投稿日: Jul 21, 2020

AWS X-Ray .NET Auto-Instrumentation Agent がベータ版で利用可能になりました。これにより、.NET や .NET Core で記述された既存のアプリケーションを修正する必要なく、トレースデータの収集が行えるようになります。

今回リリースされた自動インストルメンテーションエージェントを使用すれば、インターネットインフォメーションサービス(IIS)をターゲットとする .NET アプリケーションや .NET Core アプリケーションを追跡することができます。最低限の設定変更だけで、既存のアプリケーションのコードを変更する必要はありません。この .NET 自動インストルメンテーションエージェントでは、Entity Framework、Entity Framework Core、および .NET Core アプリケーション用 SqlClient のトレースをサポートしています。

ここで得られるトレースデータにより、たとえば、マイクロサービスアーキテクチャを使用して構築した .NET や .NET Core の分散アプリケーションなどの、分析やデバッグが行えます。基盤となるサービスの実行状況を的確に把握することで、パフォーマンスの問題やエラーの根本原因を特定しトラブルシューティングを行えます。 

自動インストルメンテーションエージェントは、AWS X-Ray .NET Auto-Instrumentation Agent の GitHub レポジトリで入手できます。また、ブログ記事「A new, more simplified setup for X-Ray tracing of .NET applications(よりシンプルなセットアップが可能になった、新しい X-Ray による .NET アプリケーションのトレーシング)」では、新たに加わった機能と使用開始方法についての解説をお読みいただけます。