投稿日: Feb 26, 2019

RISC-V サポートが FreeRTOS カーネルで利用可能になりました。これは、無料のオープンな拡張可能 RISC-V 命令セットアーキテクチャ (ISA) を使用するマイクロコントローラ用に公式にサポートされた FreeRTOS カーネル上で、組み込み開発者が IoT アプリケーションを作成することを可能にする機能です。

これにより、FreeRTOS カーネルでサポートされているあらゆるデバイスやアーキテクチャに移植可能なアプリケーションを柔軟に作成できます。FreeRTOS カーネルでの RISC-V サポートはベース ISA を使用するすべての RISC-V マイクロコントローラで利用可能で、SiFive の HiFive ボード向けの OpenISA の VEGAboardQEMU エミュレータ、および Microchip M2GL025 Creative Board 向けの Antmicro の Renode エミュレータに事前設定された例があります。

ご利用を開始するには、上記の事前設定された例を使用し、freertos.org で API ドキュメントを参照して RISC-V 用の FreeRTOS カーネルポートを SourceForge で ダウンロードしてください。

FreeRTOS は、電力消費の少ない小型デバイス用の事実上のリアルタイムオペレーティングシステムです。FreeRTOS カーネルは 2017 年から続く MIT ライセンスの AWS オープンソースプロジェクトです。詳細については、freertos.org をご覧ください。

Amazon FreeRTOS は、FreeRTOS カーネルをベースに設計されています。また、電力消費量の少ない小型デバイスを AWS IoT Core などの AWS クラウドサービスや、AWS IoT Greengrass を実行している高性能なエッジデバイスにセキュアで簡単に接続できるソフトウェアライブラリを取り入れて拡張しています。詳細はこちらをご覧ください。