Amazon EC2 インスタンスタイプ

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)では、数多くの様々なインスタンスタイプから、お客様のコンピューティングニーズに最適なものを選択することができます。各インスタンスは、必要とされるコンピュート機能を期待通りに提供します。その費用はインスタンスが利用される時間単位でお支払いいただきます。

利用可能なインスタンスタイプ

スタンダード インスタンス

このファミリーのインスタンスは、ほとんどのアプリケーションに適しています。

スモール インスタンス - デフォルト*

1.7 GB メモリ
1 ECU(1 ECU × 1仮想コア)
160 GB インスタンスストレージ
32ビットまたは64ビットのプラットフォーム
I/O 性能: 標準
API 名: m1.small

ミディアムインスタンス

3.75 GB メモリ
2 ECU(2 ECU × 1仮想コア)
410 GB インスタンスストレージ
32ビットまたは64ビットのプラットフォーム
I/O 性能: 標準
API 名: m1.medium

ラージ インスタンス

7.5 GB メモリ
4 ECU(2 ECU × 2仮想コア)
850 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 高速
API 名: m1.large

エクストララージ インスタンス

15 GB メモリ
8 ECU(2 ECU × 4仮想コア)
1,690 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 高速
API 名: m1.xlarge

マイクロインスタンス

マイクロインスタンス(t1.micro)は、少量かつ一定量の CPU リソースをご提供するプランです。追加サイクルが利用可能であるときは、CPU 処理能力を短期バーストとして増大させることができます。このタイプが適しているのは、低スループットのアプリケーションやウェブサイトがときどき追加コンピュートサイクルを必要とする場合です。マイクロインスタンスの使い方と、このインスタンスが適しているアプリケーションについては、Amazon EC2 のドキュメントをご覧ください。

マイクロインスタンス

613 MB メモリ
最大2 ECU(短期の定期的なバースト)
EBS ストレージのみ
32ビットまたは64ビットのプラットフォーム
I/O 性能: 高速
API 名: t1.micro

ハイメモリ インスタンス

このファミリーのインスタンスは、データベースやメモリキャッシング アプリケーションなど、高スループットアプリケーションのために、大容量メモリを提供します。

ハイメモリ エクストララージ インスタンス

17.1 GB メモリ
6.5 ECU(3.25 ECU × 2仮想コア)
420 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 標準
API 名: m2.xlarge

ハイメモリ ダブルエクストララージ インスタンス

34.2 GB メモリ
13 ECU(3.25 ECU × 4仮想コア)
850 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 高速
API 名: m2.2xlarge

ハイメモリ クアドラプル エクストララージ インスタンス

68.4 GB メモリ
26 ECU(3.25 ECU × 8仮想コア)
1690 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 高速
API 名: m2.4xlarge

ハイ CPU インスタンス

このファミリーのインスタンスは、比率的にメモリ(RAM)よりも多くの CPU リソースを持ち、莫大な計算量を必要とするアプリケーションに適しています。

ハイ CPU ミディアム インスタンス

1.7 GB メモリ
5 ECU(2.5 ECU × 2仮想コア)
350 GB インスタンスストレージ
32ビットまたは64ビットのプラットフォーム
I/O 性能: 標準
API 名: c1.medium

ハイ CPU エクストララージ インスタンス

7 GB メモリ
20 ECU(2.5 ECU × 8仮想コア)
1690 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 高速
API 名: c1.xlarge

クラスタコンピュート インスタンス

このファミリーのインスタンスは、ネットワークパフォーマンスの向上に合わせて比較的高い CPU リソースを提供するため、高性能コンピュート(HPC)アプリケーションやその他の要件の厳しいネットワークバウンド アプリケーションに最適です。クラスタインスタンスの詳しい概念については、Amazon EC2 のドキュメントをご覧ください。HPC の具体的な利用事例とクラスタ管理のオプションについては、HPC ソリューションページをご覧ください。

クラスタコンピュート クアドラプル エクストララージ インスタンス

23 GB メモリ
33.5 EC2 Compute Unit(2 x Intel Xeon X5570、quad-core「Nehalem」アーキテクチャ)
1690 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 超高速(10 ギガビットイーサネット)
API 名: cc1.4xlarge

