30 日~10 月 25 日)、パリ (10 月 8 日~11 月 25 日)、およびソウル (11 月、正確な日程は未定) での開催が予定されています。お近くの Loft のアジェンダを確認し、Loft に参加して生成 AI の詳細を学び、他の参加者とつながることを強くお勧めします。

7月29日週のリリース
7月29日週のリリースのうち、私が注目したリリースをいくつかご紹介します。

Amazon Q Business クロスリージョン IdC – Amazon Q Business は生成 AI 駆動のアシスタントで、Amazon S3 や Microsoft 365 などのさまざまなソースからのデータを統合するために簡単に設定できるコネクタを提供することで、ユーザーのビジネスに対する理解を深めます。その後、ユーザーはコンテンツを生成したり、質問に回答したりすることができ、ビジネスに関連する特有のタスクを自動化することさえも可能です。Q BusinessAWS IAM アイデンティティセンターと統合して、データにアクセスできるのがアクセス権限を持つユーザーのみであることを確実にします。これまで、IAM アイデンティティセンターインスタンスは Q Business アプリケーションと同じリージョン内に配置する必要がありました。今後は、別のリージョンにあるインスタンスに接続できるようになります。

Git 同期ステータス変更の Amazon EventBridge への発行AWS CloudFormation Git 同期は、ソースコントロール内のテンプレートやデプロイファイルに変更をコミットするたびに AWS CloudFormation スタックを自動的に更新できるようにすることで、DevOps オペレーションの合理化を助ける非常に便利な機能です。先週から、同期ステータス変更がイベントとして、ほぼリアルタイムで EventBridge に発行されるようになりました。これは、GitOps ワークフローをさらに発展させて、Git リポジトリやリソースの同期ステータス変更を常に把握しておくことを可能にします。

AWS Pinpoint 機能の一部が AWS End User Messaging に移行 – AWS Pinpoint の SMS、MMS、プッシュ、およびテキスト音声変換の各機能が移行され、AWS End User Messaging と呼ばれる独自のサービスを通じて提供されるようになりました。既存のアプリケーションへの影響や、API、 AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)、または IAM ポリシーの変更はありませんが、AWS マネジメントコンソール、AWS 請求コンソールのダッシュボード、ドキュメント、およびその他の箇所で新しい名称が反映されています。

Amazon WorkSpaces の更新 – Workspaces Personal で利用できるライセンス込みアプリケーションのリストに、Microsoft Visual Studio Professional と Microsoft Visual Studio Enterprise 2022 が追加されました。これに加えて、Amazon WorkSpaces シンクライアントが Carbon Trust 認証を取得しました。Carbon Trust により、ライフサイクル全体の二酸化炭素排出量が 77 kg CO2e であることと、製品の 50% がリサイクル素材で作られていることが実証されています。

公共部門のための生成 AI – 生成 AI の使用開始を検討している公共部門の人々が関心を持つと思われる、2 つの重要なリリースが行われました。Amazon Bedrock が、AWS GovCloud (米国西部) リージョンにおける FedRAMP High 認定サービスになりました。さらに、Llama 3 8B と Llama 3 70B の両方がこのリージョン内で利用可能になったため、AWS GovCloud (米国西部) リージョンにワークロードがある場合は、Bedrock と Llama 3 を用いた実験を開始する絶好の機会になります。

ドイツのお客様による銀行口座を使用した AWS へのサインアップが可能に – これは、請求先住所がドイツである場合の AWS アカウントの作成に、デビットカードやクレジットカードが必要なくなることを意味します。この変更は、一部の企業が AWS 請求書の支払いを簡素化するために役立ち、これ以外の企業も AWS の使用を簡単に開始できるようになります。

学習教材

以下は、今週のおすすめ学習教材です。

AWS Skill Builder – これは、おすすめ教材というよりも、幅広い推奨になりますが、AWS Skill Builder について聞いたことがない人や、まだ試したことがない人が非常に大勢いることに今でも驚きを隠せません。多数の実践的コースなど、非常に多くの事柄を無料で学ぶことができます。AWS Skill Builder は、7 月だけでも 25 の新しいデジタルトレーニング製品をリリースしており、これには AWS SimulLearn や、ゲームベースの学習エクスペリエンスである AWS Cloud Quest: Generative AI が含まれます。AWS Cloud Quest と言えば、クラウドプラクティショナー認定を更新する必要があるときは、AWS Cloud Quest: Recertify Cloud Practioner ゲームをプレイするだけで更新できることをご存知でしたか?

エージェント型コードインタープリターの使用開始 – AWS は、7月初めに Amazon Bedrock のエージェントで新しい機能をリリースしました。この機能は、エージェントがセキュアなサンドボックス環境内でコードを動的に生成し、実行することを可能にします。いつものごとく、私の同僚である Mike Chambers が、この機能の使用を今すぐ開始する方法を紹介する素晴らしい動画と、community.aws ブログ記事を作成してくれました。

8月5日週のニュースは以上です。8月12日週の Weekly Roundup もお楽しみに!

原文はこちらです。