AWS Week in Review – 2023 年 3 月 13 日

1月末に前回の Week in Review 記事を書いたのは、つい昨日のことのように思えますが、今は 3 月のほぼ中旬です。北半球では春が近づいており、2023 年は 4 分の 1 近く終わりました。本当にあっという間に時間が過ぎていきますね。

3月6日週のリリース
3月6日週のリリースやその他のニュースの中から、皆さんに注目していただきたいものをご紹介します。

新しい AWS ヒーロー: 世界中の AWS コミュニティの中心で、ヒーローたちが知識と熱意を分かち合っています。インドネシアの Ananda、そしてオーストラリアの Aidan と Wendy、新しく発表されたヒーローの皆さん、ようこそ!

AWS Application Composer の一般提供: Dr. Werner Vogel 氏による re: Invent 2022 の基調講演中にプレビューでリリースされた AWS Application Composer は、ビジュアルデザインサーフェスを使用してサーバーレスアプリケーションの構成と設定を可能にするツールです。ビジュアルデザインは AWS CloudFormation テンプレートに裏付けられているため、すぐにデプロイできます。

Application Composer で特に優れていると思うのは、既存のサーバーレスアプリケーションテンプレートでも機能し、コードエディターまたはビジュアルデザイナーで行ったテンプレートへの変更を往復できることです。そのため、新しいデベロッパーと既存のアプリケーションを使用する経験豊富なサーバーレスデベロッパーの両方にとって理想的です。

同僚の Channy 氏の投稿が紹介されています。また、Application Composer は3月6日週の金曜日の AWS on Air ショーでも紹介されており、オンデマンドで視聴できます。

Amazon SNS で機能アップデートを毎日受け取る: AWS に参加してから学んだことの 1 つは、サービスチームは立ち止まらず、ほぼ毎日新しいものをリリースしているということです。時には、複数リリースすることもあります！ ただし、これではリリースに追いつくのが難しくなる可能性があります。Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) のトピックに登録することで、毎日の機能更新をメールで受け取れるようになったという記事を読み、興味がわきました。いつものように、Jeff 氏の投稿には、始めるために必要なすべての詳細が記載されています。

AWS Lambda 関数に最大 10 GB のエフェメラルストレージを使用する: Extract-Transform-Load (ETL) ジョブ、または処理中にデータを一時的に保存する必要のあるデータ集約型ジョブに Lambda を使用する場合、追加の 6 つのリージョン、アジアパシフィック (ハイデラバード)、アジアパシフィック (ジャカルタ) アジアパシフィック (メルボルン)、欧州 (スペイン)、欧州 (チューリッヒ)、中東 (UAE) の関数用に、/tmp にマウントされた最大 10 GB の一時ストレージを設定できるようになりました。Lambda 関数でエフェメラルストレージを使用する方法の詳細については、このブログ記事をご覧ください。

Amazon Redshift のテーブル数の増加: 多数のテーブルを必要とするワークロードでは、最大 200K テーブルを使用できるようになり、複数のデータウェアハウスにテーブルを分割する必要がなくなりました。更新された制限は、Redshift サーバーレスクラスターとデータウェアハウスクラスターで ra3.4xlarge、ra3.16xlarge、および dc2.8xlarge のノードタイプを使用するワークロードで利用できます。

AWS Glue のより速く、より簡単なアクセス許可設定: Glue は、分析や機械学習 (ML) ワークロードでの使用を目的としたデータを検出、準備、移動、統合するためのサーバーレスのデータ統合および ETL サービスです。AWS マネジメントコンソールで利用できる新しいガイド付き権限設定プロセスにより、AWS Identity and Access Management (IAM) ロールとユーザーへのアクセス権を Glue に付与したり、ジョブの実行やノートブックの操作にデフォルトロールを使用したりすることがより簡単になりました。このシンプルなガイド付きアプローチにより、ユーザーはさらに設定しなくても、ジョブの作成やデータカタログの操作を開始できます。

Amazon Aurora の MySQL 互換エディションの Microsoft Active Directory 認証: Amazon Aurora MySQL 互換エディションのインスタンスにアクセスするときに、Active Directory を既存のオンプレミスディレクトリまたは AWS Directory Service for Microsoft Active Directory で認証できるようになりました。これにより、運用上のオーバーヘッドを削減できます。また、ネイティブの Active Directory 認証情報管理機能を利用してパスワードの複雑さやローテーションを管理できるため、コンプライアンスやセキュリティ要件に常に対応できます。

2023 年の AWS DeepRacer リーグの開始と新しい競争構造: DeepRacer のトラックは、AWS のイベントで訪れたり見たりするのが好きな場所の 1 つなので、新しい 2023 リーグが現在進行中であることを知って嬉しく思いました。DeepRacer について聞いたことがない方のために説明すると、これは自動運転車を搭載した世界初のグローバルレーシングリーグです。これにより、あらゆるスキルレベルの開発者が最短時間でトラックを完走できるだけでなく、その過程で機械学習 (ML) の知識を深めることができます。新しいリーグに加えて、全国および地域のレースにまたがるまったく新しい 3 段階の大会で成果や賞品を獲得するチャンスが増えました。レーサーたちは、AWS re: Invent で開催される世界選手権への出場権と 43,000USD の賞金を獲得するチャンスを競います。何を待っていますか、今すぐ (ML) エンジンを始動してください！