クラスタコンピュートエイトエクストララージインスタンス

60.5 GB メモリ
88 ECU(2 × Intel Xeon E5-2670、8コア "Sandy Bridge" アーキテクチャ)
3370 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 超高速(10 ギガビットイーサネット)
API 名: cc2.8xlarge

クラスタ GPU インスタンス

このファミリーのインスタンスは、比較的に高性能 CPU と、HPC、レンダリング、およびメディア処理アプリケーションを含む高性能の並列処理を使った高性能のネットワーク性能を備えた汎用グラフィック処理ユニット(GPU)を提供します。クラスタコンピュート インスタンスが短い待ち時間で高スループットのネットワークに接続されるクラスタを作る一方で、クラスタ GPU インスタンスは、追加オプションを提供します。従来のプロセッサ以上の GPU による並列処理の効率性を得ることができます。このタイプのインスタンスの HPC アプリケーションへの使用についての詳細はこちらをご覧ください。

クラスタ GPU コンピュート クアドラプル エクストララージ インスタンス

22 GB メモリ
33.5 EC2 Compute Unit(2 x Intel Xeon X5570、quad-core「Nehalem」アーキテクチャ)
2 x NVIDIA Tesla「Fermi」M2050 GPU
1690 GB インスタンスストレージ
64ビット プラットフォーム
I/O 性能: 超高速(10 ギガビットイーサネット)
API name: cg1.4xlarge

インスタンスタイプの選択

Amazon EC2 インスタンスには、標準、マイクロ、ハイメモリ、ハイ CPU、クラスタコンピュート、クラスタ GPU の 6 つのファミリーがあります。

スタンダード インスタンスは、ほとんどの汎用アプリケーションに適した CPU とメモリ比率を有しています。ハイメモリ インスタンスは、データベースやメモリキャッシュアプリケーションなど、高スループットアプリケーション向けに、より大きなメモリサイズを提供します。ハイ CPU インスタンスは、比率的にメモリ(RAM)よりも多くの CPU を有しており、莫大な計算量を必要とするアプリケーションに最適です。

マイクロインスタンスは、少量の整合性のある CPU リソースを提供し、他のサイクルが利用可能になると、CPU 容量をバーストできます。定期的にかなりのコンピュートサイクルを消費する、少量のスループットアプリケーションやウェブサイトに最適です。マイクロンスタンスは、定常状態では、スモールインスタンスが実行するコンピュートリソースの一部を受け取ります。したがって、莫大な計算量や定常状態を必要とするアプリケーションには、スモール インスタンス(または、必要に応じてより大きいもの)の使用をお勧めします。しかしマイクロインスタンスは、2 ECU まで定期的にバーストすることができます(短期間)。これは、スタンダード スモール インスタンスで利用可能な ECU の2倍に相当します。したがって、時折著しいコンピュートサイクルの消費を必要とする比較的低いスループットのアプリケーションやウェブサイトには、マイクロインスタンスの使用をお勧めします。

クラスタコンピュートインスタンスは、ネットワークパフォーマンスの向上に伴い、極めて大量の CPU を提供するため、高性能コンピュート(HPC)アプリケーションやその他の条件が厳しいネットワークバウンドアプリケーションに最適です。

クラスタ GPU インスタンスは、汎用グラフィックス プロセシング ユニット(GPU)に比較的高い CPU とネットワーク パフォーマンスの向上を提供するため、HPC、レンダリングおよびメディア処理アプリケーションを含む、高度な並列化処理を利用するアプリケーションに最適です。

インスタンスタイプを選択する場合、リソースの利用に関するアプリケーションの特性を考慮し、最適なインスタンスファミリーおよびサイズを選択すべきです。EC2 の利点の1つは、インスタンスの利用時間単位で支払いができることです。これによって、様々なインスタンスファミリーやタイプで、便利かつ安価にアプリケーションの性能をテストすることができます。最も適切なインスタンスファミリーやインスタンスタイプを決定する良い方法の1つは、テストインスタンスを起動して、アプリケーションを基準に従って評価することです。

