投稿日: May 21, 2020

Amazon Virtual Private Cloud (VPC) で、独自 IP の持ち込み (BYOIP) を使用した独自 IPv6 アドレスの持ち込みが利用できるようになりました。パブリック接続のためにインターネット上で独自の IPv6 アドレスをアドバタイズしたり、Direct Connect 経由でアドバタイズしてオンプレミスのネットワークにのみプライベート接続するために使用したりできます。BYOIP 経由で持ち込む IPv6 アドレスは、Amazon の提供する IPv6 アドレスと同様に機能します。たとえば、これらの IPv6 アドレスを VPC 内のサブネット、Elastic Network Interface (ENI)、および EC2 インスタンスに関連付けることができます。

多くの企業ではコンプライアンスと法令上の理由から独自の IPv6 アドレスを用いることが求められます。このリリースにより、こうしたお客様が AWS 内において、最小限の断絶で独自の IPv6 アプリケーションを作成できるようになります。さらに、パートナーや顧客がファイアウォールでホワイトリスト登録するような信頼できる IPv6 アドレスを使用しているアプリケーションは、パートナーや顧客にホワイトリストを変更させることなくオンプレミスから AWS に移行できます。

BYOIPv6 機能に追加料金は発生しません。この機能は現在、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シンガポール)、および南米 (サンパウロ)、欧州 (ダブリン)、欧州 (ロンドン)、欧州 (フランクフルト)、 カナダ (中部) の AWS リージョンでご利用いただけます。この機能の詳細については、BYOIP のドキュメントを参照してください。