投稿日: Jan 31, 2022

AWS Step Functions Local は、ワークフローをベースにしたステートマシンを、ローカルにデバッグおよびテストするためのランタイムです。今回このサービスで、サービス統合の模擬状態の生成がサポートされました。お客様は、ダウンストリームのサービスを呼び出すことなく、ステートマシンを実行することができます。

AWS Step Functions は、200 種類を超える AWS のサービスから 9,000 種類を超える API アクションを編成することができる、ビジュアルなワークフローサービスです。Step Functions のダウンロード版である Step Functions Local では、ユーザーが開発環境から移動する必要なく、ステートマシンの実行、デバッグ、およびテストを行うことができます。今後、Step Functions Local をご利用になるお客様は、サービス統合からのレスポンスを模擬的に作り出すことが可能になり、ステートマシンを構築する際の、作業時間の短縮や開発労力の削減が見込めます。

現在、Step Functions Local では、Step Functions に最適化されたサービス統合に加え、AWS SDK でサポートされる 200 種類を超える AWS のサービスすべてに対応しています。お客様は、ステートマシン内の判断ロジック、エラー処理、データ変換を模擬的にテストするか、サービスを呼び出してテストするかを選択できます。また、エラー処理 (リトライやステートメントの受信など) のロジックをテストする目的で、ステートごとに複数の模擬的状態を作成することも可能です。

Step Functions Local を使用開始するには、Docker イメージもしくは JAVA の .jar 形式の実行可能ファイルのいずれかにより、ランタイムをダウンロードします。Step Functions Local はリージョンに依存しませんが、ローカルホスト上でのセットアップに AWS CLI が必要となります。Step Functions Local による模擬テストの詳細については、リリースブログおよびデベロッパーガイドを参照してください。