投稿日: May 24, 2021

AWS Compute Optimizer はワークロードに最適な AWS リソースを推奨し、機械学習を使って過去の使用率メトリクスを分析することで、コストを削減し、パフォーマンスを向上するサービスです。本日、Compute Optimizer では、EC2 インスタンスタイプの推奨事項の機能がいくつか更新されました。これらの更新を通じて、Compute Optimizer は、奨励事項の品質が改善され、サポートする EC2 インスタンスタイプの種類が 2 倍になり、奨励事項に関するより深い洞察を提供し、奨励事項を適用するために必要な OS の設定変更を特定する方法をお客様に提供できるようになりました。

推奨事項の品質改善:Compute Optimizerが EC2 インスタンスタイプの推奨事項を生成するときに、1 秒あたりのネットワークパケット、ローカルストレージのスループット、およびローカルストレージの IOPS を考慮するようになりました。お客様は Compute Optimizer の推奨事項を活用して、ネットワーク I/O またはローカルストレージ I/O でオーバープロビジョニングまたはアンダープロビジョニングされているリソースを識別し、これらのリソースを最適化できるようになりました。

奨励範囲の改善:Compute Optimizer は、さらに 153 種類の EC2インスタンスタイプをサポートするようになりました。新たにサポートされるインスタンスタイプには、ストレージ最適化インスタンス(I3、I3en、D2、D3、D3en、H1)、最大 100 Gbps のネットワーク帯域幅を持つインスタンス(C5n、M5n、R5n、M5dn、R5dn、M5zn)、高周波インスタンス(z1d)、および Graviton2 インスタンス(C6g、M6g、R6g、C6gd、M6gd、R6gd、C6gn)が含まれます。

推奨事項に関する洞察:Compute Optimizer は、プロビジョニングが過剰または不足しているリソースのディメンションを特定することにより、推奨事項に関するより深い洞察を提供できるようになりました。これにより、お客様はどのコンピューティングリソースが推奨事項を実行しているかを理解できます。サポートされているリソースのディメンションには、CPU、メモリ、ネットワーク帯域幅、1 秒あたりのネットワークパケット、ローカルストレージ IOPS、ローカルストレージスループット、EBS スループット、および EBS IOPS が含まれます。詳細については、ドキュメントを参照してください。

プラットフォームの違いに関する情報: Compute Optimizer が現在の EC2 インスタンスタイプと推奨される EC2 インスタンスタイプのプラットフォームの違いを説明するようになりました。これにより、お客様は、現在のインスタンスタイプから推奨されるインスタンスタイプに移行するときに必要となりうる設定変更(ネットワークドライバー、NVMe ドライバーなど)を簡単に特定できます。プラットフォームの違いに関する情報と推奨される設定変更の詳細については、ドキュメントを参照してください。

これらの機能は、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、および南米 (サンパウロ) の各 AWS リージョンで利用でき、追加料金はかかりません。お客様は、Cost Explorer Rightsizing の推奨事項を介してこれらの推奨事項を利用することもできます。Compute Optimizer の詳細については、製品ページをご覧ください。AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、または AWS SDK から AWS Compute Optimizer の使用を開始できます。詳細については、ここをクリックしてください