投稿日: Jan 26, 2012

アマゾン ウェブ サービスがAWS Storage Gatewayを発表
企業のデータをクラウドで保管

社内データのバックアップやディザスタリカバリーをシームレスに実現、
オンデマンドでコスト効率の高いAmazon EC2のサーバ環境も簡単に利用可能に。

(米国シアトル 2012年1月26日 発表) AWS Storage Gatewayは、オンプレミスのIT環境とAWSが提供するクラウド上のストレージサービスAmazon S3をシームレスに統合するものです。これにより、既存のアプリケーションの構成を変更することなく、オンプレミス上のデータを、拡張性・信頼性およびコスト効率に優れたAWSクラウド上へ安全にデータを保存することができるようになります。また、システムを復帰させる際にも、オンプレミス側での復帰だけでなく、クラウド側でも復帰させることなどができるようになるため、クラウド環境をディザスタリカバリ用途として利用することが可能になります。

AWS Storage Gatewayを使用し、オンプレミス上のアプリケーションと拡張性・信頼性およびコスト効率に優れたAWSのクラウド環境を同時に活用することができるようになるため、企業は、1)バックアップシステムに関わるハードウェア、ソフトウェアのコスト、2)データセンターの調達や運用に関わるコストとリソース、3)運用に関わる手間と労力、などの低減を図ることができるようになります。

AWS Storage Gatewayは企業内の現行アプリケーションに対しては、業界標準のiSCSIプロトコルに対応したストレージとして動作します。さらに、ストレージ内のデータは、SSL通信でAmazon S3にデータを安全に転送して暗号化した状態で格納します。このため、企業は既存のアプリケーションを構築し直す必要なく、そのまま活用できます。

AWS Storage Gateway は、通常のインターネット上の環境下でも、AWSクラウドとオンプレミス環境を専用線で接続するAWS Direct Connectでも使用することが可能です。これによって多くの場合、インターネット回線経由よりも安定かつ広帯域なネットワーク接続を利用したバックアップができるようになります。

AWS Storage Gatewayの利用料金は、利用しているストレージゲートウェイ1つにつき月額125ドルで、60日間のフリートライアル(無料お試し期間)がついています。Snapshot Storageの利用料金は、1ギガバイトにつき月額わずか0.14ドルからの提供です。詳細はウェブサイト(http://aws.amazon.com/jp/storagegateway)をご参照ください。

【AWS Storage Gatewayによるバックアップと復元について】

AWS Storage Gateway を利用すると、ユーザー企業はオンプレミス上に格納されたデータをAWSクラウド上に転送し、Amazon EBS スナップショット の形式でAmazon S3上に保存することができるようになります。

万が一、オンプレミス上のデータに問題が生じた際は、Amazon S3に保存されたデータを用いて、オンプレミス側に復元することができます。

また、システム自体をクラウド上で復旧させることも可能です。そのためには、事前に仮想サーバであるAmazon EC2のマシンイメージを準備しておく必要があります。その際、VM Import* を用いることにより、VMware ESX VMDK形式、Citrix XenServer VHD形式、Microsoft Hyper-V VHD形式など、既存のバーチャルマシンイメージをAmazon EC2に容易に持ち込むことができます。

    *オンプレミスの仮想サーバ上にあるマシンイメージをクラウド上に持ち込む際に使用するツール。

システム復旧の際は、用意しておいたマシンイメージを用いてAmazon EC2を立ち上げ、Amazon S3に保存されたデータをAmazon EBSボリュームとして復元することで、Amazon EC2のデータディスクとして接続できるようになります。いったん接続できれば、ユーザー企業が(クラウド上に)作成したAmazon EC2がAmazon EBS上のデータにアクセスし、任意の処理や計算等の業務を実行します。


【お客様のコメント】

銀行や医療組織等の各種規制団体に向けて、データ・ボールティングや災害復旧サービスを提供しているIT-Lifeline(ITライフライン)のCEO(最高経営責任者)マシュー・ガーバー氏(Matthew Gerber)は次のように述べています。「当社でのAWS Storage Gatewayの使用はもちろん、当社のお客様向けに(自社が提供するサービスである)BlackCloudとAWS Storage Gatewayとを統合することにも期待しています。この機能により、お客様も当社も、簡素化されたデータ・ボールティングや、災害復旧ニーズ向けに事実上無制限の柔軟性を確保できるようになります。」

米国に本社を置く銀・金生産企業Coeur d'Alene Mines(コー・ダリーン・マインズ)の情報システム担当副社長であるドナルド・J・モス氏(Donald J. Moss)は次のように述べています。「当社のエンタープライズアプリケーションの成長は、そのままストレージ費用の増加を意味します。AWS Storage Gatewayによって、Coeur d'Alene Minesは、AWSクラウドの柔軟性を活用し、災害復旧時に備えたデータストレージやコンピュータ・インフラにかける費用を削減できます。」

(米国に本社を置き)ミッションクリティカルなITサービスの管理や保護のためのソリューションを提供しているDataPipe(データパイプ)のクラウド戦略担当副社長、エド・ラクジンスキ氏(Ed Laczynski)は次のように述べています。「当社はお客様の重要なアプリケーション・データを確実に保存しバックアップするソリューションを開発・実現しています。当社のお客様の多くは、ユーザー生成型コンテンツをローカル側に保存しています。従来のリモート型のバックアップ製品は、維持・管理に費用がかかり、リカバリの自動化に向いていませんでした。費用対効果が高く、確実な代替手段となるAWS Storage Gatewayは、こうした課題に対して、当社がお客様用に管理している環境にシームレスに組み込むだけで対処でき、アクセス遅延は低く抑えながら、AWSのクラウド・ストレージ・インフラストラクチャのデータの暗号化とスナップショット取得を実現します。


