投稿日: Aug 4, 2022

AWS Lambda では、月間の Lambda 関数の実行時間、すなわち GB 秒の使用に段階的な価格設定を提供するようになりました。今回、追加された 2 つの段階的な価格設定では、月間のオンデマンド関数実行時間の総料金に対して割引が適用されます。段階的な価格設定は 2022 年 8 月 1 日に始まる月額請求サイクルから有効になります。

Lambda 関数の実行時間の月額使用料は、x86 および AWS Graviton で稼働する Arm で実行する関数に対して最大 20% 削減できます。段階的な価格設定は各リージョンで、x86 と Arm での関数のそれぞれの実行時間に適用されます。米国東部 (オハイオ) リージョンで x86 Lambda 関数を実行している場合、そのリージョンでの支払いは、月間 60 億 GB 秒までは 1 GB 秒ごとに 0.0000166667 USD、それを超えて月間 90 億 GB 秒までは 1 GB 秒ごとに 0.0000150000 USD、さらに月間 150 億 GB 秒を超えると 1 GB 秒ごとに 0.0000133334 USD になります。Pricing for Requests、Provisioned Concurrency、Provisioned Concurrency Duration の料金は変わりません。段階的な価格設定は毎月の請求に対して自動的に適用されます。ユーザーによる対応は不要で、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、AWS SDK への変更はありません。Lambda 関数に Compute Savings Plans を利用している場合、時間単位の Savings Plan の契約でカバーされる使用量は、該当する CSP レートと割引に基づいて課金されます。この契約でカバーされていない残りの使用量は、関数の月間の合計実行時間に基づいて、該当する階層に対応したレートで課金されます。

階層化料金は、AWS Lambda が利用可能なすべての商用および AWS GovCloud (米国) リージョンで適用されます (中国リージョンを除く)。詳細については、AWS Lambda 料金ページをご覧ください。

2022 年 9 月 30 日 - 階層化料金と Compute Savings Plan の関係を明確にするための更新を追加