投稿日: Jan 25, 2022

Amazon EFS Replication により、ファイルシステムのコピーを、同じ AWS リージョンや二次的なリージョンで最新に保つための、簡単な手段が提供されます。Amazon EFS Replication を使用するお客様は、ファイルデータのレプリケーションを数クリックで行えるようになります。データ変更のモニタリングや同期のための、追加インフラストラクチャーやカスタムプロセスを、手動でプロビジョニングする必要はありません。Amazon EFS Replication は、目標復旧時点 (RPO) と目標復旧時間 (RTO) に分単位で対応するように設計されているため、事業の継続性に加えて、コンプライアンス上の要件を達成することも可能にします。

Amazon EFS は、AWS のサービスとオンプレミスリソースで使用するための、シンプルかつサーバーレスで、設定後は意識せずに使用できる、伸縮自在なファイルシステムを提供します。このサービスでは、データを保存するストレージクラスを選択可能です。その 1 つは標準ストレージクラスで、データを単一の AWS リージョン内にある最低でも 3 つの (互いに数マイル離れた) アベイラビリティーゾーン (AZ) に保存し、高い可用性ならびに耐障害性を実現します。またもう 1 つは One Zone ストレージクラスで、こちらではデータは単一の AZ 内に保存されます。 

Amazon EFS は、99.999999999% (11 桁の 9) の耐障害性と高可用性を実現するように設計されています。しかしながら、規制対象の業界に属する組織は、多くの場合、元のデータから数百マイル離れた場所に二次データのコピーを保存することを義務付けるコンプライアンス要件の対象となります。Amazon EFS Replication を使用するお客様は、選択したリージョンもしくは AZ で、 Amazon EFS ファイルシステムのコピーを自動的に維持することができます。既存ファイルシステムでのレプリケーションは、Amazon EFS コンソール、AWS CLI、もしくは API を使用して有効化します。

Amazon EFS Replication は、AWS の米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (大阪)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、南米 (サンパウロ) 、および AWS GovCloud (米国) の 各リージョンでご利用いただけます。詳細については、AWS ニュースブログ、および EFS ドキュメントをお読みください。使用開始にあたっての、既存ファイルにおけるレプリケーションの設定は、Amazon EFS コンソール からのほんの数クリックで完了します。