AWS オープンソースのニュースと最新情報: AWS コミュニティのオープンソースプロジェクト、ツール、デモを紹介する最新のニュースレターが公開されました。ニュースレターは毎週発行され、148 版はこちらからご覧いただけます。

AWS のお知らせの詳細なリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。

AWS の今後のイベント
近日開催予定の以下のイベントをチェックしてください。

AWS Pi Day: 3 月 14 日は 3 回目の AWS Pi Day です。Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) とクラウドの 17 周年を記念して、 AWS on Air チャンネルで開催されるライブバーチャルイベントに参加しましょう。ストレージ、分析、AI/ML など、AWS のデータサービス全体の最新のイノベーションに関するニュースやディスカッションもあります。

アプリケーションの最新化を検討している.NET 開発者やアーキテクトは、3 月 22 日に予定されている Web セミナー.NET アプリケーションを AWS でコンテナ化することによる最新化と最適化に関心を持つことでしょう。このウェビナーでは、コンテナへのモダナイズによってレガシー.NET アプリケーションのセキュリティを強化する方法、最新バージョンの.NET に更新する方法、最新バージョンの Windows で実行する方法についてのデモンストレーションを紹介します。オンラインイベントへの登録は現在受け付けています。

今後開催されるすべてのイベントの詳細は、対面およびバーチャルでご覧いただけます。

新しいライブストリーム番組
最近公開された新しいライブストリーム番組がいくつかありますので、注目していただきたいと思います。

同僚の Isaac 氏が、.NET on AWS show を新たに開始し、Twitch でストリーミング配信しています。第 2 話は先週ライブ配信されました。こちらからオンデマンドでチェックしてください。第 1 話もこちらからもご覧いただけます。

この記事の前半で AWS on Air について触れましたが、Twitch、Twitter、YouTube、LinkedIn で毎週金曜日の番組がストリーミング配信されているのを見ていただければ幸いです。サミットや AWS re: Invent などの AWS イベントのライブ配信を見たことがあるかもしれません。しかし、番組のホストの中には、最近独自のショーを始めた人もいることをご存知ですか? 以下の新しい番組をチェックしてください。

• AWS on Air: スタートアップ! – Jillian Forde 氏がホストを務めるこの番組では、スタートアップの専門家から技術戦略やビジネス戦略を学び、AWS でスタートアップを立ち上げ、規模を拡大することに重点を置いています。番組は毎週火曜日の午前 10 時 (太平洋標準時)/午後 1 時 (東部標準時) に開催されます。
• AWS On Air: Under the Hood with AWS – この番組では、ホストの Art Baudo 氏が、AWS のテクニカルリーダーやお客様を含むゲストと、クラウドインフラストラクチャについて話を聞きます。先週の番組では、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の Mac インスタンスを中心に議論が行われました。毎週火曜日の午後 2 時 (太平洋標準時)/午後 5 時 (東部標準時) にライブ視聴できます。
• AWS on Air: ロックダウン! – jホストの Kyle Dickinson 氏が毎週火曜日の午前 11 時 (太平洋標準時) /午後 2 時 (東部標準時) に開催されるこの番組に参加してください。AWS に関する幅広いセキュリティトピックを、あらゆるレベルの AWS 経験に適した親しみやすい方法で取り上げています。デモ、AWS からのゲストスピーカー、AWS ヒーロー、AWS コミュニティビルダーに出会えます。
• AWS on Air: ゲームデーをステップアップ – ホストの AM Grobelny 氏と James Spencer 氏が特別ゲストと一緒に、AWS について楽しくチャレンジ志向の学習方法である AWS GameDay を戦略的に練り、ナビゲートします。この番組は毎週水曜日の午前 11 時 (太平洋標準時) /午後 2 時 (東部標準時) に放送されます。
• AWS on Air: AMster & the Brit’s Code Corner – AM Grobelny 氏と私と一緒に、クラウド開発についておしゃべりしたり、説明したりします。ビギナーズコーナーでは、皆さんの質問に答え、「コーディング」と呼ばれるこの奇妙なことをわかりやすく説明しようとします。プロジェクトコーナーでは、経験豊富な開発者が関心を持つ少し大きなプロジェクトに取り組みます。コードコーナーでは、毎月第 3 木曜日の午前 11 時 (太平洋標準時)/午後 2 時 (東部標準時) にライブ配信され、誰もが楽しめる何かがあります。

公開されているスケジュールには、これらの AWS on Air ショーがすべて掲載されています。ぜひご参加ください！

今週は以上です。3月20日週の月曜日にもう一度チェックして、別の AWS Week in Reviewをチェックしてください。

この投稿は、Week in Review シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!

原文はこちらです。