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ソフトウェア VPN を使ってリモートアクセスしたい

リモート環境から VPC 内やオンプレミス環境のシステムにリモートアクセスしたい。その際、新たなデスクトップ環境を⽤意するコストを抑えるために、既存の環境をそのまま流⽤したい

構成概要

この構成例のクラウドレベル:

基礎編

入門編:該当するユースケースの知識が全くない方が対象
基礎編:該当するユースケースの入門知識がある方が対象
応用編:該当するユースケースにある程度精通している方が対象

この構成例で解決できる課題・困りごと:

  • 新たなデスクトップ環境を用意するコストを抑えたい

  • 既存の環境をそのまま流用したい

  • Windows 環境では動かないアプリがある

この構成例の概算料金:

619.08 ドル(月額) 

この構成例のメリット:

  • 利用者は、VPN 接続アプリケーションをインストールしたデバイスを利用して、自宅や出先/社内から VPN エンドポイントに接続できます。

  • VPN エンドポイントへの接続の際に、証明書を利用した相互認証、 Directory Service を使った認証、SAML 認証をすることができます。この構成では、相互認証を利用しています。

  • セキュリティグループや認証ルールを利用することでアクセス制御も可能です。

  • オンプレミス環境との接続が必要な場合は、VPC とオンプレミス環境を、AWS Direct Connect や AWS サイト間 VPN を利用して接続することも可能です。この構成では、AWS サイト間 VPN を利用しています。

Architecture diagram illustrating remote access VPN connections using AWS Client VPN, AWS Certificate Manager (ACM), and connections between remote users, AWS Cloud (VPC and subnets), and a corporate data center. The diagram includes Japanese labels and showcases the interaction between client devices, AWS services, and corporate infrastructure.

月額合計料金:619.08 (USD)

この構成例で使用したサービスと概算料金内訳

サービス
項目
数量
単価
料金 (USD)
AWS Client VPN

エンドポイントアソシエーション

VPN 接続

2 サブネット * 730 時間 = 1,460 時間

100 名* 3 時間 * 22 (1ヶ月の稼働日数) = 6,600 時間

0.15 USD/時間あたり

0.05 USD/時間あたり

219.00

330.00

AWS サイト間 VPN

VPN 接続

2 接続 * 730 時間 = 1,460 時間

0.048 USD/時間あたり

70.08

  • 東京リージョンでのご利用を想定しています。

  • 1 ヶ月を 730 時間として計算しています。

  • 100 名のユーザーが毎日 3 時間 VPN 接続 を利用、1 か月あたりの稼働日数 22 日と仮定しています。

  • 冗長化のため、VPN エンドポイント には 2 つのサブネットをアソシエーションしています。

  • 冗長化のため、AWS サイト間 VPN には 2 つの接続を用意しています。

  • 証明書の発行はローカルで実施し ACM に証明書を取り込むため費用は発生しません。

  • AWS Client VPN およびサイト間 VPN 共に、AWS 環境からのアウトバウンドの通信については、別途 EC2 オンデマンド料金ページ で説明されているデータ転送料金が発生します。

※ 2024 年 04 月 17 日時点での試算です

この AWS サービスに関する参考情報