投稿日: Nov 15, 2022

Amazon Redshift の同時実行スケーリングは、事実上無制限の数の同時ユーザーとクエリをサポートし、BI レポート、ダッシュボード、その他の分析ワークロードの SLA を満たすために、多数のお客様によって利用されています。Amazon Redshift の同時実行スケーリングは、読み取りクエリだけでなく、データの取り込みや処理などのワークロードの一部として実行される一般的な書き込み操作のスケーリングまで広くサポートされるようになりました。同時実行スケーリングによる書き込みワークロードのサポートは、Amazon Redshift RA3 インスタンスタイプで利用できます。

この新機能により、同時実行スケーリングを使用中の客様は、Redshift COPY、INSERT、UPDATE、DELETE などの一般的な書き込み操作を同時実行スケーリングクラスターに自動的にスケーリングできます。書き込みワークロードのサポートは、設定済みの使用制御およびワークロード管理キュー設定とシームレスに連携します。キューに対して同時実行スケーリングが有効になっている場合、メインの Amazon Redshift クラスターでリソースが解放されるのを待たなくても、適切な書き込みクエリが同時実行スケーリングクラスターに送信されます。メインの Amazon Redshift クラスターを 24 時間使用するごとに同時実行スケーリングで発生する時間単位のクレジットを利用して、書き込みクエリのスケーリングに対応することもできます。保有している無料使用クレジットを超えて使用した場合は、Amazon Redshift クラスターのオンデマンド料金に基づき、設定されたコスト管理に従って、秒単位で請求されます。 

書き込みワークロードの同時実行スケーリングのサポートは、RA3 インスタンスタイプと同時実行スケーリングがサポートされているすべての Amazon Redshift リージョンで一般提供されています。同時実行スケーリングの詳細については、Amazon Redshift Cluster デベロッパーガイドドキュメントを参照してください。