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週刊生成AI with AWS – 2026年10月12日週

みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの三厨です。

生成 AI を活用したビジネス課題の解決を支援する AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラム は、通年で応募を受け付けています。戦略プランニング、モデルカスタマイズ、モデル活用の 3 コースがあり、想定コストの 50% を上限とする AWS クレジットや技術支援、勉強会、参加企業間のネットワーキングも用意されています。生成 AI の本番活用を検討されている方は、ぜひご確認ください。

また、このプログラムの 1 コースである 「フィジカル AI 開発支援プログラム by AWS ジャパン」第 2 期 の応募受付が始まりました。VLA をはじめとするロボット基盤モデルや、VLM、世界モデルなどの周辺技術を AWS 上で開発する企業・団体が対象で、スタートアップから大企業、大学・研究機関まで応募できます。フィジカル AI のスペシャリストによる技術支援、コスト最適化、コミュニティ形成、GTM 支援が受けられ、第 1 期に応募した方も再応募が可能です。締切は 11 月 16 日(月)なので、ロボティクス × 生成 AI に取り組んでいる方はお早めにどうぞ。

それでは、10 月 12 日週の生成 AI with AWS 界隈のニュースを見ていきましょう。

さまざまなニュース

サービスアップデート

    • Amazon Bedrock AgentCore の短期メモリが従量制の料金に
      AgentCore Memory の短期メモリが、イベントごとの定額料金から、エージェントが取り込み・取得・保存するデータ量に応じた従量制に変わりました。小さなイベントを頻繁に書き込むエージェントでも使った分だけの支払いになり、ほとんどのワークロードでコストが下がります。料金は取り込み 1 GB あたり 1.00 USD、取得 1 GB あたり 0.20 USD、ストレージ 1 GB 月あたり 0.10 USD で、長期メモリの料金は変わりません。
    • Amazon Bedrock AgentCore の Web Search が 4 リージョンに拡大
      AI エージェントに Web から最新の情報を提供するフルマネージドツール AgentCore Web Search が、米国東部(オハイオ)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(シドニー)、AWS GovCloud (US-West) で使えるようになりました。ユーザーに近いリージョンで検索できるのでレイテンシーが下がり、GovCloud ではコンプライアンス要件のある政府系ワークロードでも利用できます。
    • AWS Agent Registry がレジストリレコードのカスタムメタデータをサポート
      組織内のエージェント、MCP サーバー、エージェントスキルなどを管理する一元カタログ AWS Agent Registry で、所有チームやデータ分類、レビューステータスといった独自の項目をレコードに追加できるようになりました。リソースが数百規模に増えても、人と自動化の両方が同じ基準で検索・統制できます。作成時に必須項目と値を検証する機能もあり、東京リージョンでも利用できます。
    • Agent Toolkit for AWS の AWS AI/ML スキルで、コーディングエージェントが SageMaker AI を使いこなせるように
      Agent Toolkit for AWS に AWS AI/ML スキルがコアスキルとして加わり、コーディングエージェントが自然言語のやり取りの中で SageMaker AI のモデル選択、トレーニング、最適化、デプロイまで進められるようになりました。ファインチューニングのガイドや推論最適化、MLflow、JumpStart のモデル推奨にも対応しています。Kiro などの任意のコーディングエージェントで使え、SageMaker Studio の JupyterLab にはプリインストールされています。
    • NVIDIA Nemotron 3.5 Super VL が Amazon SageMaker JumpStart で利用可能に
      画像・動画・テキストを入力できる NVIDIA の視覚言語モデル Nemotron 3.5 Super VL が SageMaker JumpStart に登場しました。120B パラメータ(アクティブ 12B)のハイブリッド MoE で、100 万トークンのコンテキスト、構造化 JSON 出力、ツール呼び出しに対応し、日本語を含む 10 言語をサポートしています。文書理解や GUI 理解、動画の質問応答など、マルチモーダルなエージェントアプリケーションに向いています。
    • AWS Transform が Azure から AWS へのクラウドネイティブなコード変換を一般提供開始
      AWS Transform の .NET モダナイゼーションエージェントが、ソースコード内の Azure SDK を検出して同等の AWS サービスのコードに変換できるようになりました。Azure Functions から AWS Lambda、Blob Storage から Amazon S3、Queue Storage から Amazon SQS への変換が一般提供され、Cosmos DB から Amazon DynamoDB への変換はプレビューです。変換計画を承認・調整してから実行するため、Azure 上の .NET アプリの移行を安心して進められます。東京リージョンでも利用できます。
    • AWS Transform のフルスタック Windows モダナイゼーションが Aurora PostgreSQL のクロスリージョンデプロイに対応
      SQL Server から変換した Amazon Aurora PostgreSQL を、変換計画で指定した別のリージョンにデプロイできるようになりました。データレジデンシーやレイテンシー、ディザスタリカバリーの要件に合わせてデプロイ先を選べます。依存する .NET アプリの接続文字列やデータアクセス部分も同じワークフローで更新され、東京を含む 7 リージョンが新たに対象になりました。
    • Amazon MWAA が AI エージェントスキルを提供
      Amazon Managed Workflows for Apache Airflow が Agent Toolkit for AWS と統合し、ワークフローの作成、デバッグ、テストと、環境のアップグレードを行う 4 つのスキルを提供しました。ETL パイプラインを自然言語で説明すると、タスクの依存関係やエラー処理を含む DAG を AI コーディングアシスタントが生成してくれます。MWAA Provisioned と MWAA Serverless の両方に対応しています。

今週は以上です。それでは、また来週お会いしましょう!

著者について

Wataru Mikuriya

三厨 航  (Wataru MIKURIYA)

AWS Japan のソリューションアーキテクト (SA) として、ヘルスケア・ハイテク製造業のお客様のクラウド活用を技術的な側面・ビジネス的な側面の双方から支援しています。クラウドガバナンスや IaC 分野に興味があり、最近はそれらの分野の生成 AI 応用にも興味があります。最近の趣味はカメラです。週刊 AWS の新しいサムネイルを撮影したので、是非ご覧ください。