投稿日: Feb 18, 2013

アマゾン ウェブ サービス
Amazon Redshiftの提供開始を発表

多くの顧客が限定公開中に、桁違いのデータウェアハウス性能と使いやすさを実感
SAP、Informatica、Cognizantなどの技術およびコンサルティングパートナーが彼らの顧客に
分析、統合ツールおよびサービスを提供するためにAmazon Redshiftのサポートを追加

(米国シアトル、2013年2月15日発表)
Amazon.com(NASDAQ:AMZN)の関連会社であるAmazon Web Services, Inc. は本日、高速で強力かつ完全に管理された、ペタバイト規模のクラウド上データウェアハウスサービスAmazon Redshiftの提供開始を発表しました。数百ギガバイトからペタバイト以上まで拡張するAmazon Redshiftクラスターは、AWS Management Console上で数回クリックするだけで、起動させることができ、テラバイトあたり年間1,000ドル以下で利用できます。Amazon Redshiftは2012年11月にre:Invent カンファレンスで発表されました。その後展開された限定公開では、テラバイトからペタバイトのデータセットを扱う、ソーシャル、ゲーム、モバイル、広告、製造、ヘルスケア、Eコマース、金融サービスなど幅広い業界の、スタートアップからグローバル企業まで様々な企業がAmazon Redshiftを利用しました。Amazon Redshiftは、下記から利用できます。
http://aws.amazon.com/redshift

従来のデータウェアハウスでは、管理に膨大な時間とリソースが必要です。また、自社管理のオンプレミス・データウェアハウスの構築、管理、および増強には多大な費用がかかります。Amazon Redshiftはデータウェアハウスにかかるコストを大幅に軽減するだけでなく、膨大なデータを迅速に分析することを容易にします。顧客は、あらゆるサイズのデータセットをコンピューター上で分析する際、既存のSQLベースのビジネス インテリジェンス ツールを使用しながら、クエリ性能の速度を大幅に増加させることができます。Amazon Redshiftは、データウェアハウスや分析ワークロード用の従来のデータベースより、大幅な高性能を提供するために、列指向データストレージ、データ圧縮、高性能I/Oやネットワークなど様々な技術を利用しています。Amazon Redshiftは、完全に管理されており、一般的に必要とされるデータウェアハウスのプロビジョニング、設定、監視、バックアップ、スケーリング、データ保護などに関する作業を自動で行います。Amazon Redshiftは現在US East(N. Virginia)で利用可能であり、今後数か月以内にAWSの他のリージョンでも利用可能となります。

AWSのデータベースサービス担当副社長のラジュ・グラバニ(Raju Gulabani)は次のように述べています。「Amazon Redshiftの構築に着手したとき、私どもは従来のオンプレミスのデータウェアハウスの10倍の性能を1/10の価格で提供するために、AWSのスケールメリットを活用したいと思っていました。10倍の性能および1/10の価格に改良をしたAmazon Redshiftにより、より多くの人がビッグデータ分析を活用できます。大企業はより多くのデータ分析を、中小企業は早くて拡張性のあるデータウェアハウス技術を利用できるようになります。私どもは限定公開で利用いただいたお客様が性能向上とコスト削減を実感できたことをうれしく思います。」

顧客事例:

数百社の顧客がAmazon Redshiftの限定プレビューに参加しました。参加企業がもっとも頻繁に利点として取り上げたのは、大幅なコスト削減、大幅な性能向上、そしてオンプレミスのデータウェアハウス運用という競争力強化のための差別化要因とならない仕事から解放される、ということでした。

HasOffersは、ウェブサイトのパフォーマンスを見ているマーケターに何十億というデスクトップとモバイルでの反応を記録しレポートしています。HasOffersのエンジニアリングチームVPであるNick Sandersは次のように述べています。「Amazon Redshift は、私どもがリアルタイムに行っているレポーティングの性能を向上します。また現在利用しているOLAPに比べ50倍も速くクエリを走らせることができます。加えて、Amazon Redshiftは私どものサービスを運営する経費を削減し、ディストリビューションからソートキーまで、シャーディングされていたスキーマ設計を劇的に簡易化しました。Amazon Redshiftの価格と性能の組み合わせがデータウェアハウスの世界を変革すると信じています。

Photobox はヨーロッパにあるオンラインのフォトサービス会社です。PhotoboxのデータサイエンティストであるMaxime Mézinは次のように述べています。「私どもはAmazon Redshiftが発表されてすぐに利用を始めましたが、特にデータのロード時に驚異的な性能向上が見られました。これまで何日もかかっていたデータセットのローディングに5分しかかからなかったのです。」

Kongregateのゲームポータルはオンラインとモバイルで数千ものゲームを無料で提供しています。KongregateのCEOであり共同創立者のJim Greerは次のように述べています。「私どものメインデータベース上の最大のデータテーブルの一つをAmazon Redshiftに置き換えることで、飛躍的な性能向上を実現できました。Amazon Redshiftを利用すると、これまでは不可能だった規模でトラフィック分析が行えます。」

