投稿日: May 14, 2019
AWS Migration Hub を使用して、AWS でのオンプレミスワークロードの実行向けの、適切なサイズの EC2 インスタンスを生成できるようになりました。
Migration Hub を使用すると、1 か所で既存のサーバーを検出し、移行を計画し、各アプリケーションの移行ステータスを追跡できます。この新機能は、オンプレミスワークロードの実行に必要な最も安価な EC2 インスタンスを推奨するため、サーバーの仕様、CPU、メモリ使用率など、各オンプレミスサーバーから収集されたデータを分析します。AWS 購入オプション、AWS リージョン、EC2 インスタンスタイプを除外したり、CPU/RAM 使用率のメトリクス (平均、ピーク、パーセンタイル) の設定を指定したりすることによって、推奨を微調整することもできます。EC2 インスタンスの推奨機能により、コストの予測や移行の計画に向けた適切なサイズの EC2 インスタンスを計算するのに必要な手作業が排除されます。これによって移行プロセスが簡素化されます。
使用を開始するには、オンプレミスサーバーの詳細が Migration Hub で利用可能であることを確認する必要があります。これを行うには、コンテンツ管理データベース (CMDB) などのソースから既存のサーバーインベントリ情報をインポートするか、AWS Application Discovery Service を使用して環境から直接データを収集します。その後、適切なサイズの EC2 インスタンスの推奨事項を、関連するインスタンスの価格とともに Migration Hub からエクスポートできます。
コンピューティングリソースの適正化は、総所有コスト (TCO) を理解するための 1 つの側面です。予測される EC2 コストを理解したい場合は、Migration Hub の EC2 インスタンス推奨機能を使用してください。また、アマゾン ウェブ サービスの TSO Logic を使用して、Microsoft ライセンスやストレージコストの最適化などといったより詳細な評価も提供しています。詳細な評価については、AWS 日本担当チームまたは AWS パートナーにお問い合わせください。
AWS Migration Hub および EC2 インスタンスの推奨機能についての詳細は、こちらをご覧になるか、ドキュメントをお読みください。