投稿日: Jun 14, 2017

本日より、AWS マネジメントコンソールを使用して作成する新しい DynamoDB テーブルでは、デフォルトで Auto Scaling が有効になります。DynamoDB Auto Scaling は、動的に変化するリクエストボリュームに対して、ダウンタイムなしで自動的に読み込みおよび書き込みスループットキャパシティーを調整します。

以前は、予期されるアプリケーションの需要に基づいて、手動で読み込みおよび書き込みキャパシティーをプロビジョニングする必要がありました。需要の予測が正しくない場合、キャパシティーのプロビジョニング不足や過剰プロビジョニングが発生する可能性があります。プロビジョニング不足ではアプリケーションのパフォーマンスが低下し、過剰プロビジョニングでは使用率の低いリソースや高いコストが発生する可能性があります。DynamoDB Auto Scaling では、必要なスループットの使用率ターゲット、下限と上限を設定するだけで、あとは Auto Scaling で処理されます。

DynamoDB Auto Scaling は Amazon CloudWatch と連携して実際のスループット消費を継続的にモニタリングし、実際の使用率がターゲットから逸脱したときに、キャパシティーのスケールアップまたはダウンを自動的に行います。Auto Scaling は新しいテーブルや既存のテーブル、およびグローバルセカンダリインデックスに対して有効にできます。AWS マネジメントコンソールのわずかなクリック操作で Auto Scaling を有効にでき、規模の拡大や縮小の完全な可視性を得ることもできます。AWS コマンドラインインターフェイスおよび AWS Software Development Kit を使用して、DynamoDB Auto Scaling をプログラムで管理することもできます。

DynamoDB および CloudWatch アラームに対して既にお支払いいただいている料金以外に、DynamoDB Auto Scaling を使用するための追加料金はかかりません。DynamoDB Auto Scaling は、今すぐすべての AWS リージョンで利用できます。

詳細については、当社のブログ投稿「Amazon DynamoDB 用の Auto Scaling」および Amazon DynamoDB 開発者ガイドを参照してください。