投稿日: May 14, 2020

Amazon Forecast は、事前の機械学習 (ML) の使用経験が不要で、ML を使用して正確な予測を生成する、マネージド型サービスです。Amazon Forecast は、製品需要予測、在庫計画、労働力やリソースに関する計画、エネルギー需要予測、クラウドインフラストラクチャ使用量の予測など、さまざまなユースケースにご活用いただけます。 

本日、履歴期間と予測期間の両方を対象とする関連する時系列データセットの欠損値の自動入力サポートが開始されたことをお知らせいたします。Amazon Forecast では、関連する時系列に、プロモーション、価格、天気などのデータが含まれています。これらのデータは、ターゲット値 (製品の需要など) との相関で、予測精度を向上させることができます。これまで、Amazon Forecast のお客様は、関連する時系列データを欠損値のない状態で提供することが期待されていました。しかしながら、これは往々にして困難なことがあります (例えば、履歴期間と予測期間全体にわたる製品の価格データの提供)。新機能により、特定のユースケースに応じて、関連する時系列データセットに対し、いくつかの欠損値オプション (例えば、中央値、最小値、最大値、平均値など) を使用できるようになりました。また、ターゲット時系列データセットの既存の欠損値入力オプション (「0」と「NaN」以外) のサポートも拡充しています。CreatePredictor API の FeaturizationConfig を利用して、この新機能を利用することができます。詳細については、こちらの Amazon Forecast 開発者ドキュメントをご覧ください。

今回の拡大された欠損値の機能は、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、ヨーロッパ (アイルランド、フランクフルト)、およびアジアパシフィック (東京、シンガポール、ソウル、シドニー、ムンバイ) で利用可能です。