投稿日: Jul 8, 2021

本日、AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT) は、Amazon CloudWatch Container Insights (プレビュー) の Amazon Elastic Cloud Compute (EC2) で実行される Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) メトリクスのサポートを追加しました。これにより、お客様は、Amazon CloudWatch の他のメトリクスとともに、コンテナメトリクスを簡単に収集して分析できます。今回のリリースでは、ADOT Collector を使用して、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークステータスなどのインフラストラクチャメトリクスを EC2 で実行されている Amazon EKS および Kubernetes クラスターから収集します。これにより、Amazon CloudWatch エージェントと同じエクスペリエンスが提供されます。AWS Distro for OpenTelemetry コレクターを使用して、Amazon EKS および Amazon Elastic Container Service (ECS) で実行されているクラスターの AWS App Mesh、NGINX、Memcached、Java/JMX、および HAProxy から Prometheus ワークロードメトリクスを収集し、分析とトリアージのために Amazon CloudWatch の構築済みダッシュボードを使用できます。さらに、CloudWatch に送信されるメトリクスとディメンションを設定およびカスタマイズできるため、Container Insights によって生成されるデータの量とコストを削減できます。

ADOT は、OpenTelemetry プロジェクトの安全で本番環境に対応した AWS サポートのディストリビューションです。Cloud Native Computing Foundation の一部である OpenTelemetry は、アプリケーションモニタリング用の分散トレースとメトリクスを収集するためのオープンソース API、ライブラリ、およびエージェントを提供します。ADOT を使用すると、アプリケーションを 1 回だけインストルメント化して、相関するメトリクスとトレースを複数のモニタリングソリューションに送信できます。自動インストルメンテーションエージェントを使用して、コードを変更せずにトレースを収集できます。ADOT は、AWS リソースとマネージドサービスからメタデータも収集するため、アプリケーションのパフォーマンスデータを基盤となるインフラストラクチャデータと相関させて、問題解決までの平均時間を短縮できます。また、ADOT を使用して、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)、AWS Lambda、Amazon Elastic Container Service (ECS)、Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)、AWS Fargate、およびオンプレミスで実行されているアプリケーションをインストルメント化することもできます

AWS CloudFormation テンプレート、AWS Command Line Interface (CLI)、または kubectl コマンドを使用して、デーモンセットまたはサービスとして、および Amazon ECS でサイドカーまたはサービスとして、Amazon EKS 用の最新バージョンの ADOT を設定およびデプロイできます。

ドキュメントにアクセスして、この機能の詳細を確認し、CloudWatch Container Insights で ADOT の使用を開始してください。AWS Distro for OpenTelemetry の詳細については、デベロッパーポータルにアクセスし、最新リリースをダウンロードしてください。