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AWS Weekly Roundup: Amazon EC2 G6 インスタンス、Amazon Bedrock での Mistral Large、AWS Deadline Cloud など (2024 年 4 月 8 日)

AWS Summit Sydney (4 月 10~11 日) 開催がいよいよ 2 日後となり、AWS Summit Singapore (5 月 7 日) と AWS Summit Bangkok (5 月 30 日) を皮切りとする東南アジアの AWS Summit シーズンも開催まで残すところあと 1 か月になりました。この期間にシドニー、シンガポール、バンコクにおられる場合は、ぜひ AWS Summit にご参加ください。

4月1日週のリリース
4月1日週の Weekly Roundup をまだお読みになっていませんか? この Roundup では、Channy がエイプリルフールのネタとして、Jeff Barr からの新しいイニシアティブ、AWS Chips Taste Test について書きました。

4月1日週のリリースのうち、私の目に留まったものをいくつかご紹介します。

新しい Amazon EC2 G6 インスタンス – NVIDIA L4 Tensor Core GPU を搭載した Amazon EC2 G6 の一般提供が発表されました。G6 インスタンスは、ググラフィック集約型のユースケースや機械学習のユースケースに幅広く使用することができます。G6 インスタンスは、Amazon EC2 G4dn インスタンスと比較して、深層学習推論やグラフィックワークロードで 2 倍のパフォーマンスを発揮します。詳細については、Amazon EC2 G6 インスタンスページを参照してください。

Amazon Bedrock で Mistral Large が利用可能に – Veliswa が、Amazon Bedrock サービスの一環として Mistral Large 基盤モデルが利用可能になったことに関する記事を書いています。Mistral Large は、非常に優れた推論能力を必要とする複雑なタスクを処理するために使用できます。さらに、Amazon Bedrock は、欧州パリ AWS リージョンでも利用可能になりました

Amazon Redshift との Amazon Aurora ゼロ ETL 統合がさらに多くのリージョンで利用可能に – ゼロ ETL 統合に関する発表は、昨年のローンチの中でも私のお気に入りでした。このゼロ ETL 統合は、2 つのサービス間でのデータ転送プロセスを簡素化するため、お客様は手動で抽出、変換、ロード (ETL) を実行する必要なく、Amazon AuroraAmazon Redshift の間でデータを移動させることができます。今回の発表に伴い、Amazon Aurora と Amazon Redshift 間でのゼロ ETL 統合が 11 の追加リージョンでサポートされるようになりました。

AWS Deadline Cloud の発表 – 映画、テレビ番組、コマーシャル、ゲーム、工業デザインの仕事に携わっていて、2D や 3D のビジュアルアセットを作成するチームのための複雑なレンダリング管理に対処しているならば、AWS Deadline Cloud にぜひご期待ください。この新しいマネージドサービスは、メディアおよびエンターテイメントワークロード向けのレンダーファームのデプロイと管理を簡素化します。

AWS Clean Rooms ML の一般提供開始 – 2023年、私は AWS Clean Rooms ML のプレビューに関する記事を書きました。その記事では、お客様とパートナーが未処理データを互いにコピーしたり共有したりすることなく集合データに機械学習 (ML) モデルを適用できるようにする、AWS Clean Rooms の新しい機能について詳しく説明しました。この AWS Clean Rooms ML を、皆さんに利用していただけるようになりました。

Amazon Bedrock のナレッジベースが OpenSearch Serverless のプライベートネットワークポリシーのサポートを開始Amazon Bedrock で構築する皆さんに嬉しいお知らせです。これからは、プライベートネットワークポリシーを備えた Amazon OpenSearch Serverless (OSS) コレクションを使用する Amazon Bedrock のナレッジベースで検索拡張生成 (RAG) を実装できるようになります。

Kubernetes バージョンに対する Amazon EKS 延長サポートの一般提供開始 – Kubernetes バージョン 1.21 以降を実行しているならば、この Kubernetes の延長サポートにより、Amazon EKS で最新の Kubernetes 機能とセキュリティ改善を用いて最新状態を維持することができます。

AWS Lambda が Ruby 3.3 のサポートを追加 – Ruby でコーディングしていますか? AWS Lambda がそのランタイムとして Ruby 3.3 をサポートするようになりました。この更新により、Ruby 言語の最新の機能や改善を活用できるようになります。

Amazon EventBridge コンソールの機能強化 –Amazon EventBridge コンソールがの新しい機能と改善で更新され、より優れたユーザーエクスペリエンスによってイベント駆動型アプリケーションの管理がさらに簡単になりました。

商用リージョンでの AWS マネジメントコンソールへのプライベートアクセス – 社内ネットワークからの個人 AWS アカウントへのアクセスを制限する必要がある場合は、AWS マネジメントコンソールプライベートアクセスを使用できます。このローンチにより、すべての商用 AWS リージョンで AWS マネジメントコンソールのプライベートアクセスを利用できるようになりました。

community.aws より 
community.aws は、ビルダーである私たちが AWS での構築で学んだ事柄を共有する場です。以下は、私が選んだ先週のトップ 3 記事です。

AWS のその他のニュース 
興味深いと思われる追加のニュース記事、オープンソースプロジェクト、Twitch 番組をいくつかご紹介します。

Build On Generative AI – Tiffany そして Darko とともに、生成 AI をより詳しく学び、デモを見て、ゲストスピーカーと生成 AI のさまざまな側面について話し合いましょう。毎週月曜日、米国太平洋時間午前 9:00 に Twitch でストリーミング配信中です。

AWS オープンソースに関するニュースと最新情報 – AWS コミュニティからのさまざまなオープンソースプロジェクトやツールをお探しなら、私の同僚である Ricardo が担当する AWS オープンソースニュースレターをお読みください。

近日開催予定の AWS イベント
カレンダーを確認して、これらの AWS イベントにサインアップしましょう。

AWS Summits – クラウドコンピューティングコミュニティがつながり、コラボレートし、AWS について学ぶために一堂に会する無料のオンラインおよび対面イベントに参加しましょう。アムステルダム (4 月 9 日)、シドニー (4 月 10~11 日)、ロンドン (4 月 24 日)、シンガポール (5 月 7 日)、ベルリン (5 月 15~16)、ソウル (5 月 16~17西)、香港 (5 月 22 日)、ミラノ (5 月 23 日)、ドバイ (5 月 29 日)、タイ (5 月 30 日)、ストックホルム (6 月 4 日)、およびマドリッド (6 月 5 日) から、最寄りの都市でご登録ください。

AWS re:Inforce – 6 月 10~12 日に米国ペンシルバニア州で開催される、ビジネスイニシアティブの推進を支援するように設計された 2 日半の没入型クラウドセキュリティ学習のための AWS re:Inforce で、生成 AI 時代のクラウドセキュリティに関する知識を深めましょう。

AWS Community Days – 世界中の エキスパート AWS ユーザーと業界リーダーによるテクニカルディスカッション、ワークショップ、ハンズオンラボが提供されるコミュニティ主導のカンファレンスに参加しましょう。カンファレンスは、ポーランド (4 月 11 日)、サンフランシスコ・ベイエリア (4 月 12 日)、ケニア (4 月 20 日)、およびトルコ (5 月 18 日) で開催されます。

近日開催されるすべての対面イベント仮想イベントを閲覧することができます。

4月8日週のニュースは以上です。4月15日週の Weekly Roundup もお楽しみに!

– Donnie

この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!

原文はこちらです。