投稿日: Nov 28, 2022

Amazon Route 53 Application Recovery Controller でゾーンシフトがサポートされ、AWS アベイラビリティーゾーン (AZ) におけるアプリケーション障害から迅速に復旧できるようになりました。本日より、Application Load Balancer と Network Load Balancer のサポートにより、マルチ AZ のリソースに対する単一のアクションで、特定の AZ を使用しないようにアプリケーショントラフィックをシフトできるようになりました。これは、AZ 内の異常なアプリケーションを迅速に復旧し、電源喪失やハードウェアまたはソフトウェアの障害などのイベントを原因とするアプリケーションへの影響の期間と深刻度を低減するのに役立ちます。

ゾーンシフトを開始するには、Amazon Route 53 Application Recovery Controller コンソールに移動して、AWS リージョンで AWS アカウント内のロードバランサーのゾーンシフトを開始します。また、AWS SDK を使用してゾーンシフトを開始し、アプリケーショントラフィックをプログラムで AZ から外部に転送し、影響を受ける AZ が健全な状態になってから戻すこともできます。ゾーンシフトは、クロスゾーンの設定が無効になっている Application Load Balancer および Network Load Balancer で利用できます。 

ゾーンシフトは追加料金なしで使用できます。現在、ゾーンシフトは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シドニー)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ストックホルム)、アジアパシフィック (ジャカルタ) でご利用いただけます。開始するには、リリースについてのブログを読むか、Amazon Route 53 Application Recovery Controller のページにアクセスするか、ドキュメントをお読みください。