投稿日: Feb 23, 2022

本日、AWS Transfer Family は、マネージドワークフロー機能の強化を発表しました。これにより、ファイルの移動や名前の変更、アーカイブ用のソースファイルの保持、ユーザー固有のフォルダへのファイルの動的ルーティング、AWS CloudFormation および AWS CloudWatch メトリクスを使用したワークフローのデプロイとモニタリングなど、ファイル処理手順の自動化にかかる時間をさらに削減できます。

本日より、最初にアップロードされたファイルまたは以前のワークフローステップからの出力ファイルのいずれかを処理するようにワークフローステップを設定できるようになりました。これにより、数回クリックするだけでファイルの移動と名前の変更をより簡単に自動化できます。これで、ファイルの複数のコピーを作成し、レコードを保持するために元のソースファイルをアーカイブできます。例えば、受信ファイルにマルウェアが含まれていないかどうかを確認するためにスキャンし、スキャン結果に基づいてファイルを別の場所に移動し、元のファイルをアーカイブ用に保持する単一のワークフローを設定できます。

ワークフローのコピー手順でユーザーネームを変数として利用できるようになりました。これにより、Amazon S3 のユーザー固有のフォルダにファイルを動的にルーティングできます。これは、ファイルをコピーするときに宛先フォルダの場所をハードコーディングする必要性を排除し、Amazon S3 でのユーザー固有のフォルダの作成が自動化するため、ファイルオートメーションワークフローをスケールすることを可能にします。 

さらに、AWS CloudFormation を使用して、複数のリージョンとアカウントにわたって標準化された反復可能な方法でマネージドワークフローを事前設定およびデプロイできるようになりました。ワークフローの実行をより良く把握できるよう、既存の AWS CloudWatch ログ記録に加えて、実行の総数、成功した実行、失敗した実行などの AWS CloudWatch メトリクスにアクセスできるようになりました。

これらの新しい機能のサポートは、AWS Transfer Family が利用可能なすべての AWS リージョンでご利用いただけます。これらの新機能の詳細を確認し、ご利用の AWS アカウントで使用を開始するには、マネージドワークフローのドキュメントにアクセスするか、このブログ記事をお読みください。