Amazon Web Services ブログ
AWS Weekly Roundup – CodeWhisperer、CodeCatalyst、RDS、Route53 など– 2023 年 10 月 24 日
AWS ニュースブログチームの全員が、ラスベガスで行われる毎年恒例のカスタマーカンファレンス、 AWS re:Invent の開催中に新しいサービスと機能を発表するための記事の執筆に全力で取り組んでいます! そして、私たちが皆さんに読んでいただくためのコンテンツを準備している間も、AWS のサービスチームは革新し続けています。以下は、10月16日週のリリースの概要です。
10月16日週のリリース
私が関心を持ったリリースをいくつかご紹介しましょう。
Amazon CodeCatalyst – CI/CD ワークフローをトリガーするための cron 式を追加できるようになりました。これは、ワークフローを指定された時間に開始する手段を提供します。CodeCatalyst は、プロジェクトのコラボレーションツール、CI/CD パイプライン、および開発環境とデプロイ環境を統合する統合開発サービスです。
Amazon Route53 – お客様のトラフィックをお客様に最も近い AWS Local Zones にルーティングして、レイテンシーの影響を受けやすいワークロードのアプリケーションパフォーマンスを向上させることが可能になりました。詳細については、Route53 のドキュメントの「Geoproximity routing」を参照してください。
Amazon RDS – AWS がお客様のデータベースの TLS 証明書に署名するために使用するルート証明書は、2024 年に有効期限が切れます。データベース用の新しい証明書は、有効期限日の前に生成しておく必要があります。このブログ記事には、そのステップバイステップ手順が詳しく説明されています。AWS が生成した新しいルート証明書の有効期間は、RSA2048 では今後 40 年、RSA4098 および ECC384 では 100 年になります。AWS のデータベース証明書を更新する義務を負うのは、皆さんのプロとしてのキャリアの中でこれが最後になるでしょう。
Amazon MSK – Kafka クラスターを大規模に複製することは困難で、大抵の場合は、インフラストラクチャとレプリケーションソリューションを独自に管理しなければなりません。AWS は、同じ AWS リージョン内、または複数の AWS リージョンにまたがる Kafka クラスターのためのフルマネージドレプリケーションソリューション、Amazon MSK Replicator の提供を開始しました。
Amazon CodeWhisperer – Amazon CodeWhisperer Professional の次なる機能のプレビューが開始されました。これからは、プライベートコードベースで CodeWhisperer をトレーニングできるようになります。この機能は、より適切な提案を組織の開発者に提供することによって、組織のプライベートライブラリやフレームワークに対する毎日のコーディングで開発者をよりよくサポートできるようにします。
Amazon EC2 – 第 7 世代のメモリ最適化 EC2 インスタンス (R7i) が利用可能になりました。これらのインスタンスは、第 4 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサー (Sapphire Rapids) を使用しています。このインスタンスファミリーは、最大 192 個の vCPU と 1,536 GB のメモリを提供します。これらは、インメモリデータベースやキャッシュなどのメモリ集約型アプリケーションに最適です。
X in Y – 追加のリージョンで既存のサービスとインスタンスタイプの提供が開始されました。
- Amazon Bedrock が欧州 (フランクフルト) で利用可能になりました。ヨーロッパのお客様は、そのデータが欧州連合内に維持されることを確実にしなければならない場合が多いため、この機能はこれらのお客様にとって重要です。これからは、プロンプトやカスタム設定がヨーロッパ内に維持されるという確信を持ったうえで、アプリケーションに生成系 AI 機能を組み込み、大規模言語モデルにアクセスすることができるようになります。
- Amazon EC2 が、複数のインスタンスファミリーのフットプリントを拡大し、カナダ (中部) と南米 (サンパウロ) で m6gd インスタンス、カナダ (中部) で c6a インスタンス、カナダ (中部) と欧州 (ミラノ) で m6a インスタンス、そして米国西部 (北カリフォルニア) とアジアパシフィック (シンガポール) で r6a インスタンスの提供を開始しました。最後に、欧州 (チューリッヒ) では m6id インスタンスが利用できるようになりました。
- Amazon EMR Managed Scaling がアジアパシフィック (ジャカルタ) で利用可能になりました。
その他の AWS ニュース
以下は、皆さんが興味を持つと思われるその他のブログ記事とニュースです。
Community.AWS ブログが、Java アプリケーションと Go アプリケーション内に Amazon Bedrock を統合する方法を説明する新しい記事を発表しました。また、私の同僚である Brooke も、re:Invent に初めて参加する人のためのサバイバルガイドを書きました。
AWS の公式ポッドキャスト – 最新の AWS ニュースや興味深いユースケースの詳細情報を毎週お届けします。AWS の公式ポッドキャストは、数か国語で配信されています。フランス語、ドイツ語、イタリア語、およびスペイン語のポッドキャストもぜひご利用ください。
AWS ニュースのすばらしい情報源には、他にも次のようなものがあります。
近日開催される AWS イベント
カレンダーを確認して、これらの AWS イベントにサインアップしてください。
AWS Community Days – お住まいの地域の AWS ユーザーグループリーダーが運営する、コミュニティ主導のカンファレンスに参加しましょう。このカンファレンスは、ジャイプル (11 月 4 日)、ヴァドーダラー (11 月 4 日)、およびブラジル (11 月 4 日) で開催されます。
AWS Innovate: Every Application Edition – 無料のオンラインカンファレンスに参加して、セキュリティと信頼性の強化、限られた予算でのパフォーマンスの最適化、アプリケーション開発の迅速化を行い、生成系 AI を用いてアプリケーションに大革新をもたらすための最先端の方法を探りましょう。10 月 26 日に開催される AWS Innovate Online アジアパシフィック & 日本にぜひ登録してください。
AWS re:Invent (11 月 27 日~12 月 1 日) – このカンファレンスに参加して、AWS の最新情報を聞き、専門家から学び、グローバルなクラウドコミュニティとつながりましょう。セッションカタログと参加者ガイドを参照して、生成系 AI の re:Invent ハイライトを確認してください。
近日開催される対面イベントと仮想イベントのすべてを閲覧することができます。
10月23日週のニュースは以上です。re: Invent ブログ記事の執筆に戻ろうと思います。
10月30日週の Weekly Roundup もお楽しみに!
この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!
原文はこちらです。