コンピュートリソースの測定

ユーティリティ コンピューティングモデルへの移行は、開発者が CPU リソースに対してこれまで持っていた考え方を根本的に変えるものです。数ヵ月または数年間使用する特定のプロセッサを購入またはリースする代わりに、時間単位で容量をレンタルすることができます。Amazon EC2 は、コモディティなハードウェア上に構築されているため、EC2 インスタンスが内在する物理的なハードウェアの種類は、時間と共に異なる可能性があります。当社の目的は、実際に利用するハードウェアがどのようなものであろうと、一定量の CPU 能力を安定したかたちで供給することです。

Amazon EC2 は様々な手段を使用し、各インスタンスに安定した期待通りの CPU 能力を提供します。異なるインスタンスタイプ間で開発者が間単に CPU 能力値を比較できるように、Amazon EC2 Compute Unit が定義されています。特定のインスタンスに配分されている CPU 量は、これらの EC2 Compute Unit で明示されます。当社はいくつかのベンチマークとテストを使用して、EC2 Compute Unit のパフォーマンスの安定性と予測可能性を管理します。1つの EC2 Compute Unit は、1つの 1.0-1.2 GHz 2007 Opteron または 2007 Xeon プロセッサの CPU 能力に等しい能力を提供します。またこれは、当社のオリジナル資料に記載されている、2006年初頭の 1.7 GHz Xeon プロセッサとも等価です。お客様にコンピュート能力のより明確な状況を提供できるメトリックスが見つかった場合には、今後 EC2 Compute Unit の定義方法を追加したり、交換したりする可能性があります。

アプリケーションにとって最適に動作するインスタンスがどれかを見つける最善の方法は、インスタンスを起動して、アプリケーションを基準に従って評価することです。EC2 の利点の1つは、時間単位で支払いができることです。これによって、様々なインスタンスファミリーやタイプで、便利かつ安価にアプリケーションの性能をテストすることができます。

I/O 性能

Amazon EC2 は、仮想化されたサーバーインスタンスを提供します。CPU、メモリ、インスタンスストレージのようないくつかのリソースが特定のインスタンスに特化されている一方で、ネットワークやディスク サブシステムのようなその他のリソースは他のインスタンスと共有されています。物理的なホスト上の各インスタンスが、これらの共有リソースの1つを可能な限り利用しようとする場合、それぞれのインスタンスは、そのリソースの共有分を等しく受け取ります。ただしリソースに未使用の部分がある場合は、多くの場合、それが利用可能である間、そのリソース共有分をより多く消費することができます。

様々なインスタンスタイプは、それらのサイズに応じて、共有リソースからより高い、またはより低い最小性能を提供します。インスタンスの各タイプには、I/O 性能インジケータがあります(低速標準高速)。高速の I/O 性能を有するインスタンスタイプは、共有リソースに対してより大きな割り当てを取得します。共有リソースをより大きく配分することによって、I/O 性能のばらつきを抑えることもできます。ほとんどのアプリケーションでは、低速または標準の I/O 性能で十分です。ただし、より高速の、またはより安定した I/O 性能を必要とするアプリケーションでは、高速の I/O 性能を有するインスタンスを検討したほうが良い場合があるかもしれません。

クラスタコンピュート インスタンスとクラスタ GPU インスタンスは、クラスタ内での高いネットワークスループットと短いネットワーク待ち時間を実現するために、10 GB のイーサネットを使用して、超高速の I/O 性能を維持します。

さらに、Amazon EBS を使って、ディスク用アプリケーション用のストレージ I/O 性能を向上できます。




*スモール インスタンスのタイプは、Amazon EC2 が起動されて以来利用可能となっている、オリジナルの Amazon EC2 インスタンスタイプと同じものです。現在、このインスタンスタイプがすべてのお客様に対してデフォルトとなっています。その他のインスタンスタイプを使用するには、RunInstances API 経由で、それらを別途リクエストする必要があります。



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