アマゾン ウェブ サービスについて
2006年にスタートしたアマゾンウェブ サービス(AWS)は、企業に対して不可欠なインフラをウェブサービスという方法で提供し始めました。これが今日、「クラウドコンピューティング」という名前で広く知られているものです。クラウドコンピューティング、そしてAWSがもたらすメリットとは、究極的には新しいビジネスモデルによって設備投資費を変動費に転換させる能力です。企業はもはや、何週間も何ヶ月も前からサーバなどのITリソースの購買計画を準備する必要はありません。AWSの利用によって、アマゾンの優れた専門能力と規模の経済効果を生かし、企業は必要なときにリソースを入手し、いち早く、かつ低コストで結果を出すことができます。今日、アマゾン ウェブ サービスは、信頼性と拡張性に富み低コストのインフラプラットフォームをクラウド上に構築、世界190ヵ国以上の数十万社に及ぶ企業、政府・官公庁、スタートアップ企業のビジネスを支えています。AWSはAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)など、21以上の様々なサービスを提供しています。AWSのサービスは、米国、欧州、ブラジル、日本、シンガポールなどのデータセンター拠点を通じて利用可能です。


アマゾン・ドットコムについて
2006年にスタートしたアマゾンウェブ サービス(AWS)は、企業に対して不可欠なインフラをウェブサービスという方法で提供し始めました。これが今日、「クラウドコンピューティング」という名前で広く知られているものです。クラウドコンピューティング、そしてAWSがもたらすメリットとは、究極的には新しいビジネスモデルによって設備投資費を変動費に転換させる能力です。企業はもはや、何週間も何ヶ月も前からサーバなどのITリソースの購買計画を準備する必要はありません。AWSの利用によって、アマゾンの優れた専門能力と規模の経済効果を生かし、企業は必要なときにリソースを入手し、いち早く、かつ低コストで結果を出すことができます。今日、アマゾン ウェブ サービスは、信頼性と拡張性に富み低コストのインフラプラットフォームをクラウド上に構築、世界190ヵ国以上の数十万社に及ぶ企業、政府・官公庁、スタートアップ企業のビジネスを支えています。AWSはAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)など、21以上の様々なサービスを提供しています。AWSのサービスは、米国、欧州、ブラジル、日本、シンガポールなどのデータセンター拠点を通じて利用可能です。
アマゾン ウェブ サービスでは、アマゾンを支える技術基盤をベースとするクラウド上のインフラサービスを、あらゆる種類のビジネスに携わるデベロッパーのお客様が簡単に利用できるようにしています。キンドルの最新世代品は、キンドル史上最軽量かつ最もコンパクトなもので、これまで同様6インチの最先端電子インクディスプレイを搭載し、日差しの下でもまるで本物の紙で呼んでいるかのような明瞭さで読むことができます。キンドルファミリの新製品であるキンドルタッチは、使いやすいタッチスクリーンで、ページをめくるのが簡単なだけでなく、検索、買い物、メモなどもできる上に、最先端電子インクディスプレイの利点も兼ね備えています。キンドルタッチ3Gは、最高峰の電子ブックリーダーであり、キンドルタッチと同じ新デザインと機能に加えて、無料で3G回線を使用できるという他に比べることのできない利便性があります。キンドルファイアは映画やテレビ、音楽、書籍、雑誌、アプリケーション、ゲーム、あらゆるコンテンツのウェブ閲覧が可能で、アマゾンクラウドのストレージ、ウィスパーシンク、アマゾンシルク(アマゾンの新しい革新的なくクラウド活用型ウェブブラウザ)、色鮮やかなカラータッチスクリーン、パワフルなデュアルアプロセッサが利用できます。 Amazonおよびそのアフィリエイトでは、www.amazon.com, www.amazon.co.uk, www.amazon.de, www.amazon.co.jp, www.amazon.fr, www.amazon.ca, www.amazon.cn, www.amazon.it, およびwww.amazon.es といったサイトを運営しています。特に断りのない限り、「Amazon.com」「当社」 「当社の」といった表現にはAmazon.com, Inc. とその子会社が含まれています。

将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
本リリースは、米国1933年証券法第27条Aおよび米国1934年証券取引法第21条Eに規定される意味においての「将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)」に該当する記述が含まれています。実際の業績は経営予想と大きく異なる可能性があります。これら将来予想に関する記述は様々なリ スクおよび不確定要因により実績と異なる可能性があり、それらリスクおよび不確定要因には、競争、成長の管理、新たな商品、サービスおよび技術、営業結果 の変動可能性、国際的拡大、訴訟および申し立ての結果、配送センターの最適化、季節的要因、取引契約、買収および戦略的提携、外国為替相場、システム中断、在庫、政府規制と課税、支払いならびに不正行為などが含まれます。その他Amazon.com-の業績に影響する可能性のある事項については、最新のForm 10-Kのアニュアルレポートおよびそれ以降の提出文書など、同社が米国証券取引委員会(SEC)に提出している文書にも記述されています。

アマゾン ウェブ サービス、Amazon EC2 およびAmazon Web Services ロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。その他、文中の会社名 、商品名は各社の商標または登録商標です。

報道関係からのお問い合わせ先

アマゾン ウェブ サービス広報代理店(フォーカスト・コミュニケーションズ 水本)
Email: aws_pr_japan@focused.co.jp

製品導入に関するお問い合わせ先

http://aws.amazon.com/jp/contact-us/aws-sales/