New – ハイパフォーマンスコンピューティング向けに最適化された Amazon EC2 Hpc6id インスタンス

C5n、C6gn、R5n、M5n などの拡張ネットワーキングを特徴とする Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスと、最近リリースされた HPC インスタンス Hpc6a を使用して、極めて大規模で複雑なハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) ワークロードを柔軟に実行できるようにしました。

有限要素解析 (FEA) や耐震処理などのデータを多用するワークロードのジョブの完了時間を短縮するために、vCPU あたりのコンピューティングパフォーマンスを向上させ、メモリとローカルディスクストレージを増やして、極めて負荷の高いワークロードをサポートするためのより多くのオプションを提供してほしいというフィードバックをお客様からいただきました。

HPC ワークロード向けの Amazon EC2 Hpc6id インスタンスの発表
11 月 29 日、Tightly-coupled の HPC ワークロード専用の新しいインスタンスタイプである Amazon EC2 Hpc6id インスタンスの一般提供の開始をお知らせします。Amazon EC2 Hpc6id インスタンスは、最大 3.5 GHz の周波数、1024 GiB のメモリ、15.2 TB のローカル SSD ディスク、200 Gbps の Elastic Fabric Adapter (EFA) ネットワーク帯域幅で動作する第 3 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサ (Ice Lake) を搭載しており、これは R6i インスタンスの 4 倍です。

Amazon EC2 Hpc6id インスタンスは、データを多用する HPC ワークロード向けの同様の x86 ベースの EC2 インスタンスと比較して、vCPU ごとの最高の HPC パフォーマンスを提供します。

詳細な仕様は次のとおりです。

Amazon EC2 Hpc6id インスタンスのユースケース
ライセンスバウンドのシナリオを実行しているお客様は、Hpc6id を使用してインフラストラクチャと HPC ソフトウェアのライセンスコストを削減できます。Math Kernel Library や AVX-512 など、インテル固有の機能に最適化された HPC コードを使用している他のお客様は、200 Gbps の EFA 帯域幅を利用して、最大規模の HPC ワークロードを Hpc6id に移行し、AWS でワークロードをスケールアップできます。

CPU あたりのパフォーマンスを向上させるために最適化された HPC ソフトウェアコードを使用している他のお客様も、Hpc6id を使用してワークロードをより少ないノードに統合し、ジョブをより迅速に完了することができます。より迅速にジョブを完了することは、お客様がインフラストラクチャとソフトウェアライセンスの両方のコストを削減するのに役立ちます。お客様は Hpc6id インスタンスを使用して、さまざまなクラスターサイズ (最大数万コア) にわたって複雑な計算を迅速に実行できます。

また、お客様は Hpc6id インスタンスを AWS ParallelCluster とともに使用して Hpc6id インスタンスを他のインスタンスタイプと一緒にプロビジョニングできるため、同じ HPC クラスター内でさまざまな種類のワークロードを柔軟に実行できます。Hpc6id インスタンスは AWS Nitro System を利用しています。AWS Nitro System は、高パフォーマンス、高可用性、強力なセキュリティを実現しながら、仮想化のオーバーヘッドも削減するために、従来の仮想化機能の多くを専用のハードウェアとソフトウェアにオフロードする豊富な構成要素をまとめたサービスです。

今すぐご利用いただけます
Amazon EC2 Hpc6id インスタンスは、オンデマンドインスタンス、リザーブドインスタンス、または Savings Plans で購入できます。Hpc6id インスタンスは、米国東部 (オハイオ) リージョンと AWS GovCloud (米国西部) リージョンでご利用いただけます。Tightly-coupled のワークロード向けに Amazon EC2 Hpc6id インスタンスのネットワークを最適化するには、単一のアベイラビリティーゾーン内のクラスタープレイスメントグループを使用します。

詳細については、Hpc6 インスタンスページにアクセスしてください。また、当社の HPC チーム、AWS re:Post for EC2、または通常の AWS サポートの連絡先を通じてご連絡ください。

– Channy

原文はこちらです。