投稿日: Jan 18, 2019

Amazon Rekognition Video は深層学習に基づいた動画の分析サービスで、物体、人間、テキスト、シーン、アクティビティの識別や、安全でないコンテンツの検出を行えます。物体とシーンの検出はラベル検出とも呼ばれますが、動画内に存在する何千もの日常的な物体とシーンを識別できるほか、各ラベルの出現時のタイムスタンプも識別できます。Amazon Rekognition Video の更新により、多様なユースケースにわたるすべての既存ラベルの精度が大幅に向上しました。さらに、ラベル検出では、動画内の犬、人、自動車といった物体の位置を、各物体の境界ボックスを返すことにより特定できるようになりました。境界ボックスは、動画のフレーム内における物体の具体的な位置を精確に示す一連の座標です。境界ボックスの情報は、物体を数えること (「3 台の自動車」)、動画内の特定のタイムスタンプにおいて、複数の物体間の関係性 (「自動車の隣の人物」) を理解することに使用できます。最後に、Amazon Rekognition Video では、検出された各ラベルの親ラベルを階層リストで返せるようになりました。たとえば、「犬」というラベルには「哺乳類」、「イヌ科」、「動物」という親が存在します。このメタデータにより、親子関係にあるラベルをグループ化できるため、カテゴリー化を改善して、組織内での分類に対してより簡単なマッピングを促進できます。開始するのに機械学習の経験は必要ありません。

境界ボックス、階層化メタデータ、精度が向上したラベル検出は、Amazon Rekognition Video が提供されているすべてのリージョンで本日から利用できます (AWS GovCloud (米国) を除く)。Amazon Rekognition コンソールから今すぐ開始できます。詳細は開発者ガイドを参照してください。Amazon Rekognititon は、画像に関するこれらの機能はすでにサポートしています。

  • この 10 分間のチュートリアルをお試しいただくと、Amazon Rekognition Video を利用した動画の分析法および豊富なメタデータの抽出法をご理解いただけます。