投稿日: Nov 17, 2022

AWS AppSync は、アプリケーションをデータと接続するスケーラブルな API の構築を簡単にする、マネージド型サービスです。API のデベロッパーは JavaScript を使用して AppSync GraphQL と Pub/Sub API をデータに接続するビジネスロジックを定義できます。また、新しい 2 つのライブラリとサービス API コマンドを活用してローカルでの開発とテストを簡素化できます。

AppSync では、デベロッパーはパイプラインリゾルバーに含まれる関数を記述して、GraphQL スキーマで定義されるタイプ、フィールド、オペレーションをデータソースに接続します。今回、パイプラインリゾルバーおよび関数を作成する際、デベロッパーは JavaScript または Velocity Template Language (VTL) でデータアクセスのビジネスロジックを定義できるようになりました。また、JavaScript で作成された関数と VTL で作成された関数を 1 つのパイプラインリゾルバー内で混在させることができます。

リゾルバーのローカル開発を簡素化するため、AppSync は新しい NPM ライブラリも 2 つリリースしています。開発中に問題をすばやく検出して修正するための @aws-appsync/eslint-plugin と、コードエディタで型検証やオートコンプリートを行うための @aws-appsync/utils です。また、コードのテストおよびデバッグを簡単に行うために、AppSync は新しい API コマンド (AWS CLI または AWS SDK から呼び出し可能) である EvaluateCode をリリースしており、デベロッパーはローカル環境からリゾルバーと関数コードのユニットテストを行えます。

JavaScript のサポートおよび EvaluateCode コマンドは、AppSync をサポートしているすべての AWS リージョンでご利用いただけます。新しい eslint および utils のライブラリは NPM でダウンロードできます。詳細については、ブログ記事と AppSync ドキュメントを参照してください。