投稿日: Aug 17, 2022

Amazon Rekognition カスタムラベルは、自動機械学習 (AutoML) サービスです。カスタムのコンピュータビジョンモデルを構築して、ビジネスに固有のイメージ内のオブジェクトを分類し、識別することができます。カスタムラベルを使用するのに、コンピュータビジョンの専門知識や予備知識は必要ありません。

本日より、トレーニング済みのカスタムラベルモデルを、ある AWS アカウントから同じリージョン内の別の AWS アカウントにコピーできるようになります。この新しい機能を利用すれば、元のトレーニング/テストデータセットをコピーしてモデルを再トレーニングしなくても、開発、品質保証、統合、本番などのさまざまな環境でカスタムラベルモデルを簡単に移動できます。カスタムラベルモデルは、10 分以内にアカウント間でコピーできます。

AWS パートナーおよびカスタマーはソフトウェア開発段階 (構築、テスト、ステージ、デプロイなど) やビジネス機能 (データサイエンス、エンジニアリングなど) に基づいて、複数の AWS アカウントをプロビジョニングして使用することがよくあります。以前は、カスタムラベルモデルはトレーニングを行った AWS アカウントでのみ使用できました。つまり、開発環境でモデルを開発し、それを本番環境にデプロイしようとすれば、トレーニングデータセットを各 AWS アカウントにコピーし、モデルをゼロからトレーニングする必要がありました。これは時間のかかるプロセスであり、本番環境へのモデルのデプロイが遅くなっていました。

この新しい機能を使用すると、AWS パートナーは開発 AWS アカウントでモデルを開発・最適化し、最新バージョンのモデルを本番環境のアカウントにコピーすることができます。同様に、グローバルに運用を展開する企業では、開発 AWS アカウントでカスタムラベルモデルを開発・テストすることにより、ML-Ops のベストプラクティスを組み込むことができます。デプロイの準備ができたら本番アカウントに移行でき、モデルを最初から再トレーニングする必要はありません。金融や保険などの規制の厳しい業界のお客様は、機密性の高いトレーニングデータセットを共有することなく、開発、テスト、および本番アカウント全体でモデルを共有できるようになりました。

この機能は、Amazon Rekognition カスタムラベルのすべてのリージョンで追加料金なしで利用できます。Amazon Rekognition カスタムラベルと利用可能なリージョンの詳細については、ドキュメントリージョン表をご覧ください。今すぐ Amazon Rekognition カスタムラベルコンソールを始めましょう。