投稿日: Apr 7, 2022

AWS から、AWS AppConfigAtlassian Marketplace の Jira との統合を発表します。この統合は、AWS AppConfig からの機能フラグを、Atlassian の Jira で個別の問題として追跡することを可能にするため、チームはそのソフトウェアの新機能のリリースを簡単に追跡することができます。AWS AppConfig は AWS Systems Manager の機能です。この統合は、米国ラスベガスでの Atlassian Team 2022 カンファレンスで発表されています。 

機能のフラグ付けは、エンジニアがより安全な方法で更新をリリースできるようにする強力なソフトウェア手法です。機能は本番環境にプッシュされますが、機能フラグの後ろに隠されており、設定データとして保存されます。ユーザーは、機能フラグが「オン」に切り替えられるまではこの機能にアクセスできません。 機能をリリースするチームの準備が整ったら、最初は小規模のユーザーグループに機能をリリースして、そのコホートのみに関する運用上の影響を測定することができます。運用メトリクスが良好ならば、より多くのユーザーに対してフラグをオンに切り替えて、すべてのユーザーが新機能を使用できるようになるまで徐々にリリースしていきます。AWS AppConfig 機能フラグには、フラグの制限や、フラグの内容がデプロイされる前にその正確性をチェックできるようにするバリデータなどの追加のセーフティガードレールも搭載されています。その他のセーフティガードレールには、指定された CloudWatch アラームがトリガーされた場合にフラグを自動的にロールバックする機能が含まれます。 

この統合により、お客様は、Jira で各機能フラグが個別の問題として追跡されるように AWS AppConfig と Jira を設定できます。機能フラグへのあらゆる更新が Jira で追跡されるようになります。これは、チームが Jira を使用して、新しい機能の問題と、そのリリースに要するタスクのすべてを可視化することを可能にし、これには多くの場合に最後のステップとなる、機能フラグのオンへの切り替えと、顧客へのロールアウトが含まれます。

この新しい機能性は、AWS GovCloud (米国) リージョンと AWS 中国リージョンを除くすべての AWS リージョンで AWS AppConfig と Jira のユーザーにご利用いただけ、追加のコストはかかりません。この統合のセットアップ方法に関する情報は、AWS ドキュメントAtlassian Marketplace に記載されています。

AWS AppConfig 機能フラグの使用に関する詳細については、こちらのブログ記事をお読みください。