Accordant Mediaは、デジタルマーケティングのキャンペーンで1日200億回以上のインプレッションを表示しています。Accordant Mediaのプラットフォーム担当VPであるJames Rooneyは次のように述べています。「リレーショナルおよびノンリレーショナルのデータベースとデータウェアハウスをいくつかテストしましたが、Amazon Redshiftが完全に勝者でした。私どもは広告キャンペーンから生成される巨大なデータを扱うときにスピードと効率性を必要とします。私どもはRedshiftの性能、価格そして使いやすさに感動しました。」

Scribolは読者の興味をベースに出版社にコンテンツを薦めています。ScribolのCTOであるTomek Klasは次のように述べています。「Amazon Redshiftは数百万のユーザーの数十億という行動のデータポイントを迅速に分析し認識します。限定公開中に体験したこのような結果に感動し、Amazon Redshiftが今後も証明する性能や力量を楽しみにしています。Amazon Redshiftが魅力的な価格で提供されるため、私どもは従来用いていたテクノロジーを売却し、Amazon Redshiftを技術基盤の中核に据えています。」

パートナーについて:

Amazon Redshiftの発表から10週間に、MicroStrategy とJaspersoftに加えて、SAP、IBM、Informatica、Tableau、Attunity、Actuate、Pentaho、Talend、Birst、Roambi、Pervasiveというテクノロジーパートナーが、彼らの顧客が現在利用しているツールをAmazon Redshiftでそのまま使えるようにしました。増え続けるAmazon Redshiftを活用したパートナーのソリューションはAWS Marketplaceから1クリックで利用開始でき、従量課金制です。また、CapgeminiやCognizant、Full360などのコンサルティングパートナーは、彼らの顧客がAmazon Redshift導入に必要なコンサルティングを提供します。

CognizantのビジネスインテリジェンスとデータウェアハウシングのグローバルヘッドであるKarthik Krishnamurthyは次のように述べています。「多くの大規模データマネージメント・ソリューションを導入してきましたが、高性能で大規模かつ非常に低価格な経営情報システムであるAmazon Redshiftをお客様に提供できることをうれしく思います。Cognizantの専門性とAmazon Redshiftの性能、価格、導入と運営の容易さを組み合わせることで、お客様がITへの投資を減らし、ビジネスの成長にもっと投資をできるようにします。」

StrongMail CTOのJeremy Sternsは次のように述べています。「デジタルマーケターは顧客データの量と多様さの爆発的な増加に直面しています。Amazon Redshiftと私どもの次世代データモデルの組み合わせにより、StrongMailを利用している企業のマーケターは大幅なコスト削減、高性能および使いやすさという利点を得て、よりよくターゲットされ、より効果的な、そしてより知見に基づいたマーケティングキャンペーンを実施することができるようになります。これらの技術は、分断されたデータベースを利用する従来のEメールサービス・プロバイダでは提供できない新たな可能性を提供します。」


アマゾン ウェブ サービスについて
2006年にスタートしたアマゾンウェブ サービス(AWS)は、企業に対して不可欠なインフラをウェブサービスという方法で提供し始めました。これが今日、「クラウドコンピューティング」という名前で広く知られているものです。クラウドコンピューティング、そしてAWSがもたらすメリットとは、究極的には新しいビジネスモデルによって設備投資費を変動費に転換させる能力です。企業はもはや、何週間も何ヶ月も前からサーバなどのITリソースの購買計画を準備する必要はありません。AWSの利用によって、アマゾンの優れた専門能力と規模の経済効果を生かし、企業は必要なときにリソースを入手し、いち早く、かつ低コストで結果を出すことができます。今日、アマゾン ウェブ サービスは、信頼性と拡張性に富み低コストのインフラプラットフォームをクラウド上に構築し、世界190ヵ国以上の数十万社に及ぶ企業、政府・官公庁、スタートアップ企業のビジネスを支えています。AWSはAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)など、30以上の様々なサービスを提供しています。AWSのサービスは、米国、欧州、ブラジル、日本、シンガポール、およびオーストラリアなどのデータセンター拠点を通じて利用可能です。


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Amazon.com, Inc. (NASDAQ: AMZN)は、米国ワシントン州シアトル市を本拠地とするFortune 500企業です。1995年7月にwww上でサービスを開始し、地球上で最も豊富な商品セレクションを提供して今日に至っています。お客様がオンライン上で求められるあらゆるものを探し、発見でき、可能な限りの低価格で商品を提供する、地球上で最もお客様を大切にする企業であることを目指しています。Amazon.com とその他売り手は、書籍、映画、ミュージック&ゲーム、デジタル・ダウンロード、エレクトロニクス&コンピューター、ホーム&ガーデン用品、おもちゃ、キッズ&ベビー用品、食料品、アパレル、シューズ&ジュエリー、ヘルス&ビューティー用品、スポーツ&アウトドア用品、ツール、自動車および産業用品など何百万点にも及ぶユニークな新製品、再生品および中古製品を取り揃えています。
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野見山 祐子 PRマネージャー Amazon Web Services
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