Amazon Web Services ブログ
AWS の 1 週間のまとめ – Amazon API Gateway、AWS Step Functions、Amazon ECS、Amazon EKS、Amazon LightSail、Amazon VPC など – 2024 年 1 月 29 日
1月22日週も当社のサービスチームはお客様のためにイノベーションを続けており、Amazon Web Services (AWS) の世界では多くのことが起こりました。また、世界中で開催されているすべての AWS コミュニティイベントやイニシアティブについても共有します。
早速見ていきましょう!
1月22日週のリリース
私が注目したいくつかのリリースをご紹介します。
AWS Step Functions が Amazon Q を含む 33 のサービスの統合を追加 – AWS Step Functions は、220 を超える AWS サービスから 11,000 以上の API アクションをオーケストレーションできるビジュアルワークフローサービスで、お客様が分散型アプリケーションを大規模に構築するのをサポートします。1月29日週、AWS Step Functions は AWS SDK の統合を拡張し、Amazon Q、AWS B2B Data Interchange、Amazon CloudFront KeyValueStore など 33 の AWS サービス向けのサポートの提供を追加で開始します。
Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) Service Connect が TLS 証明書を使用した自動トラフィック暗号化のサポートを導入 – Amazon ECS は、ECS Service Connect と呼ばれるネットワーク機能のために、Transport Layer Security (TLS) 証明書を使用した自動トラフィック暗号化のサポートの提供を開始します。このサポートにより、アプリケーションは ECS Service Connect を使用して、ネットワークトラフィックを暗号化することで安全な接続を確立できます。
Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) および Amazon EKS Distro が Kubernetes バージョン1.29 をサポート – Kubernetes バージョン1.29 では、いくつかの新機能とバグ修正が導入されました。Amazon EKS コンソールもしくは eksctl
コマンドラインインターフェイスを使用して、または Infrastructure as Code (IaC) ツールを通じて、v1.29 で新しい EKS クラスターを作成したり、既存のクラスターを v1.29 にアップグレードしたりできます。
Amazon Lightsail の IPv6 インスタンスバンドル – これらの新しいインスタンスバンドルを使用すると、パブリック IPv4 アドレスを必要とすることなく、Amazon Lightsail の使いやすさとシンプルさの恩恵を受けながら、IPv6 のみで迅速に起動して実行できます。パブリック IPv4 アドレスを持つ既存の Lightsail インスタンスがある場合は、いくつかの簡単なステップでインスタンスを IPv6 のみに移行できます。
Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) がルートテーブルとネットワーク ACL 作成のために冪等性をサポート – ルートテーブルとネットワーク ACL の冪等性の作成は、ワークフローの一部としてルートテーブルとネットワーク ACL を作成するネットワークオーケストレーションシステムまたはオートメーションスクリプトを使用するお客様を対象としています。これにより、さらに悪影響を生じさせることなく、安全に作成を再試行できます。
Amazon Interactive Video Service (Amazon IVS) が低レイテンシーストリーミングの音声のみの料金を発表 – Amazon IVS は、世界中の視聴者が視聴できる低レイテンシーまたはリアルタイム動画を実現するように設計されたマネージドライブストリーミングソリューションです。低レイテンシーストリーミング機能の音声のみの料金を、既存の HD 動画レートの 1/10 で提供するようになりました。
AWS Marketplace でサードパーティーのプロフェッショナルサービスの販売者による再販が可能に – 独立系ソフトウェアベンダー (ISV)、コンサルティングパートナー、チャネルパートナーを含む AWS Marketplace の販売者は、AWS Marketplace でサードパーティーのプロフェッショナルサービスを再販できるようになりました。サービスには、実装、評価、マネージドサービス、トレーニング、またはプレミアムサポートが含まれる場合があります。
AWS 中堅中小企業 (SMB) コンピテンシーのご紹介 – これは、中堅中小企業のお客様にサービスを提供するパートナー向けに設計された、初の市場投入に関する AWS Specialization です。SMB コンピテンシーは、AWS パートナーが SMB のお客様のビジネスに投資および注力するための強化されたメリットを提供します。このメリットには、新しいパイロットや販売イニシアティブに参加する際の頼れるパートナーとなることや、需要生成エンジンをスケールするための独自のアクセスを利用できることが含まれます。
AWS のお知らせの詳細なリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。
X in Y – 追加のリージョンで既存のサービスとインスタンスタイプの提供を開始しました。
