Amazon Web Services ブログ
最近の AWS リリースと公開した内容について
過去にも触れましたが、AWS ブログチームは皆さんが膨大な情報に圧倒されることなく、できる限り多くの AWS リリースや公開した内容について把握して頂けるように努めています。バランスを上手く取るため、定期的に新しい情報を皆さんにお届けし、こちらのリストも片付けるようにしています。今日ご紹介するのは次の通りです。
- S3 オブジェクトのクロスリージョンレプリケーションをモニタリング
- スポットフリーインスタンスのタグ
- 12 のサービスとの PCI DSS コンプライアンス
- WorkDocs の HIPAA 利用資格
- VPC サイズ変更
- AppStream 2.0 グラフィックデザインインスタンス
- ServiceNow の AMS コネクタアプリ
- クラウド内の Regtech
- 新しく改訂されたクイックスタート
では、早速始めましょう。
S3 オブジェクトのクロスリージョンレプリケーションをモニタリング
S3 クロスリージョンレプリケーションについては数年前に説明しました。その時には、ソースバケットでバージョニングを有効にし、指定するリージョンとバケットを選択するだけでした。手動でレプリケーションのステータスを確認したり、ソースとデスティネーションバケットのインベントリ (毎日または毎週) を作成することができます。
クロスリージョンレプリケーション監視 (略名: CRR Monitor) ソリューションは、リージョンに渡るオブジェクトのレプリケーションステータスを確認し、ほぼリアルタイムでメトリクスやエラー通知を提供します。
詳細については「CRR Monitor の導入ガイド (CRR Monitor Implementation Guide)」と「CRR Monitor を導入するための AWS CloudFormation テンプレート (AWS CloudFormation template to Deploy the CRR Monitor)」をご覧ください。
スポットインスタンスのタグ
Spot インスタンスとスポットフリート (スポットインスタンスのコレクション) は、コンピューティング容量を取っておくためのアクセスを提供します。先日、スポットリクエストの一部としてタグ入力 (キーと値のペア) を許可し、タグを EC2 インスタンスに適用してリクエストを満たせるようになりました。
詳細については「スポットフリート EC2 インスタンスのタグ付け (Tag Your Spot Fleet EC2 Instances)」をご覧ください。
12 のサービスとの PCI DSS コンプライアンス
AWS セキュリティブログで最初に公開しましたが、つい先日 PCI DSS コンプライアンスプログラムに12 件のサービスを追加し、対象サービスの合計数は 42 件になりました。詳細については「コンプライアンスリソース (Compliance Resources)」をご覧ください。
WorkDocs の HIPAA 利用資格
その他のコンプライアンスにおいては、WorkDocs が利用可能なすべての AWS リージョンで Amazon WorkDocs が HIPAA 利用資格と PCI DSS コンプライアンスをアーカイブしたこともお知らせしました。
VPC サイズ変更
この機能は、まとまったアドレスを追加することで既存の Virtual Private Cloud (VPC) を拡張できるようにします。これにより柔軟性が高まるので増加しても対応しやすくなるでしょう。VPC ごとに 4 セカンダリ/16 CIDR まで追加できます。削除し新しく追加することで、セカンダリ CIDR を編集することもできます。VPC を選択しメニューから [Edit CIDRs] を選びます。
次に希望通りに CIDR ブロックを追加または削除します。
詳細については「VPC とサブネット (VPCs and Subnets)」をご覧ください。
AppStream 2.0 グラフィックデザインインスタンス
AMD FirePro S7150x2 サーバー GPU を使用し AMD Multiuser GPU テクノロジーを備えた新しい Amazon AppStream 2.0 のグラフィックデザインインスタンスは、今まで以上にコスト効率良くグラフィックアプリケーションを実行したりストリームすることを可能にしています。インスタンスは 2-16 vCPU と 7.5 GB から 61 GB メモリで 4 つのサイズから利用することができます。
詳細については「ストリーミンググラフィックアプリケーション向けの新しく低コストなインスタンスタイプ、Amazon AppStream 2.0 グラフィックデザインについて (Introducing Amazon AppStream 2.0 Graphics Design, a New Lower Costs Instance Type for Streaming Graphics Applications)」をご覧ください。
ServiceNow の AMS コネクタアプリ
AWS マネージドサービス (AMS) はエンタープライズ向けのインフラストラクチャ操作管理を提供します。これはクラウド導入を加速するように設計されており、リクエスト変更、パッチ管理、セキュリティやバックアップなどよくある操作を自動化することができます。
新しい ServiceNow 用の AMS 統合アプリ は、カスタムデプロイや API 統合なしに ServiceNow から AMS を操作できます。
詳細については「クラウド管理をより簡単に: AWS マネージドサービスと ServiceNow の統合 (Cloud Management Made Easier: AWS Managed Services Now Integrates with ServiceNow)」をご覧ください。
クラウド内の Regtech
Regtech (このブログを書きながら学びました) は regulatory technology の略で、クラウドコンピューティング、分析、Machine Learning といった最新技術を使用して規制上の問題に取り組むことです。
APN コンサルティングパートナー Cognizant と協力し、TABB Group は先日、金融サービスにおける顧客に対し、なぜ規制やコンプライアンスが大きなチャレンジとなるのか、そして AWS がどのように役立つのか説明した思想的リーダーシップのドキュメントを公開しました。
新しく改訂されたクイックスタート
クイックスタートチームは新しいソリューションを次から次へと送り出し、既存のソリューションに向けて重要な更新を作成しています。概要は次をご覧ください。
今回は以上です。
— Jeff;