投稿日: Apr 20, 2022

AWS Security Hub が、リージョン間のセキュリティスコアとコンプライアンスステータスのサポートを開始し、すべてのアカウントとリージョンにわたるセキュリティ体制のより完全な表示が可能になりました。昨年、Security Hub は、調査結果に関するリージョン間集計のサポートを追加しました。このリリースにより、Security Hub の機能が拡張され、集約リージョンを設定している場合は、リージョン間のセキュリティスコアコンプライアンスステータスもサポートされるようになりました。集約リージョン内の各コントロールのそれぞれの標準およびコンプライアンスステータスのセキュリティスコアは、リンクされたリージョン全体での複合ビューを反映します。管理者アカウントと集約リージョンのセキュリティスコアとコンプライアンスステータスは、すべてのアカウントとリージョンの複合ビューを反映します。

リージョン間のセキュリティスコアとコンプライアンスステータスを表示できるようにするには、IAM ポリシーに以下の許可を追加する必要があります。

  • ListSecurityControlDefinitions
  • BatchGetStandardsControlAssociations
  • BatchUpdateStandardsControlAssociations

詳細については、こちらのリージョン間に関するドキュメントにアクセスし、リージョン間でのベストプラクティスに関するこのブログを確認してください。

Security Hub はグローバルに利用可能であり、AWS アカウント全体のセキュリティ体制の全体像を把握できるように設計されています。Security Hub により、複数の AWS のサービス (Amazon GuardDuty、Amazon Inspector、Amazon Macie、AWS Firewall Manager、AWS Systems Manager Patch Manager、AWS Config、AWS Health、AWS IAM Access Analyzer など) および 60 を超える AWS パートナーネットワーク (APN) ソリューションにおけるセキュリティアラートと検出結果を一元的に集約、整理、および優先順位付けできるようになりました。また、AWS Foundational Security Best Practices、CIS AWS Foundations Benchmark、Payment Card Industry Data Security Standard (PCI DSS) などの標準に基づいた自動セキュリティチェックを使用して、環境を継続的にモニタリングすることもできます。さらに、Amazon Detective または AWS Systems Manager OpsCenter で検出結果を調査するか、AWS Audit Manager または AWS Chatbot に送信することで、これらの検出結果に対してアクションを実行できます。また、Amazon EventBridge ルールを使用して、チケット発行、チャット、セキュリティ情報およびイベント管理 (SIEM)、応答および修復ワークフロー、ならびにインシデント管理ツールに検出結果を送信することもできます。

AWS マネジメントコンソールを使用すると、ワンクリックで Security Hub の 30 日間の無料トライアルを開始できます。Security Hub の機能の詳細については、Security Hub のドキュメントを参照してください。また、30 日間の無料トライアルを開始するには、Security Hub の「無料トライアルのページ」を参照してください。