投稿日: Oct 13, 2022

AWS Gateway Load Balancer のフロー処理動作を定義する新オプションがリリースされました。このオプションを利用すると、ターゲットが失敗または登録解除となった場合に、既存のフローを正常なターゲットに再分散できます。これにより、ターゲットが異常になったときのフェイルオーバーの時間を減らせるうえ、メンテナンス期間中に落ち着いてアプライアンスを修正またはアップグレードすることもできます。

本オプションは既存の ELB API/コンソールで使用できます。新しい属性を定義してフロー処理動作を指定することが可能です。使用方法についてはドキュメントを参照してください。本オプションはフロー動作を変更するため、お客様はその有効化が可用性に与える影響を評価し、サードパーティーアプライアンスのプロバイダーのドキュメントを確認する必要があります。

AWS アプライアンスパートナーは次のアクションの実行を検討してください。(a) アプライアンスがフローを途中で (つまり TCP SYN を受け取らずに) 受信し始めるため、既存のフローを正常なターゲットに再分散することがアプライアンスに影響を与えないかどうかを検証する必要があります。(b) 今回の新オプションがアプライアンスにどう影響するのかについてのパブリックドキュメントを更新してください。(c) 今回の新オプションを利用してアプライアンスのステートフルなフロー処理を改善できます。

AWS Gateway Load Balancer の使用を開始するには、製品ページとサービスドキュメントを参照してください。