Amazon Web Services ブログ
AWS Weekly Roundup: 新しいアジアパシフィックリージョン、DynamoDB の更新情報、Amazon Q Developer など (2025 年 1 月 13 日)
2025 年の第 2 週を迎えるにあたり、中国では旧正月の準備の始まりを意味する、伝統的な祝日である臘八節 (ろうはちせつ) をお祝いしています。この日、中国の人々は、さまざまな穀物やドライフルーツ、木の実を組み合わせた特別なお粥、臘八粥 (ろうはちがゆ) を用意します。この
栄養価の高い料理は、調和、繁栄、幸運を象徴し、それぞれの成分は生命の多様性と豊かさを表します。伝統的なこの慣習は、ブッダが乳粥を食べて悟りを開いたときにまでさかのぼり、物質的栄養と精神的栄養の両方の象徴となっています。旧暦の 12 月 8 日に開催されるこの祭りは、中国で最も重要な伝統的な祝日であり、家族の再会と再生を祝う春節までのカウントダウンの始まりです。
グローバルなテクノロジーコミュニティが成長を遂げる中、このような文化的なお祝いは、包括的なイノベーションと進歩の共有の重要性を私たちに思い出させてくれます。
1 月 6 日週のリリース
Amazon Web Services (AWS) が 1 月 13 日週にリリースした内容をご紹介します。
新しい AWS アジアパシフィック (タイ) リージョン – AWS は、3 つのアベイラビリティーゾーンを備えた新しいアジアパシフィック (タイ) AWS リージョンの立ち上げにより、グローバルインフラストラクチャを拡大しました。この追加によって、タイおよび東南アジア全域のお客様は、タイ国内のデータレジデンシーを維持しながら、より少ないレイテンシーで顧客にサービスを提供できるようになります。新しく立ち上げられたリージョンは、AWS サービスの全範囲をサポートし、急速に成長している ASEAN 市場での当社の存在感を強化します。
バンコクの新しい AWS Direct Connect 拠点 – タイリージョンの立ち上げに伴い、AWS ではバンコクに新しい AWS Direct Connect 拠点を設立し、既存のインフラストラクチャを拡張しました。この追加により、タイのお客様が AWS サービスにアクセスする際の接続オプションが改善され、ネットワークレイテンシーが短縮されます。
データベースと分析
Amazon DynamoDB 用の設定可能なポイントインタイムリカバリ期間 – Amazon DynamoDB では、ポイントインタイムリカバリ (PITR) 期間をカスタマイズできるようになりました。つまり、お客様はテーブルごとに 1~35 日の範囲のリカバリ期間を指定できます。この強化によって、組織はコスト効率を最大化しながら、正確なコンプライアンス要件を満たすことができるようになります。この機能は、AWS GovCloud (米国西部) および中国リージョンを含むすべての AWS リージョンでご利用いただけます。柔軟にデータのリカバリ期間を設定できるため、お客様はビジネス要件や規制上の義務を正確に遵守するバックアップポリシーを作成できます。
Amazon MSK Connect API と AWS PrivateLink – Amazon Managed Streaming for Apache Kafka Connect (Amazon MSK Connect) API は AWS PrivateLink のサポートを開始しました。これにより、お客様は仮想プライベートクラウド (VPC) 内のプライベートエンドポイントを介して MSK Connect API にアクセスできるようになります。この強化によって、トラフィックが AWS ネットワーク内に留まるため、セキュリティが強化され、データ漏洩が軽減されます。
生成 AI と機械学習
SageMaker コードエディタの Amazon Q Developer – Amazon Q Developer が Amazon SageMaker コードエディタの統合開発環境 (IDE) に統合され、AI を活用したコード支援を通じて、開発者のエクスペリエンスが向上しました。インテリジェントなコード提案、ドキュメント支援、コンテキストに基づく推奨事項を SageMaker 開発環境内で直接利用できるようになりました。
管理とガバナンス
AWS Chatbot の AWS Systems Manager Automation – AWS Chatbot では、AWS Systems Manager Automation ランブックの推奨事項が 20 件追加され、自動運用管理の機能が拡張されました。これらの新しい推奨事項は、お客様がチャットベースの対話を通じて業務タスクを合理化し、ベストプラクティスをより効率的に実装するのに役立ちます。
AWS Transit Gateway コスト分析の強化 – コストアロケーションタグを使用して、Transit Gateway のデータ処理料金を分析する新機能をリリースしました。この機能により、ネットワークコストの可視性と管理性が向上し、組織は AWS Transit Gateway の使用状況を効率的に追跡および最適化できるようになります。強化されたコスト分析ツールにより、ネットワークトラフィックパターンと関連コストに関する詳細な洞察を得ることができます。
その他の AWS ニュースとハイライト
生成 AI の新しいセキュリティコース – AWS Skill Builder は、AWS での生成 AI アプリケーションの保護に焦点を当てた新しいコースをリリースしました。この包括的なトレーニングでは、人工知能と機械学習 (AI/ML) ワークロードのセキュリティのベストプラクティスを実装し、データ保護、モデルセキュリティ、コンプライアンス要件に対処する方法を学ぶことができます。このコースは、急速に発展する生成 AI の分野における専門的なセキュリティ知識に対する需要の高まりに応えます。
Amazon Connect Contact Lens の無料トライアル – Amazon Connect Contact Lens の会話分析とパフォーマンス評価を初めて使用するユーザー向けに、無料トライアルをご紹介します。新規のお客様は、2 か月間、毎月最大 100,000 音声分まで無料で処理できます。また、初めてパフォーマンス評価を行うユーザーには、最初の評価から 30 日間の無料トライアルが提供されます。このイニシアチブにより、お客様は追加費用なしで Contact Lens の機能を普段の環境で体験できます。無料トライアルは、Contact Lens がサポートされているすべての AWS リージョンでご利用いただけます。
AWS のお知らせの詳細なリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。
2025 年は、開発者、アーキテクト、ビジネスリーダー、クラウドジャーニー初心者などのあらゆる方に、また 2024 年に何が起こったかに関わらず、新しい機会をもたらします。
この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!
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