- Amazon Q in QuickSight が欧州 (フランクフルト) で利用可能になりました。Amazon Q in QuickSight を利用すると、ビジネスユーザーはデータのナラティブを提供する魅力的なデータストーリーを生成したり、ダッシュボードの概要を作成してデータから重要なインサイトを数秒で共有したりできるほか、ダッシュボードやレポートの情報だけでは回答できない質問に自信をもって答えることができます。
- Amazon Launch Wizard がアジアパシフィック (メルボルン) および欧州 (スペイン、チューリッヒ) で利用可能になりました。AWS Launch Wizard は、アプリケーションプログラミングインターフェイス (API) またはコンソールベースのエクスペリエンスを使用して、SAP HANA および Adaptive Server Enterprise (ASE) 上に構築された SAP HANA および SAP NetWeaver システムのために、AWS リソースのサイズ設定、構成、デプロイに役立つステップバイステップのガイドを提供します。
- Amazon RDS Custom for Oracle が欧州 (パリ) で利用可能になりました。Amazon RDS Custom for Oracle を利用すると、自動バックアップやポイントインタイムリカバリなどの機能を備えたマネージドデータベースサービスの俊敏性の恩恵を受けることができるほか、データベースアプリケーションのカスタマイズ要件を満たすこともできます。
- Amazon EC2 の M7a および R7a インスタンスがアジアパシフィック (東京) で利用可能になりました。M7a および R7a インスタンスは、3.7 GHz の最大周波数を備えた第 4 世代 AMD EPYC プロセッサ (コード名: Genoa) を搭載しており、それぞれ M6a および R6a インスタンスと比較して最大 50% 高いパフォーマンスを実現します。
- Amazon EC2 の C7i インスタンスが欧州 (フランクフルト) および南米 (サンパウロ) で利用可能になりました。C7i インスタンスは、AWS でのみ利用可能なカスタム第 4 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサを搭載しています。他のクラウドプロバイダーが利用する同等の x86 ベースのインテルプロセッサよりも最大 15% 優れたパフォーマンスを提供します。
- Amazon EC2 の High Memory インスタンスが欧州 (ストックホルム) で利用可能になりました。Amazon EC2 の High Memory インスタンスは、本番環境で Business Suite on HANA、SAP S/4HANA、Data Mart Solutions on HANA、Business Warehouse on HANA、および SAP BW/4HANA を実行できることが SAP によって認定されています。
- Amazon Connect SMS がアジアパシフィック (ソウル、シドニー) で利用可能になりました。Amazon Connect SMS を利用すると、テキストメッセージを通じて顧客の問題を簡単に解決できます。
AWS のその他のニュース
興味深いと思われるその他のプロジェクト、プログラム、ニュースをいくつかご紹介いたします。
Amazon Inspector を利用してソフトウェア部品表をエクスポート – SBOM を生成すると、重要なセキュリティ情報を得ることができます。この情報を参照することで、最も頻繁に使用するパッケージや、会社全体に影響を及ぼす可能性のある関連する脆弱性など、ソフトウェアサプライチェーンに関する詳細を確認できます。南アフリカの私の同僚である Varun Sharma は、Amazon Inspector によって組織全体でモニタリングされているリソースの統合 SBOM を、CycloneDx や SPDX などの業界標準形式でエクスポートする方法をご紹介します。また、Amazon Athena を利用して SBOM アーティファクトを分析するためのインサイトとアプローチも共有します。
AWS のオープンソースに関するニュースと最新情報 – 私の同僚である Ricardo は、AWS コミュニティの新しいオープンソースプロジェクト、ツール、デモに焦点を当てたこのオープンソースに関する週刊ニュースレターを執筆しています。
近日開催される AWS イベント
カレンダーを確認して、これらの AWS イベントにサインアップしましょう。
AWS Innovate: AI/ML and Data Edition – 2024 年 2 月 22 日に開催されるアジアパシフィックおよび日本の AWS Innovate オンラインカンファレンスに登録して、人工知能 (AI) と機械学習 (ML) でイノベーションを生み出す方法を参照、検索、学習してください。3 か国語で提供される 50 超のセッションから選択し、生成 AI ビルダーを対象としたテクニカルデモを実際にご体験ください。
AWS Summit Paris – AWS Summit Paris は、フランスのパリで開催される毎年恒例のイベントです。これは、世界中のクラウドコンピューティングのプロフェッショナルにとって、最新の AWS テクノロジーについて学び、他のエキスパートとネットワークを築き、プロジェクトで共同作業するためのすばらしい機会です。Summit には無料で参加でき、基調講演、ブレイクアウトセッション、実践的ラボが提供されます。現在、登録を受け付けています!
AWS コミュニティ re:Invent re:Caps – 世界中の AWS ユーザーグループと AWS クラウドクラブのボランティアが主催するコミュニティ re:Cap イベントに参加して、AWS re:Invent の最新の発表をご確認ください。
近日開催されるすべての対面イベントと仮想イベントを閲覧することができます。
1月29日週はここまでです。2月5日週に再びアクセスして、新たな Weekly Roundup をぜひお読みください!
この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!
原文はこちらです。