投稿日: Nov 4, 2022

本日、AWS CloudFormation StackSets のスタックセットオペレーションのスタックインスタンスに関する詳細情報へのアクセスが向上し、DescribeStackSetOperation で、スタックセットオペレーションの失敗したスタックインスタンスの数を取得できるようになりました。さらに、ListStackInstances で、スタックセットオペレーションのスタックインスタンスを、一覧表示およびフィルタリングすることもできます。

お客様は CloudFormation StackSets を使用して、複数の AWS アカウントとリージョンで、スタックのプロビジョニングと管理を 1 回の操作で実行できます。ただし、AWS アカウントのリソースが同じ場合や、アカウントに IAM ロールの依存関係がない場合などは、スタックセットによるアカウントへのスタックインスタンスのプロビジョニングと更新は行われません。お客様は StackSets によるプロビジョニングと更新が行われなかった AWS アカウントを知るために、スタックインスタンスを、ミスが発生した、このような AWS アカウントに再デプロイすることができます。これまで、再デプロイが必要な AWS アカウント数を見積もるには、StackSets オペレーションが完了するまで待つ必要がありました。このローンチにより、スタックセットのデプロイ中にお客様が DescribeStackSetOperation を使用して、失敗したスタックインスタンスの数を取得できるようになりました。また、ListStackInstances の新しいフィルタリングオプション LastOperationID を使用して、指定されたスタックセットオペレーションのスタックインスタンスを一覧表示することもできます。例えば、ListStackInstances のステータス、リージョン、最後のオペレーション ID の各フィルターを組み合わせると、特定のオペレーションに対して失敗したスタックインスタンスで、us-east-1 と eu-west-2 にあるものすべてを一覧表示できます。お客様はこの情報を使用して、スタックインスタンスを、ミスが発生した AWS アカウントに再デプロイすることがします。

これらの機能は、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス、AWS ソフトウェア開発キットで使用できます。また、StackSets が利用できるすべての AWS リージョンで利用可能です。これらの機能の詳細については、CloudFormation StackSets のドキュメントをご覧ください。