投稿日: Nov 20, 2018

AWS Auto Scaling は、キャパシティー利用率の追跡によって、Amazon EC2 など AWS のさまざまなサービスのキャパシティー管理を自動化する機能です。今回、AWS Auto Scaling で、トラフィック変動が発生する前に Amazon EC2 のキャパシティーをスケールする予測スケーリングを利用できるようになりました。Auto Scaling の予測スケーリング機能が強化されたことで、キャパシティーをさらに高速、シンプル、正確にプロビジョニングできるようになりました。これはコスト削減とアプリケーション応答性の向上に役立ちます。

予測スケーリングでは、定期的なスパイクなど毎日および毎週の傾向に基づいて今後のトラフィックを予想し、予想される変動に先立って適切な数の EC2 インスタンスをプロビジョニングします。負荷の変動が迫ったときに前もってキャパシティーがプロビジョニングされるため、Auto Scaling の動作はこれまでよりさらに高速になります。予測スケーリングでは、機械学習アルゴリズムによって毎日および毎週の変動パターンが検出され、予想に合わせて自動的に調整されます。Auto Scaling のパラメータを長期的に手動で調整する必要がなく、Auto Scaling の設定や使用がさらにシンプルになります。Auto Scaling の予測スケーリング機能が強化されたことで、お客様に対してキャパシティーをさらに高速、シンプル、正確にプロビジョニングできるようになります。

予測スケーリングは、AWS Auto Scaling コンソール、SDK/CLI の AWS Auto Scaling API、CloudFormation で設定できます。使用を開始するには、AWS Auto Scaling のページに移動し、3 つの簡単なステップでの予測スケーリングといった、Amazon EC2 リソースのスケーリングプランを作成します。この機能が有効になると、お客様は予想されるトラフィックと生成されるスケーリングアクションを数秒以内に可視化できるようになります。

現在、AWS Auto Scaling の予測スケーリングは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シンガポール) で利用できます。予測スケーリングの詳細については、こちらのブログを参照してください。