高速 CPU を大規模なメモリと組み合わせることで、電子設計オートメーション、特定のリレーショナルデータベースなどのアプリケーションでパフォーマンスを向上できます。製品を開発して市場に投入するまでの時間を短縮できます。

特定のワークロードに必要な CPU の数を減らすことで、CPU 単位の料金モデルを使用しているアプリケーションのライセンス料金を削減できます。EDA アプリケーションのソフトウェアライセンスコストは総コストの大部分を占めるため、必要な CPU 数を減らすことでコストを大幅に削減できます。

EC2 プレイスメントグループ内で z1d インスタンスを起動すると、最大 25 Gbps のネットワーク帯域幅がサポートされます。EBS ボリュームの場合、z1d インスタンスでは Non-Volatile Memory Express (NVMe) インターフェイスがサポートされ、暗号化された EBS ボリュームと暗号化されていない EBS ボリュームの両方に最大 14 Gbps の専用 EBS 帯域幅が提供されます。

z1d 高周波数インスタンスは、最大 4.0 GHz の持続的な全コア周波数を提供します。Intel Turbo の機能により、利用可能な電力と発熱の余裕に基づいてプロセッサでより高いクロックレートを実現します。z1d インスタンスには 7 つの異なるインスタンスサイズがあり (ベアメタルを含む)、インスタンスあたり最大 48 個の vCPU を提供します。

z1d インスタンスでは vCPU とメモリの比率が 1 対 8 で、最大 384 GiB の RAM を利用できます。  vCPU を多く必要としないリレーショナルデータベースなどのメモリ負荷の高いアプリケーションでは、vCPU に対するメモリの比率がより高いことが理想的です。  これは vCPU 数に基づくソフトウェアライセンスコストを削減するために役立ちます。  さらに、CPU 最適化機能を使用するすると、vCPU 数を減らし (より少ないコア数でコンピューティング要件に対応できるため)、メモリを同じ容量に維持できます。

z1d インスタンスは、従来の仮想化機能の多くを専用ハードウェアにオフロードするビルディングブロックを豊富に取り揃えた AWS Nitro System 上に構築されています。こうすることによって、AWS Nitro System が高パフォーマンス、高可用性、高セキュリティを可能にすると同時に、仮想化オーバーヘッドも削減されます。