投稿日: Apr 3, 2020

AWS RoboMaker は、ロボティクスのシミュレーションを、クラウド規模で簡単に実行できるサービスです。今後このサービスにおいて、シミュレーション単位の制限が設定可能になり、ロボティクスアプリケーションのテストにかるコストを調整しやすくなります。AWS RoboMaker でのシミュレーションは、そのシミュレーションジョブを実行するのに要した時間の分だけ料金をお支払いいただくものです。その際に課金される時間料金は、シミュレーションジョブの実行に必要なシミュレーション単位 (SU) の数に基づいて決まります。今後、この単位数の制限が可能になりました。

単一の SU には、vCPU が 1 つと 2 GB のメモリが備わっています。シミュレーションジョブを実行するために必要となる SU の数は、vCPU とメモリ間のリソースの最大要件によって決定されます。今回リリースした新機能を使うと、お客様はシミュレーションジョブが使用可能な最大の SU 数を設定できるようになります。これにより、シミュレーションで発生するコストに対し、簡単に制限をかけられるようになります。課金はシミュレーションジョブが消費した SU 数によるので、上限値が設定できます。SU 数の制限設定の詳細については、RoboMaker のドキュメントをご参照ください。

AWS RoboMaker は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シンガポール) の各リージョンで利用いただけます。使用の開始には、RoboMaker のウェブページを開くか、RoboMaker コンソールでサンプルのシミュレーションジョブを実行してください。