投稿日: Nov 18, 2022

Amazon Chime SDK は、デベロッパーが、音声、動画、画面のインテリジェントなリアルタイム共有を、ウェブおよびモバイルアプリケーションに追加することを可能にするサービスです。本日より、Amazon Chime SDK で Alexa スキルの呼び出しをご利用いただけるようになりました。この新機能を使うと、カスタムの Alexa スキルから、コンタクトセンター、CRM、電話システムなどの宛先に呼び出しを実行できます。スキルのユーザーは、シンプルな音声コマンドを使って呼び出しを行います。例えば、ユーザーは、スキルを開いて「カスタマーサポートに電話して」といったコマンドを使うと、既存のサポートプロセスに接続できます。 

この新機能を使えば、Alexa デバイスで、既存の顧客エンゲージメントワークフローと完全に一体化した、スムーズな顧客エンゲージメント体験を提供できます。スキルユーザーが呼び出しを実行すると、呼び出しは Amazon Chime SDK の SIP メディアアプリケーションにルーティングされ、そこで SIP、電話番号を介して既存のコンタクトセンターのフローにルーティングされるか、Amazon Chime SDK ミーティングに接続します。ユーザー名、アカウント ID、呼び出した理由などの関連データはスキルのデベロッパーによってコミュニケーションセッションにアタッチされ、対応時間の短縮と顧客満足度のスコア向上につながります。Alexa スキルを介したユーザー呼び出しでは、Amazon Chime SDK の背景雑音とエコーの抑制機能により高品質な音声も利用できます。

スキルのデベロッパーは、呼び出しの目的をスキルに追加し、その後 Alexa Skill Configuration の下で Alexa Calling のオプションを使ってAmazon Chime SDK コンソールの SIP メディアアプリケーションに接続するようにスキルを構成することで、呼び出しを追加できます。その後、SIP メディアアプリケーションで使用されている AWS Lambda 関数内で、希望する宛先に呼び出しをルーティングします。 

詳細については、Amazon Chime SDK デベロッパーガイドを参照してください。