投稿日: Aug 2, 2018

新しい HTTP/2 データ取得 API と拡張ファンアウトという、Amazon Kinesis Data Streams の 2 つの新機能をご案内します。この新機能により、Kinesis Data Streams アプリケーションのパフォーマンスが向上します。

この新しい拡張ファンアウト機能では、1 つ以上のコンシューマーとシャード間でスループットが最大 2MB/秒の論理パイプを利用できるため、お客様はパフォーマンスを維持しながら、ストリームから同時に読み取りを行うコンシューマーの数をスケールできます。SubscribeToShard と呼ばれる新しい HTTP/2 データ取得 API では、プロデューサーと複数のコンシューマー間のデータ配信速度が 65% 以上改善されています。この新しい API を使用すると、データは通常、拡張ファンアウトを使用して、プロデューサーから複数のコンシューマーに 70 ミリ秒以内で配信されます。この 2 つの機能を併せて使用すると、お客様は 1 つの Kinesis データストリームで、高パフォーマンス、低レイテンシーな複数のストリーミングアプリケーションを実行できます。

米国東部 (バージニア北部) の AWS リージョンでは、拡張ファンアウトの使用料金は、コンシューマーのシャード時間ごとに 0.015 USD、データストリームから取得されたデータ 1GB ごとに 0.013 USD となります。これらの機能は、すべての AWS リージョンでご利用いただけます。

また、新しい HTTP/2 SubscribeToShard API と拡張ファンアウトをお客様に簡単にお使いいただけるよう Kinesis Client Library (KCL) のバージョン 2.0 もリリースしています。AWS ユーザードキュメントの詳細な手順に従って、既存の KCL アプリケーションをバージョン 2.0 にアップグレードしてください。HTTP/2 SubscribeToShard API と拡張ファンアウトの詳細については、Amazon Kinesis Data Streams のページをご覧ください。