投稿日: Jun 12, 2019

Amazon QuickSight のダッシュボード内で複数のシートが使用できるようになりました。複数のシートにより、ダッシュボード内で情報を適切に整理できるようになります。特定のサブジェクト領域やトピックに関連するビジュアルを別々のシートに整理し、タブ名ではっきりと識別できます。そのため、閲覧する際には単一のダッシュボードを開くのみでトピックに関連するすべてのインサイトを包括的に確認できます。詳細については、こちらを参照してください。 

さらに、QuickSight で 2 つの新しいビジュアルタイプが発表されました。ゲージグラフとドーナツグラフです。ゲージグラフは、特定の基準内の単一の値を表示する場合に役立ちます。また、主要なメトリクスのパフォーマンスを目標と対比して示すのに最適です。ドーナツグラフは、全体に対する比率や割合を表示する場合に役立ちます。ドーナツグラフは円グラフと似ていますが、内部に集計メジャーが表示されるという違いがあります。 

また、データセットに標準偏差や標準差異を適用して、データからさらなる統計的なインサイト引き出すことができるようになりました。加えて、SPICE データセットの文字列で条件関数 (例: ifelse) を使用することもできます。Datediff 計算の機能強化により、2 つの日付フィールド間の差を、年、四半期、月、週、日、時間、分、秒といった詳細度で計算できるようになりました。詳細については、こちらを参照してください

ほかの機能強化として、グラフ内で軸ラベルの角度を変えてラベルを見やすくすることや、同一シート内または同一分析内の他のシートとの間でビジュアルを複製することができるようになりました。また、ユーザーにダッシュボードを公開する前にテーブル列を非表示にすることができます。さらにカスタム URL の機能強化により、URL を開く場合、閲覧中の QuickSight のブラウザタブを上書きする、新しいタブで読み込む、まったく新しいブラウザウィンドウで開くといった方法を選択できるようになりました。すべての新機能についてはこちらを参照してください。 

これらのすべての機能は、米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シンガポール、シドニー、東京) のすべての QuickSight リージョンにおいて、Enterprise Edition と Standard Edition で利用可能です。